いま、この瞬間は、大丈夫なのだ。

私は割と心配性で、いまは特に病気がちな高齢猫が2匹もいるから、その子たちの状態が常に不安だし心配。

毎日、投薬や注射、点滴もしながら「食欲はあるのか」「水は」「トイレは」「歩き方はどうだ」「けいれんは」「てんかん発作は起こしてないか」「血糖値は」「熱は」「脱水は」と、過保護を通り越して、どこかもうビクビクすらしている。

それ以外でも、親から電話がかかってきたら「何か悪い知らせか！」とあらゆる想定が頭を駆け巡るし、何かにつけ悪い妄想をしがち。

とにかくまあ、よくこれだけあちこち心配して不安になれるわね…と我ながら驚くほど心配性である。

ここのところ、その心配のかけらで頭と心がいっぱいになってしまい、疲れ果てるだけで時間が過ぎてしまうことが増えていた。

そんな時、ある本に書いてあった文に少しだけ救われた。

今、この瞬間、誰でもみなつねに大丈夫なのだ。
昨日は結婚がだめになったかもしれない。
明日は猫が死ぬかもしれない。
心待ちにしている恋人からの電話は永遠にこないかもしれない。
だが、今、この瞬間は、大丈夫なのだ。
私は息を吸い、吐いている。

（ジュリア・キャメロン著『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』より）

そうか。
確かに今、この瞬間、私は大丈夫だ。

起きてもいない未来に心を向けて、勝手に疲弊していた私。

それは確かに、この先起きることかもしれないけれど、今この瞬間はまだ起きていないし、私は（そして猫も家族もみんな）大丈夫だ。

そっか。
大丈夫なんだ。

それから、不安に飲み込まれそうになったら「今は大丈夫、大丈夫だから」そう心で唱えて「今」という現実に戻るようにしている。

まだ不安に襲われることはあるけれど（特に猫の具合が悪い時とか）、「ほら、今は大丈夫よ」と今に目を向けることで、平穏を取り戻せている。

もし私みたいに不安に飲み込まれやすい人がいたら「今、この瞬間は大丈夫」って唱えてみてほしい。

結構強力なおまじないだと思う（当社比）

ちなみに本はこちら。

新版　ずっとやりたかったことを、やりなさい。

日本語訳がちょっと読みにくくて、いまいち入ってこない部分もあるけど、ワークたっぷりで読み応えがある本です。

上手く使えたら人生が変わるかもしれない。
それについてはまた今度。