夢の新生活【学生編】〜トリプルコラボ完成〜

桜が散り始めた花冷えの朝。久しぶりの早起きに目をこすった。春休み中に夜更かしをし過ぎた。今日から義務教育最後の1年が始まる。通い続けている通学路も何故かいつもと違う景色に見える。ドキドキが止まらない。

学校に近付けば近付く程、胸の高鳴りが止まらない。誰と一緒のクラスになるだろうか。苦手なあの子と一緒にならないだろうか。期待と不安が交互に胸の中を支配する。

校門前で『おはよう』と声を掛けてきた彼は、同じクラスに一度もなったことはないが、何故か仲が良い。『どうした？元気ないな。』『クラス替え不安ぢゃない？』『どーでもいいよ。だって、所詮、先生が決めたクラスだろ。クラス超えて仲良くしたらダメとかないし。』

なんだこの卓越した意見は。少し気が楽になった。その気持ちのまま、クラス発表の張り紙を2人で見に行った。自分の名前を目で追いながら探した。

『あった！あっ、良かった！』

心の声が漏れてしまった。

『一緒のクラスやな。よろしくな。』
と彼は言って去って行った。

その瞬間、頬が赤くなった。彼の名前は見てなかった。探していたのは、自分の名前とあの子の名前。そして、同じクラスにその名前を見つけた瞬間、心の声が漏れてしまったのである。漸く落ち着きかけた、その時。。。

『おはよっ。一緒のクラスだね。良かった。』

そう言って去って行った彼女の顔は今でも忘れられない。あの時以上に顔が赤くなったことはない。『良かった？』良かったって言ったよね？頭の中でその4文字がグルグル周りながら、教室へと向かった。その後の一年がどうなったかは言うまでもない。

【社会人編】へと続く。。。

そして、イラスト版！

トリプルコラボ完成しました✨

パチパチ👏

お二方、私の無茶なお願いを聞いて下さりありがとうございました😊