㊱マッチングアプリ6人目の告白と熟考

「澪さんのことが好きなので、付き合ってくれませんか？」

マッチングアプリで会った6人目のＪさんに
3回目のデートで告白された。

もしかしたら…とは思っていたが
まさか本当に…と驚いた。

でも、素直に嬉しかった。

しかし

即OKとは言えなかった。

それは、私の面倒な性格のせい。

まずは、『ありがとう、嬉しいです』
とJさんに素直に言った。

その後に『でも、少しお話ししてもいい？』
と

㉟マッチングアプリ6人目と3回目デート

Ｊさんの3回目のデートはクリスマス🎄

土曜日ということもあり、街は人でいっぱいだった。

3回目のデートは私がIKEAに行きたかったので
買い物に付き合ってもらった後に
お昼を食べて、映画を見る予定だった。
この日もほぼ丸一日デートである。

IKEAはクリスマスの装飾や、
グッズが沢山でとても楽しかった。

将来はこういう家具がある家で暮らしたいとか
好みの家具や雰囲気はこんな感じだとか
買

㉞マッチングアプリ6人目と2回目デート

2回目のデートは出来たら休日に
どこかへ行きたいと言われた。

いくつか考えてくれた候補の中から
2人で相談して、八景島シーパラダイスにした。

久しぶりの水族館はとても楽しかったし
水族館でのテンションがＪさんと似ていたのも良かった。

沈んで寝ているアザラシに笑ったり
何とも言えない表情の魚の写真を撮ったり
イワシを見てお寿司の話をしたり←

イルカショーも小学生ぶりに見れてとても楽しかった。

㉝マッチングアプリ6人目とデート

「良ければ、今度僕とデートしてください」

Jさんにそう誘われて、私はOKした。

「ご飯に行こう」「飲みに行こう」「遊ぼう」

お誘いの時に使われる言葉は沢山あるが
それは友人や同僚にだって使える言葉。

それに比べて「デート」という言葉は
「僕には少しでも好意がありますよ」
というのが分かる言葉だ。

なんて親切で、素敵な言葉だろう。
相手が自分をどう思っているかが伝わる
素晴らしい言葉。

㉜マッチングアプリ6人目とのやりとり

8個下の男性にいいねを送り、数時間後。

何とマッチングが成立した。

そう、相手がOKしたのだ。

いいねが来たらマッチングしているタイプの人か
プロフ等見てくれた人か。

とりあえず、私は定番の文章を送った。

『マッチングありがとうございます。
不慣れですが、よろしくお願いします。』

メッセージの最初はいつもこれだった。

この後の相手の返信で、相手のやる気が分かるような気がしたからだ。

㉛マッチングアプリ6人目と出会い

アプリに疲弊した、拗らせ女36歳は
アプリを続けることに疲れていた。

この時、アプリを始めて既に10ヶ月が経っていた。

マッチングアプリは確かに
男性と出会うには一番効率がいい。

しかし、自分に合う人に出会うことは
果たしてできるのだろうか？

私はそもそもインドア派だ

外出や旅行も好きだが
どっちかと言えば家にいる方が好き。

友人に誘われたりすれば外出もBBQもるけど
それも内心ではと

㉚マッチングアプリ5人目と疲労

自分の事は棚に上げて
1つの欠点のみで人を判断して
勝手に落ち込む拗らせ女、36歳。

自分で婚活のハードルを上げ
見事に撃沈していた。

どうしても譲れないもの
という項目に挙げているわけでもないのに
妥協が出来ない。

私にはNGワードが多すぎた。

今思えばそんな事
結婚したらいくらでも増えるよって
言ってやりたいが
拗らせている女にそんなこと言ったら
ますます拗れていただろう。

そんな時

㉙マッチングアプリ4人目と自己嫌悪

『梨乃より先に結婚したい』

そんな気持ちの中続ける婚活。

どうしてこんな事を思ってしまうんだろう。

単純に自分が結婚したい、幸せになりたいから

婚活を始めたのに。

梨乃の反省していない様子を見て生まれた
