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バックオフィスBPO事業部のマネージャー / 今の常識をゼロベースで見直し、社会が成果…

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バックオフィスBPO事業部のマネージャー / 今の常識をゼロベースで見直し、社会が成果を出すための認識や秘訣とされるものを検証します。稀に時事トピックの記事を作成します。❀ ※個人的な検討を目的とする為、本noteでは社名・サービス内容等は非公開としています

マガジン

  • ビジネスと人

    適切なビジネス環境を視野に、作成した記事を集約しています。

  • プロジェクトマネジメントマガジン

    プロジェクトマネジメントのスキルを磨くことは ・業務プロセスの効率化 ・チームのモチベーション向上 ・顧客満足度の向上 にも繋がる、非常に価値のある取り組みです。 このマガジンでは、チームやプロジェクトの管理において、より良いアプローチを模索する際に参考となる施策を考慮した記事を集約しています。

  • 【BPO】放送倫理じゃないほう

    BPOサービス事業者での日々の体験をもとに、BPOサービスを考察する記事を執筆しています。◯

  • TOPIX

    時事ニュースをもとに、価値観をアップデート❀

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テクノロジーを時代遅れにするのは誰か

現代の社会において、テクノロジーやシステム開発の進展は、昼夜休まることなく加速しているように思えます。しかしそうしたアップデートも、社会に身近な実装の仕組みや有効な事例を伴えない場合、その価値自体が疑問視される余地が生じます。 端的にいえば、導入イメージや事例に不足のある技術の進展は、実際には進展とは言えないのではないかと、私は考えます。 実装の仕組みの欠如 技術が社会に受け入れられるためには、実装の仕組みが必要です。例えば、革新的な新しい技術が開発されたとしても、それ

    • 人手・後継者不足:IPDACサイクルの適用

      長年たくさんの人に愛されて、今も行列ができるような老舗の人気店が閉店する事になったというようなニュースを、時折目にします。そのような報せの中には、人手不足や後継者の不足が原因とみられるものも多く、たとえ人気店であったとしても、社会的なその問題の例外にはならないことが分かります。 そこでこの度は、この問題解決にも繋げられる可能性として、データサイエンスの視点からIPDACサイクルの仕組みと実践がもたらす効果をもとに、これを考慮します。 1. 人手不足・後継者不足の現実老舗人

      • BPaaSとは:その実態と期待値について

        BPaaSとはクラウドシステムと専門人材を組み合わせて経理や労務などのバックオフィス業務をアウトソースする「BPaaS」(Business Process as a Service)が中小企業で広がり始めています。これには、IT人材が不足している中小企業でも導入しやすく、デジタル化を推進しやすい特徴があります。インボイス制度や定額減税の導入により経理・労務の負担が増加する中で、人手不足を解消する可能性もあり、日本国内でも注目され始めています。 BPaaSの活用検討が有効とな

        • ブリリアント・ジャーク(Brilliant Jerk)とは

          ブリリアント・ジャークとは「ブリリアント・ジャーク(Brilliant Jerk)」という用語は、NetflixのCEOであるリード・ヘイスティングスが2009年のプレゼンテーション「Netflix Culture: Freedom & Responsibility」で広めました。この用語は、優れた才能を持ちながらも、職場文化やチームのパフォーマンスに悪影響を与える人物を指します。彼らの行動は、しばしば他人を批判し、謝罪を避け、フィードバックに対して強い抵抗を示すことが特徴で

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        記事

          「共有」「連携」「報告」の価値観と使い分け

          ビジネスの現場では、適切な言葉選びをもとにしたコミュニケーションが重要です。使用方法が誤解されやすい言葉に「共有」「連携」「報告」の使い分けがあります。これらの言葉は、相手に与える印象や関係性にも影響を与えるため、その使い方はもとより、前提となる価値観を養うことには価値があります。 この度は、「共有」「連携」「報告」といった使われやすい表現について、同僚・チームメンバー・部下・上司・クライアント・協業先を例に、それぞれに対する適切な言葉の使い分けと、その背後にある価値観につ

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          DEI(ディー・イー・アイ)とは:欧米以外の国々における有益な視点

          DEIの基本概念DEIとは「Diversity, Equity, and Inclusion」の略で、多様性、公平性、包括性を意味します。この概念は、組織や社会全体が「多様なバックグラウンドや視点を持つ人々を尊重、且つ、平等な機会を提供し、すべての人が自由に活動できる環境を作成することを目指しています」。 各要素の視点は、以下の通りです。 【D】多様性(Diversity) 組織内の人々のバックグラウンド、経験、スキル、視点の多様性を指しています。これには、性別、人種、年

          DEI(ディー・イー・アイ)とは:欧米以外の国々における有益な視点

          エリア51とは:極秘プロジェクトの象徴

          エリア51(Area 51)は、アメリカ合衆国ネバダ州南部に位置するアメリカ空軍の極秘の軍事施設です。正式にはネバダ試験訓練場(Nevada Test and Training Range)の一部として知られていますが、一般にはエリア51という名称で知られています。この施設は、グルーム湖(Groom Lake)と呼ばれる乾燥湖床の近くにあります。 歴史と背景エリア51は1950年代に設立され、当初はU-2スパイ機などの新型航空機の開発およびテストのために使用されていました。

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          Ukrainian President Zelensky: The Sentiments Behind the Decline in Approval Ratings

          The approval rating of Ukrainian President Zelensky has fallen below 60% for the first time since the Russian invasion began in February 2022, according to a poll conducted by the Kyiv International Institute of Sociology (KIIS). In a surve

