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帰り道、今の私ならやれそうな気がする…そんな気持ちにさせてくれた映画『ザ・ファブル』。

オカダトモコ/ 猫と暮らすフォトライター

アクション映画を観た帰り道、なんだか「私、いつもより強いかも」なんて気がしちゃったことってないだろうか。

今日の私がまさにそうだった。

「今の私なら、6秒で倒せる」

電車で、目の前に立つ細身の男性を、どうやったら倒せるか想像をしてみたりした。

まずは膝か。それとも脛か。

想像の中の私は、めちゃくちゃ機敏だ。
でも実際は全然機敏じゃないし、もちろん倒してもいない（当たり前だ）


私をそんなに強気にした映画はこちら。
『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』。

どんな相手も6秒以内に仕留める――伝説の殺し屋“ファブル”（岡田准一）。ある日、ボス（佐藤浩市）から「一年間、誰も殺すな。一般人として“普通”に生きろ」と命じられ、佐藤アキラという偽名で、相棒・ヨウコ（木村文乃）と共に一般人のフリして暮らし始める。
猫舌で変わり者のアキラは、今日もバイト先の社長（佐藤二朗）と同僚のミサキ（山本美月）と関わりながら＜プロの普通＞を極めるため奮闘中。
一方この街では、表向きは子供を守るNPO代表だが、裏では緻密な計画で若者を殺す最狂の男・宇津帆（堤真一）が暗躍。凄腕の殺し屋・鈴木（安藤政信）と共に、かつて弟を殺した因縁の敵・ファブルへの復讐に燃えていた。
同じ頃アキラは、4年前のある事件で自分が救えなかった車椅子の少女・ヒナコ（平手友梨奈）と偶然再会し、これが後に大騒動へと発展する ――！

（引用元：『ザ・ファブル』HP）

前作『ザ・ファブル』の続編。
今回も激しいアクションが見もの。

特に最初のアクションシーンは、飲もうと思って持ったペットボトルの蓋を開けることなく、ただ持ってずっと観ちゃうぐらいすごかった。

とにかく早い！強い！
木村文乃ちゃんも強い！


そして岡田くんのアクションが、全部ノースタントっていうんだから、驚いてしまう。

カーアクションなんて、『ミッションインポッシブル』のトムクルーズかそれ以上かっていうぐらいめちゃくちゃ攻めたアクションで、岡田くん一応まだアイドルなんだからそこまでやらなくても！目出し帽かぶってるんだから、誰がやっても分かんないじゃん！なんて思ったりした。

めちゃくちゃかっこよかったけども。


この映画は、主演でもある岡田准一氏がアクションをつけたそうで、主演だけじゃなくて「ファイトコレオグラファー」として、クレジットにも載っている。

（コレオグラファーが「振付師」なので、戦い（殺陣）の振付師的な感じらしい）


彼は昔『フライ・ダディ・フライ』という映画で、ケンカが強い青年の役を演じ、それ以来、格闘技にハマってしまったと記憶している。

みるみる体がいかつくなって、当時結構なファンだった私は「ああ、細かった頃の面影が…」「美しいおててが傷だらけ…」と悲しくなったものです。
いまじゃ立派な「筋肉ゴリラ」になられました。おめでとう。

その後『SP』でさらにアクションに目覚め、格闘技のカリやジークンドーなど色々と師範になり、『図書館戦争』では立派に軍人として戦い、大河ドラマや『蜩の記』では殺陣もつけられるようになり、今じゃ演じるのは侍かアクション系か…。

ちなみに次回映画は『燃えよ剣』。
土方歳三役です。
がっちがちの侍です。

たまには、恋愛ものも見たいよね。っていつも思ってる。もう10年以上叶わぬ願い。


あ。今回の『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』、ストーリー的には、うーん。どうなんだろう。

「主演：岡田准一」のはずだけど、平出友梨奈ちゃん推し強い！とか
団地でそんなバンバン撃ったら誰か通報するやろ！とか
ん？なんで？なんで？？？とか、ちょっとよく分からないところもあったけど（私の理解力に問題があるのかもしれない）、総合的に見たら面白かったかな。

かつてない団地体験て(笑)
DANCHI PANICて(笑)
どんなジャンルなの(笑)


前作の『ザ・ファブル』はアマゾンプライムとHuluで観られるので、もし気になった方はぜひ。
見た後は、いつもより早く走れそうな、そしてちょっと強くなった気がするはず。


そういえば、この映画にも出演されてた佐藤二朗さん監督の「はるをうるひと」も観たいのだよね。
どこか時間を見つけて行けたらいいのだけど。
行けるかなあ。

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