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“包括的性教育実施例〜東京都「性教育の手引」改訂”

私達の調査の結果、未成年に対するLGBT教育、更にそれを発展させた“包括的性教育”も、日本各地で行われている事が分かりました。

“包括的性教育”とは、国連教育科学文化機関(UNESCO)の、「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」に沿った5歳からの性教育で、“性の多様性”も盛り込まれています。5〜8歳で妊娠の仕組みを、9〜12歳で性行為や避妊方法を教える事を推奨しているようです。(※後述 注1を御参照ください)

一例として、東京都では、平成30年から、東京都教育委員会及び医師等の協働で、この”包括的性教育”を推奨する産婦人科医等による、学習指導要領を超えた内容のモデル授業が中学校で実施されているそうです。その授業では、学習指導要領上、本来高等学校で扱う事になっている、避妊(ピル等)、人工妊娠中絶についてを、中学生に指導するとの事です。その際、包括的性教育を推奨する、産婦人科系団体による指導資料が使用されるそうです。

このモデル授業は、東京都教育委員会「性教育の手引」(平成16・17年発行)の、改訂版(平成31年3月改訂)の内容に盛り込むために開始されたそうです。(※後述 注2を御参照ください)

東京都教育委員会の「性教育の手引」とは、都内の全公立学校の教員に配布される性教育の指導資料です。この改訂版の主な特徴は、
①性情報の氾濫や性感染症への対応
②性同一性障害等に関する正しい理解
③学習指導要領に示されていない内容を含む授業を実施する場合、保護者の理解・了解を得る方法等具体的に提示されている事です。③で例に示されたのが、先に述べました、中学校でのモデル授業であり、実施経緯について、「学習指導要領を超えた内容であるが、社会的背景等を踏まえて実施する事になった」旨が述べられています。内容について、保護者には事前に文書で指導案を通知し、参観授業、親子とも自由参加形式となっています。しかし、通知文書例を見ますと、実際に使用する指導資料は添付されていないようで、保護者が判断するには説明が不十分な印象を受けます。

他にも、“包括的性教育”は、推奨する産婦人科医等専門職の方々を筆頭に、研修を受けた方々等により、各地の幼児用施設や学校などで実施されているようです。中学生対象には、賛否両論ある領域ですが、セルフプレジャー(自慰行為)・低用量経口避妊薬・緊急避妊薬・避妊具等について指導されている事が多いようです。

“包括的性教育”を推奨する方々は、「若年者の予期せぬ妊娠、人工妊娠中絶を防ぐ等の目的で、なるべく早い時期に“包括的性教育”を行う必要がある」、という意見のようです。また、欧米由来の“リプロダクティブ・ヘルス・ライツ=性と生殖に関する健康と権利”と呼ばれる、自分の性や身体に関する事を自由に決め、守る権利を提示されているようです。(※後述 注2を御参照ください)加えて、「子供の権利条約」(1990年 国連)、「こども基本法」(令和4年 こども家庭庁)なども提示されているようです。子供を大人が守るのは当然です。しかし、欧米では、“包括的性教育”によって、“多様な性”についても、“子供の性自認の権利”が尊重され過ぎた結果、親子の分断や医療過誤など、逆に子供の人権が蝕まれているそうです。
“包括的性教育”が席巻した欧米で起きている親子の苦しみを見ると、性教育は親達の手にあるべきではないのか?っと思いますが、皆様はいかがでしょうか?

一緒に考えていきましょう!

※注1 UNESCO「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」

※注2 東京都教育委員会「性教育の手引」の改訂について、第1章 基礎編 Ⅵ 産婦人科医等(外部講師)による授業の実施

御参照ください

https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2019/03/28/documents/22_01.pdf

※注3 “リプロダクティブ・ヘルス・ライツ=性と生殖に関する健康と権利” (男女共同参画局 より)
https://www.gender.go.jp/about_danjo/basic_plans/1st/2-8h.html

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