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「AAA」~雨の恵比寿で「RRR」を見て熱くなった話。
映画冒頭のタイトル解説シーン?にこんなパターンあるのねと驚いた。
今さらだが、恵比寿ガーデンプレイスシネマに、インド映画「RRR」(2022)を見に行った。
人生二本目のインド映画だ。
公開当時、東京MXテレビ「五時に夢中」木曜日に主演二人が来たのには驚いて、これ映画館で見るべきやつ、って思いながらもう一押しがないまま時が過ぎ…。
ところが、2月に某映画館閉館のさよなら興行で見たインド映画(→noteに書いた)。
これが、人生映画ランキングトップスリーレベルでよくて、ってことは「RRR」はどこまでハードル越えてくるか?!と、上映館をチェックするようになっていた。
22年10月公開のこの映画、今(2024.5.15)も上映中の映画館を見つけることができる。
できるが場所は限られている訳で、東京在住のアドバンテージはあれど、字幕上映がいいしあんまり遠いのもなあ…。
と思っていたら、恵比寿ガーデンシネマ30周年イベントの上映ラインナップに入っていること発見!
で、先日行ってきた。
ちょっと長いですが、映画だけでなくその前後も書きます。
よかったらお付き合いください。
当日はあいにくの雨だったが、12:30の上映に余裕をもって家を出た。
ひとりなので、飲食にお金をかける気はなく、水筒にWATER!そして、家在庫の「POM 愛媛の芳醇キウイ」ジュース(愛媛のPONジュースの会社の商品。これ美味しかった!)に、からしを効かせたお手製卵サンドイッチでGO!
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恵比寿ガーデンプレイス、いつぶりか?
15年は行ってないか?
若い頃は写真美術館に行ったり、夫とイルミネーション見た気がするが。
そんなわけで現地不案内のため調べると、恵比寿駅からスカイウォーク(動く歩道というやつ)があって雨に当たらず行けるとのこと。
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行けるんだけど、ガーデンを囲む棟と棟がどうつながっているのかわからず(初心者にはMAPがわかりずらい…)、結局外も歩いて濡れたが…。
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さて、現地に着いてからは、お昼を食べるベンチさがしだ。(映画館はロビー内も含めて持ち込み禁止っぽい…)
ガーデンプレイスは、晴れてさえいれば座るところに事欠かないが、あいにくの天気。
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事前にネットで調べて、雨でも大丈夫なところを確認したのだが、場所が良く分からなくて迷っているうちに、たどり着いた地階?の場所。
お昼時だったためお弁当組のオフィスワーカーも多く、限られたスペースで座れる場所探しにキョロキョロ。
で、ちょっと外気を感じるが濡れない席をキープしてランチとなった。
余裕をもってきたはずが、なじみのない場所でのウロウロで時間を食うのも毎度なんだけど。
さっと終えて(早食いだし)上階に戻り外に出てから映画館に入るが、小さいスクリーンが二つしかないのに、スクリーン1の入り口がわからずここでもウロウロ。
ランチ前に映画館の場所確認(方向音痴の必須事項)とチケット発券で来たが、その際見た入り口すぐ右の階段を上がったロビーの前がそうだったとは…。
意外に分かりずらい配置。
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で、席に着いたのは上映時間5分前。
入りは30人くらい? 平日真昼間じゃガラガラも当然か。
そして
「全宇宙待望の最新作」
の上映開始だ。
(ホームページに「全宇宙待望の最新作がついに完成した」と。「G.W特別企画」の次はわたしもコレ謳いたい…宇宙が待ってくれるなんていいな)
前回のインド映画もそうだったが、夢中で見られる3時間は、かなり満足度が高い。満喫したなあ~って帰路につける。
夢中で見られないなら苦痛だけど(あと、椅子にもよる。恵比寿シネマ、座り心地good)。
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「RRR」内容(ネタバレあり)
舞台:1920年 イギリス統治下にあるインド。
主人公二人
ラーマ:インド独立の運動家で凄腕スナイパーであった父親や兄弟をイギリス人のせいで亡くし、故郷に送る武器を奪うためあえて警察官としてイギリス側になっている。
ビーム:仲間たちと森で穏やかに暮らしていたが、コイン二枚で部落の幼い娘がイギリス人に奪われたため、彼女を助け出すためにデリーに行く。
列車事故の現場に居合わせた二人は、巻き添えで命危うしの男の子をツーカー&曲芸みたいなアクションで助ける。
それをきっかけに、互いの立場や目的を知らないまま急速に仲を深め、何十年来の親友のようになるが、その一方で二人とも自分の使命を忘れたことはなく、ある日とうとうラーマが警官だとビームが知るところに。
友情危うし!