良くない感情。
本当に私はあの時、親身になったのに男を取られ良いように扱われた事をどうしても許せないんだな。

それは、それで結婚と結びつけて良いものではないのに。

でも、どうしても消

㉘マッチングアプリ3人目と感情

1人目、2人目と撃沈した私。

この時メッセージのやり取りをしている人は数人。

この数名の方々は、１、２人目さんたちと何が違うんだろうか…

たった2回でめげてきた私←

アプリで20人以上と会った、50人以上と会った
なんて聞くけど…私にできるだろうか。

そんな時、梨乃からメッセージが届いた。

遊びの誘いだったが、私はまだあの時の事を

消化できていなかったので断った。

梨乃も少し私の態

㉗マッチングアプリ2人目

さて。

記念すべき1人目は
何とも言えない結果だった私。

あれがマッチングアプリにいる男なのか。

それとも私が36歳だから
あのような男性としかマッチしないのか？

しかし、何か変な事にならないか不安だったアプリだが、どうやら安全であることが確認できた。

立ち止まっている暇はない。

そんなことで2人目

＜Fさん＞
同い年、金融関係、隣県、年収600万～700万

新宿まで電車で約30分

㉖マッチングアプリ1人目

マッチングアプリ、記念すべき初めての相手は

＜Eさん＞
２つ年上、技術職、都内在住、年収600万～700万

待ち合わせは、Eさんが良くいくというカフェ。

まだコロナ渦だったので、マスク姿での対面。

待ち合わせ場所にやってきたEさんは
すらりとした高身長で、服装も普通、マスクはしているが印象は概ねアプリに載せていた写真通りだった。

食事が来るまでもマスクでも会話。

迷ったりしなかったか、

㉕一歩前へ

梨乃と距離を置くようになり

つきものが落ちたような
感覚を感じることが多くなった。

まずは気持ちが軽い！

梨乃と会う約束をしても

【今日も恋愛の愚痴や、職場の面白くない話、自分のマウント話か…】

ということばかり考えていたが、会わないと決めたので、その気持ちを味わう必要がない。

勿論、ふとした時に莉乃の事を思い出して
モヤモヤしたりするが
会わなくていいと思うととても気持ちが楽だった。

㉔決裂

梨乃からの報告から約1週間後、LINEが来た。

相手は梨乃。

内容は

【やっぱり堕ろす事にした】

だった。

【堕ろすという選択肢は絶対にない】

そう言っていたがどうしたんだろうか。
両親に反対された？
いや、でもそれでも産みたい、産むと言っていたのに。

『何かあった？大丈夫？』

私はそう返信した。

そして来た梨乃からの返信に
私は、言葉が出なかった。

・つわりが始まり、毎日体調

先日、映画「ラストマイル」を見てきた。
野木亜紀子さんの作品はとても好きなので
私はとても楽しかったが、旦那にはスッキリしなかったよだったw

㉓拗らせ女の選択

梨乃の口から出た言葉は

「妊娠した」だった。

相手はXくんだという。

私は驚きでうまく言葉が出なかったが
言葉を選びながら聞いた。

『それで…どうするの？』

その時、既に35歳

どんな選択をしても後悔が残るかもしれない。
そんな状況で梨乃はどうするのか。
私は答えを待った。

「産もうと思う」

ずっと子供が欲しかったし、いくら未婚でも
堕ろすという選択肢は絶対にない。

梨乃はハッキ

㉒拗らせた彼女

非常事態宣言は解けたが
まだまだ自粛が続いていた頃
梨乃は精力的に婚活していた。

そんなある日、梨乃から
今いい感じの人がいると報告があった。

高校の後輩で、
今は地方都市で働いている男性Xくん。

私は梨乃と高校は違うので、
そのXくんと面識はない。

梨乃の話からも聞いたことがなかったので
昔から仲良かったっけ？と聞いた。

「Face〇ookで見付けて、DMを送ったの！
出張でXくんのい