今日はJCDA静岡地区会のイベントにオンライン参加。
立野会長の講演会+経験代謝ピアトレーニングという特別な学びでした。
このような機会を企画してくださった静岡のみなさん、本当にありがとうございました。
さて、いまの気持ちを綴っておこうと思います。
1.ゆらぎの根源はギャップにある
理想と現実、過去と未来、自分と他人・・・
何かしらのできごとに直面し、自分の大切にしてきたものが傷つけられたり失ったりすることで、悩み・苦しみ・自分自身の根幹がゆらぐような経験をします。
そのゆらぎの根源には「思い描いていた自分とのギャップ」があるのかなと感じました。
「ああしたい、こうしたい」
「こうなってほしい」
「きっとこうなるに違いない」
「なんでそうなるの?」
「どうしてこうなっちゃったんだろう?」
自分が思い描いていた姿とは違う現実を目の当たりにすると、あるいは違う結果になるかもしれないと想像すると、心の中に不安=ゆらぎが沸き起こってきます。
でもゆらぐということは、心の中にありたい自分を抱いているということです。ありたい自分に近づくために、人は行動を起こすのだと思います。
でもその行動が期待していた結果とならなかったとき、「あれ?おかしいぞ?何か違うぞ?」と心がざわざわし、ゆらぎ始めるのでしょう。
わたしたちCDAは、そのゆらぎにしっかりと寄り添い、相談者の抱える苦しさや辛さに目を背けず、共にあろうとする姿勢が問われるのだと感じました。
2.経験にはその人らしさが表れる
「こんなにがんばっているのに」
「そこまで言わなくてもいいじゃない」
お話しの中で何となく口にする言葉。ここに、その人らしいものの見方や捉え方が表れているのだと、改めて実感しました。
普段は場をつくる側なので、タイムマネジメントや参加者の満足度を高めるためのかかわりに意識を向けています。今日のように一参加者としてじっくりと相談に耳を傾ける機会は大変ありがたく、その分たくさんの気づきが得られました。その一つが言葉です。
特に「わかってほしい」と思うことこそ、繰り返し何度も表現を変えながら口にしています。
相談を受けるとき、つい「何とか解決してあげたい」「いまの辛さを和らげてあげたい」「カウンセリング後にはすっきりとして帰ってほしい」なんて思いがよぎってしまい、言葉を疎かにしてしまうことがあります。
今日のようにじっくりとオブザーブできる機会だと、発する言葉をじっくりと聴くことができ、その背景にある経験や今日に至るまでにどのようにゆらいできたのかを、ありありと感じることができます。
「なぜこの言葉を口にしたのか」
「なぜ何度も繰り返すのか」
「その言葉にはどのような意味や思いが込められているのか」
そんなことを考えつつ話を聴くことができるのは、本当に貴重な機会です。
自分のカウンセリング力を向上させるために、そしてキャリアカウンセラーとしてのあり方を確かめるために、この学びはぜひ続けていきたいと思います。
3.「キャリアドッグ」本格始動にワクワク
昨年までのオンラインキャリアカウンセリングが発展し、キャリアドッグとして本格的に動き出すとのこと。
『キャリアカウンセリング機能を社会システムとして具体化する』というJCDAのスローガンが、いよいよ現実のものとなるようです。
いま置かれた環境で自分らしく生き生きと働いていけるように支援するのがキャリアカウンセリングだとしたら、「自分らしさとは何か」「生き生きと働くとはなにか」「環境の中で生きていくにはどうしたらよいか」ということを明確に言葉にできるようになるためのサポートがキャリアカウンセラーの役割です。わたしたちCDAは、この役割を担う重要な一員となります。
気持ちが引き締まるとともに、新たに活躍すべき道が見えたような気がしてワクワクしてきました。
でもその前に大きな宿題をいただきました。
『CDA・キャリアカウンセラーの専門性とはなにか?』
これを一人ひとり、じっくりと考えてほしい。
会長が最後におっしゃった言葉です。
心理カウンセラーでも、産業カウンセラーでも、さらにはキャリアコンサルタントでもなく、『CDA・キャリアカウンセラー』として、自身の専門性について考えることが求められています。
今日のふりかえりが、現時点で考える専門性の一部だと、わたしは思っているのですが・・・今日からまた宿題として心に留めて生きていきます!
そして来るべきときに、キャリアドックを担う一員として活動できるようがんばろうっと!
今日の素敵な学びの場に参加できるチャンスをくださった静岡地区会のみなさま、本当にありがとうございました。お世話になりました。
今度は長野地区会にお招きできるよう、新たな学びの場を創造してまいります。
ぜひともご参加ください!
もちろん全国のCDAの仲間も大歓迎ですよ!
明日も佳き日でありますように
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