- 運営しているクリエイター
記事一覧
The Astrud Gilberto Album With Antonio Carlos Jobim / Astrud Gilberto
タイトル:The Astrud Gilberto Album With Antonio Carlos Jobim
アーティスト名:Astrud Gilberto
ジャンル:Bossa nova
リリース日:1965/1/27-28
プロデューサー:Creed Taylor
レビュー
ボサノヴァの女王アストラッド・ジルベルトが2023年6月5日83歳で永眠した。ジョアン・ジルベルトと結婚し、スタンゲ
Estrela Acesa / Sessa
J-WAVEの番組「SAUDE! SAUDADE」で毎年発表れ猿ブラジルディスク大賞2022で10位になった作品。
ブラジルのサンパウロ出身のシンガーソングライターSessaのセカンドアルバム。
Caetano Veloso を彷彿とさせるトロピカリズモなメロディにBOSSANOVAの国だからこその情緒あふれるギター。どの曲も素晴らしい。ブラジリアンポップスの最新系といっていい。
これを機に
Tide / Antônio Carlos Jobim
タイトル:Tide
アーティスト名:Antônio Carlos Jobim
ジャンル:bossanova
リリース日:Early November 1970
プロデューサー:Creed Taylor
レビュー
1970年にA&Mレコードからリリースされた、Antônio Carlos Jobimの7枚目のアルバム『Tide』。前作『Wave』の続編という位置付けにされることが多い。当時、人気のア
Tribalistas / Tribalistas
Arnaldo Antunes、Marisa Monte、Carlinhos Brownというブラジルの人気アーティストがグループを組んだTribalistas の2002年リリース作品。リリースされてから既に20年もの月日が経っていることに驚くが、今聴いてもまるで色褪せない唯一無二のメロディとグルーヴ。聴いているだけで心地よくなってくるサウンドは中毒性しかない。
Em Casa Com Os Gil / Gilberto Gil
2022年のブラジル ディスク対象で第9位になった。ジルベルト・ジルの作品「Em Casa Com Os Gil」。この作品はジルベルト・ジルの家族約20名が参加したパーティー・スタイル。
家族20人で参加する企画がいかにもジルベルト・ジルらしいと思った。この作品はどれもユニーク。ブラジリアンポップスを代表するジルベルト・ジルが80歳になっても、まだまだ現役なのが嬉しい。 軽快なリズムが楽しげな
CHLOE AND THE NEXT 20TH CENTURY / Father John Misty
アメリカで今最も才能があると言われている。シンガーソングライター、Father John Misty。
彼の事はあまり詳しくないが、聞いてみた感想としては、ルー・リード、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの影響を色濃く感じた。
2023年の現在のシンガーソングライターとしては懐古主義な気もするが、きれいなメロディーとサウンドなので、評価されるの納得。「古いもの=悪いもの」ではないということを思
In These Times / Makaya McCraven
ギル・スコット・ヘロンやブルーノート作品の再構築盤でその株を上げ続けている現代ジャズ屈指のビート・サイエンティスト、マカヤ・マクレイヴンのアルバム『In These Times』。
オーガニックなサウンドが特徴的。JAZZなんだけどチルアウト系のクラブサウンドっぽくもあり、癒し系のイージーリスニングのようでもある。まるで森の中にいるかのような音像なのに、使用している楽器はスタンダード。フィールド
Frea Market Music / Leonardo Marques
ブラジル・ミナスのシンガー・ソングライター/プロデューサー、レオナルド・マルケスの2022年リリースのアルバム。ヴィンテージ機材によるローファイサウンドと、ローファイっぽいどっか懐かしい気持ちにさせる長閑なメロディが魅力。
本作について「老いをはじめとする不安や、一方でそれらを受け入れ、人生を楽しむこと。また長年夢見ている未だ見ぬ場所や時間を旅するような、そんなレコード」と本人が語る。誰もが感じ
「D」/ Djavan
Djavanは、2022年に74歳となったブラジルのMPB歌手。本作「D」は25枚目の作品となる。
70歳を過ぎてなお音楽活動を精力的に続けていく様はすごいとしか思えない。ブラジルのMPBはとても都会的で洗練されている。それこそ日本でブームになったシティポップと通じるところは多いのではないだろうか。Djavanは、日本でいうところの玉置浩二や佐野元春、桑田佳祐のような大御所ということだろう。
Moons / Best Kept Secret
ブラジルのミナスで結成されたバンドMOONSの2022年リリース作品『Best Kept Secret』。一言で言えば、美しい。聴いていて心地よい気分に浸ってしまう。メロディアスでサウンドも美しいのに、リズムが一定なので非常にダンサブルなのだ。聴いているだけで身体が揺らめいてしまう。MOONSは過去に3作品をリリースしているがこの4枚目のアルバムが最も完成度が高いと思う。
欧米の次に音楽的素養が高
Doce Carnaval / Alexia Bomtempo
ブラジルと米国を股にかけるシンガー、Alexia Bomtempoの新譜『Doce Carnaval』。ジャケットの赤と黒から受ける印象とは異なり、穏やかな楽曲集。米国でも活躍しているようなグローバルなバランス感覚とブラジルの音楽が見事に両立している。
Chico Buarqueのカヴァーでもある「La nuit des masques」がお気に入り。
Yatra-Tá / Vanessa Moreno & Salomão Soares
2022年ブラジルディスク大賞で4位を記録した作品。サンパウロの歌姫 Vanessa MorenoとSalomão Soaresのディエットアルバム。私は Vanessa Morenoのソロ作品をまだ聴いていなかったのだが、この作品を知って、ソロ作品も聴かなくてはいけない、と思った。
先行ングル"Yatra-Tá"は、ブラジルの女性ジャズ音楽家Tania Mariaが1981年に発表したアルバム『
Sambas & Bossas / Roberta Sá
ブラジルの歌姫ホベルタ・サーがキャリアの最初期に録音したいたという『Sambas & Bossas』のリイシュー盤。デビュー作品「Braseiro」も発売当初はよく聴いたものだが、同時期にこのような企画盤がレコーディングされていたとは知らなかった。古典的なサンバやボサノヴァが収録されており、「Braseiro」に劣るような作品ではない。MPBの名曲まで網羅されており、現在風のスタイルの音楽と可憐な
もっとみるBrasileiras Canções / Joyce Moreno
ブラジルを代表するSSWであるジョイスの通算で42枚目となるアルバム。ボサノヴァとMPBと、そしてブラジルと日本の橋渡しをしてきたアーティストとして感謝に絶えないアーティスト。
確率変動以上に確立しているスタイルには感嘆しか感じない。デビュー当時から色褪せない歌声が2023年にも響いている。