しかし、ビームが激しい拷問に耐えぬき、その姿が民衆を動かした様子(名シーン!)を見たラーマは、ビームが逃げられるように画策する。
それを知らないビームは助け出した女の子と共に無事に仲間と合流するが、そこでラーマの婚約者と偶然出会い、自分を助けたラーマが処刑されることを知りラーマを助ける決意をする。
合流した二人は、神話みたいな圧倒的な強さで色々蹴散らし、嫌な奴らは滅び、ハッピーエンドで生まれ故郷に凱旋。
という話。
見どころは多いが、主役二人のナトゥーダンス。
踊るきっかけとなる出来事からの流れを含めて最後まで目が逸らせず!
反撃にスカッとするやつだ。
ビームのウインク、そして、力強さと両立させたキレッキレのダンスに、ひょ~カッコイイ~とアラフィフの目も輝くのであった。
やっぱり歌もよいなあ。
地に足つけた感じの重みのあるリズムやメロディーが、魅力的だ。
最後、ビームはさらわれた女の子を部落に連れて帰るのだけど、冒頭、さらわれたシーンで体を張って止めに入り、こん棒みたいな太い枝で、頭フルスイングで殴られて、どう見てももうダメか…と涙を誘った(さらわれた子の)お母さん。
めちゃ元気に生きてて、びっくりより、唖然。
嬉しい、ヨカッタ~というより、まず脳内で上記のバイオレンス場面にピューっと巻き戻し。
えっと、あのお母さんだよね?! 勘違い? と確認、照合作業に追われました。
まハッピーエンドで良かったけどさ。
それから、ラーマ登場のシーン。
暴徒の中に一人飛び込み使命を果たすべくターミネーター化するのがすごい迫力。
押し合いへし合いのなかで、引きずり回されたり殴ったりが結構な尺で、この撮影はどういう風に…と釘付け。
アクションシーンは大きくも小さくも盛りだくさんだが、一つ挙げるならスケールの大きさから出会いの橋のシーンだろうか。
でも、家に帰ってきてからYouTubeで撮影風景見て、そりゃそうだけど、見せ場のアクションはほとんどブルーバックでVFXと判明。
今はそれが普通だろうし俳優さんの安全第一とは思うんだけど、バイクに颯爽とまたがる場面もバイクじゃないもの乗ってて合成だったのには、そうなんだ…と。
まあ、その方があとで加工しやすいのだろうが…。
って、そこで思い出したのは、ジャッキー・チェンだ。
(平成生まれ以降の知名度は厳しいか?…)
昔は彼の映画が定期的にテレビでも放送され、テンポのいいコメディ要素とアクションの連続に、テレビ点けてやってるとつい最後まで見ちゃってた。
中国出身のカンフーアクション映画の大スターだが、正真正銘、生身でやったアクションで何度も大けがをしている。
スタントマン含め「身体どころか命も張った」お芝居だった。
まだ爆発とか炎をほんまもんで撮影してたアクション映画もたくさんあったからなあ…。
VFXもAIもどんどん進歩して、10年後は「昔は映画って本物の人間がやってたらしいよ」なんて言われてるかも…。
なんてことも「RRR」から思い馳せて、
AMEの恵比寿で
A-RUアールアールを見て
ATUKUなった話
を終える。
長い文章を、ここまで読んでくれてありがとうございました。
私のインド映画一本目について↓
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