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映画えんとつ町のプペルとは一体何だったのか?

おはようございます。朝から箱根駅伝を見ているアルキメデス岡本です。

さて、映画えんとつ町のプペル、多くの方が見に行っているようで私も先日見に行って来ました。

その感想は既に書きましたが、ネットのユーザーレビューなど見ていると賛否両論が起きているようです。

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映画えんとつ町のプペルとは一体何だったのか?

改めて整理したいと思います。

この映画は結局、賛否両論が激しく別れてしまっていて分断を引き起こしてしまっていると思います。

私は既にサロンメンバーではない(1年近くサロンメンバーだったが、途中で内容に飽きてしまったのとオンラインサロンに違和感を感じて退会)ので、この映画や西野くんの思想に価値を感じていません。

しかし、西野くんの思想に価値を感じている人はこの映画を絶賛している訳で、低評価している人をよく思わないのは当たり前だと思います。

しかし、低評価しているからと言ってその人達の心が汚いとか、アンチと決めつけたりドリームキラーだとかレッテルを張って自己正当化してしまっているのはいただけないと思います。

これでは、異端審問所がやっていた事と同じ事をしているに過ぎません。

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サロンメンバーの中にも映画の内容が面白くなかったという意見もあったり、純粋にエンターテインメントの映画としてクオリティに問題があるのは事実でしょう。

映画えんとつ町のプペルを一言で言えば、

西野亮廣のオナニー映画

私もサロンメンバーだった時にミュージカルを見に行きましたが、ツギハギだらけの内容で感動しなかったし、今回の映画も結局は西野亮廣完全プロデュースで長い製作期間と大々的なプロモーションをした割にはツギハギな内容で世界観も矛盾だらけで感動出来ませんでした。(その理由は感想の方で詳しく解説しています)

宮崎駿が名作「風の谷のナウシカ」を完成させたのが43歳で、西野くんはえんとつ町のプペルを40歳で完成させた訳ですが、内容的にも革新性でもジブリの宮崎駿には到底及ばない。

残念ながら映画としては駄作の部類に入ると思います。このレベルではディズニーの足元には到底及ばないでしょう。

ですが、決して西野くんを貶めたい訳でも夢を持っている人を叩きたい訳ではありません。基本的には彼の挑戦には興味を持っていますが、事実に反して自分達の考えを絶対正義にするのは危険だと言いたいのです。それに、実力以上に過大評価して自分達の立ち位置が見えなくなっていると思います。

そもそもこの映画は、西野亮廣の思想をルビっちやプペルが代弁している訳ですが、その思想は自分達の主張は絶対正義、それ以外は敵とみなしレッテルを貼り自分の思想に反するものは全て敵になってしまっています。自分に合わない思想は排除して、仲良同士でやっていく、その覚悟を表現したものでしょう。

しかし、アメリカの大統領選挙でもそうでしたが、トランプ対バイデンの思想の違いで、アメリカが分断してしまいました。トランプ陣営は自分達の主張を絶対正義だと主張し、それ以外の考えにレッテルを張って排除していきました。アメリカファーストというスローガンで仮想敵を作り白人至上主義が全面に出過ぎたのと、陰謀論という根拠のない話に終始した結果、多様性と信用を失い大統領選挙では敗北に終わりました。

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西野亮廣のサロンメンバーの間でも同様に、自分達と違う意見にはドリームキラーだのレッテルを張って自分達の考えが絶対正義だと主張しています。リーダーの西野亮廣がそういう考えを示せば、それに従って西野信者は盲目的に同じ行動をするでしょう。

それって、結局はえんとつ町のプペルで言っている事と同じ現象を自分達で行っているんじゃないでしょうか?

町はえんとつだらけ。

そこかしこから煙があがり、あたまのうえはモックモク。

朝から晩までモックモク。

えんとつの町に住むひとは、くろい煙にとじこめられて、

あおい空を知りません。

かがやく星を知りません。

何だか、西野亮廣がトランプ大統領に思えてきたのは私だけでしょうか?

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この映画が公開された事で西野亮廣の映画クリエイターとしての実力が、かなり未熟な事が露見してしまった感は否めない。(元々そんな実力を持っていない)それを覆い隠すかのように、西野信者達の稚拙な行動も強まってきている。(中には冷静な人もいると思うが)

オウム真理教やカルト宗教にみられる教祖崇拝は、現実にない希望や幻想を抱かせて最初は上手くいきますが、最終的には一般社会と対立して自滅の道を辿るケースがほとんどです。私は元サロンメンバーで、彼の思想や考えには一部共感する部分もありますが、その時に体験した宗教臭と、西野信者達の狂信ぶりに違和感を感じて退会しました。

私の体感ですが、西野亮廣のようなマーケティング能力と強い思想を持つ人間は、支持者を動員して物事を変えさせようとするポピュリズム手法が得意です。これは、トランプ大統領と同じ手法ですが、この手法は最大瞬間風力を起こす事に長けていますが、その現象を持続させるのは難しいと思います。

自分の体験がベースになって強いメッセージ性のある映画えんとつ町のプペルを生み出した西野亮廣と、同じ価値観を共有している西野信者はこのジレンマを克服できるのだろうか?

仲間内で熱狂を生み出すのは結構なんですが、トランプ信者のように自分達の考えに陶酔し過ぎて暴走しないようにお願いします。

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ほなまたお会いしましょう。バイバイ~♪

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