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          ウクライナ、ゼレンスキー大統領:支持率低下の背景にある心情

          ウクライナのゼレンスキー大統領への国民の支持率が、ロシアによる侵攻が始まった2022年2月以降で初めて6割を下回ったことが、主要調査機関「キーウ国際社会学研究所(KIIS)」による世論調査で明らかになりました。今年5月に実施された調査では、ゼレンスキー氏を「信頼する」と答えた人は59%。これは侵攻開始間もない2022年5月の9割を超える支持率と比べると大幅な低下です。しかし、この結果がその数字の通り、信頼の低下や不安の要素なのだろうかと私は考えます。 ゼレンスキー大統領のリ

          ウクライナ、ゼレンスキー大統領:支持率低下の背景にある心情

          セールスフォースの株価:努力と期待値、評価の関係性についての学び

          最近、Salesforceというソフトウェアサービスを展開する大手事業者について「業績が良いのに株価が下がる」事案が発生し、話題になっています。このニュースに違和感を感じられた方も少なくないようですが、これに際しては、私たちの手元にもある日々の「努力と、周囲の期待値や評価の関係性」の視点に、本件の納得にも繋がる作用があるかと私は考えます。 上記をもとにこの度は、この出来事をもとに、私たちの学びとなる視点について考慮します。 Salesforceの業績Salesforceは

          セールスフォースの株価:努力と期待値、評価の関係性についての学び

          指揮命令権の所在:偽装請負とは

          業務の効率化やコスト削減のために、企業や自治体が業務を外部に委託するケースが増えています。しかし、外部に委託する業務の運用や、その仕組みの理解が不足している場合、労務管理に重大な問題を引き起こすことがあります。その一つが「偽装請負」です。本記事では、偽装請負の概念やその問題点について考慮します。 偽装請負とは偽装請負とは、形式的には請負契約を装いながら、実際には労働者派遣と同様の業務形態を取ることを指します。労働者派遣と業務委託(請負)は、それぞれの業務運営方法や指揮命令系

          指揮命令権の所在:偽装請負とは

          エコノミックバイヤー(EB)とは:購入決定プロセスにおける役割と重要性

          製品やサービスを商材として扱う営業担当者にとって、営業先における「利用者」と「決裁者」の区分は、購入の決定を促す上で考慮すべき重要な要素です。例えば、商材が社内管理に使用されるプロダクトサービスである場合、利用者はバックオフィス業務に携わる従業員、事業者における決裁権のある管理者や経営層を決裁者と仮定できるかも知れません。 では、上記の環境を例とする場合、商材の購入を促すために有効なアプローチは、どのような考慮にもとづく進め方になるでしょうか。 この度はそこに、製品やサービ

          エコノミックバイヤー(EB)とは:購入決定プロセスにおける役割と重要性

          実はほとんどの人が「プロジェクトマネージャー」である #

          あとがき本シリーズを通じて、私たちは日常の多様な活動をプロジェクトマネジメントのスキルとして捉え直し、それがどのように私たちの生活全般に役立つかを考察してきました。日常生活を効率的に管理する技術から、ストレスの管理、そして自己の価値を伝えるパーソナルブランディングに至るまで、各部で取り上げたプロジェクトマネジメントの視点やスキルは、私たちがより充実した生活を送るための基盤を築くヒントを提供する可能性があると、私は考えます。 一連の記事を作成する切欠となったのは、私が日々の職

          実はほとんどの人が「プロジェクトマネージャー」である #

          実はほとんどの人が「プロジェクトマネージャー」である Ⅻ/Ⅻ

          本シリーズでは、私たちが日常生活の中で無意識にも採用している視点を、プロジェクトマネジメントのスキルや表現に置き換えて考慮してきました。言語化されたそれらのスキルをもとに、私たちが日々の生活をより豊かに、効率を図れる可能性について検討することには、高い価値があります。 この第十二部では、これまでに構築したスキルをもとに、個人のパーソナルブランディングと自己表現の重要性に焦点を当てて考慮します。 私たちが日々の中で築いている人間関係や、社会的なつながりは、自己という「ブラン

          実はほとんどの人が「プロジェクトマネージャー」である Ⅻ/Ⅻ

          実はほとんどの人が「プロジェクトマネージャー」である Ⅺ/Ⅻ

          これまでのシリーズでは、プロジェクトマネジメントにおいて必要とされる視点やスキルを、私たちの日常生活での判断や価値観に置き換えて、考察してきました。 今回の第十一部では、検討したスキルを活用しつつ、私たちの生活におけるストレスを効果的に管理する方法について考慮します。日々のストレスを管理する(その兆候を認識し、それに対処するためのテクニックを身につける)ことは、私たちが健康で充実した日々を営むことに繋がります。 第十一部:ストレスマネジメントストレスの兆候の認識 どのよ

          実はほとんどの人が「プロジェクトマネージャー」である Ⅺ/Ⅻ

          成果と結果の違い:行動目標への適用

          「成果と結果の違い」の記事では、それぞれの持つ役割をもとに、私たちが目指せるのは成果であり、結果は、他者や環境など自分以外の影響を受けるものであることを考慮しました。では、「成果と結果の違い」の理解をもとに、私たちが目標管理に採用できる視点があるとすれば、それはどのようなものでしょうか。 この度は、一般的な「結果の評価を促す目標」に「行動を評価する目標」を組み合わせることの価値について、ビジネス環境をもとに考慮してみたいと思います。 行動目標の策定行動目標は、具体的な行動

          成果と結果の違い:行動目標への適用