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男性の育休を同僚の視点から捉える

いま、私の同僚が、産後パパ育休を取ろうとしています。
しかし、その後続けて2ヶ月の育休をとろうか迷っているとのこと。
そして、上司がそれに難色を示している・・・

妻の立場では、夫に長めに取ってもらいたかった育休。
しかし、そうしようとしないことに苛立ちを感じていました。
翻って、自分が夫の同僚の立場に立ってみれば。
色々感じたことやモヤモヤしたことを書き記しておこうと思います。
これからご自身やパートナー、同僚が産休・育休に入られるどなたかの参考になれば、幸いです。

さて、この同僚。
パートナーが来月出産を控えていること、実家には頼れないため産後パパ育休を取ることはあらかじめ聞いていて、その後の普通の育休についても検討していると聞いていました。
だから、上司はその間の体制をどうするつもりなんだろうなと思っていました。
そして、おそらくその穴埋めは私にしかできないんだろうな、とも。

とりあえず、自分のことはおいといて。
事態はよくない。

まずは上司の理解のなさには驚きました。
部下からの育休の申し出をいったん預かるのはアウトだとおもいます。
そして、彼の方も、育休長く取るならもっとはやく言うべきだったとも思います。
会社は長く取ってもらったほうが、人を採用するなどして体制は取りやすいだろうと思います。
しかし、直前に言われては、手立てがない。

ただ、妻の立場からいうと、生まれてからの生活は産前には想像できないので、夫に僕が育休をとらなくてはならない期間を決めて、と言われてもこまります。
体もどれくらいで回復するか、わかりません。
精神状態もどんなものかわからない。
生まれてくる子どもも、ぐっすり寝てくれる子かもしれないし、そうじゃないかもしれない。
つまり、産褥期を終えたら、自分一人でもなんとかなるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
今の段階ではわからないので、やってみてから、産後パパ育休後も引き続き育休を取ってもらうか決めたい。
でも、本音はひとりで育児は背負いたくない。ふたりで分け合いたい。
けど、仕事のブランクが長くなってくると、仕事の勘も鈍るし、社内のポジションもなくなるかもしれないということもわかるから、強くは言えない。

うちも2人目のときは産後パパ育休を取ってもらいましたが、私が倒れてもなんとかなるという安心感はすごくありました。
1人目のときは育休は取らなかったですが、生後2ヶ月くらいのときに夫が退職し、たまっていた有給消化ができたのと、転職先が決まった時に就職日を退職日から一月あけたので、自主的育休が2ヶ月ほどありました。
そのおかげでしんどい時期は1人目も2人目も、離乳食が2回食に進む頃くらいでした。
(離乳食は孤独に取り組むには地味に辛いので、あえて言っておきたい!)

ところで、昨日、上司が私に、彼の役割を引き受けられないかと打診してきました。
育休復帰後間もない私には、まだなにかの業務に割り当てられているわけではありません。
(いや、正確には、この上司にしれっといくつかの業務にアサインされてしまっている。)
これに対して私はどう答えるべきか。

まず、私が受けられないからと言って、育休の申し出を拒むことはできない。
だから、彼のことはいったん忘れて、自分のことだけを考えます。
もともと、夕方以降の育児と病児対応をメインで担うという自分の条件下で、最大に貢献できるような仕事を自分で選べという司令だったはず。(二段上の上司から上司への指示で)

それが脅かされるということは、最大の貢献は捨てることになるのかもしれません。
このトレードオフをちゃんと上司に示さなくてはならないのだろう。
そして、この「自分の条件下で最大限貢献する」という視点は、大事にしなくてはならない。
そのために必要なことは上司に要求していこう。
この業務をやれば、この役割が果たせなくなるがそれでよいのか。
もしこの役割も担うのであれば、ここに人をつけてほしいなど。

もやもやで早く目覚めてしまった土曜日の早朝。
これで週明けの態度は決められたので、週末は家族との時間を堪能しようと思います。

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