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フィレンツェの「聖五月」

【御礼】記事「歳時記を旅する2〔聖五月〕後*三毛猫のモンロー歩きや聖五月」にうれしいお知らせをいただきました。(後掲)


ヨーロッパの五月の行事の由来は、大きく二つに分けると考えやすい。一つはキリスト教に由来するもの。もう一つが古代ローマの春の再生や豊穣を願うもの。
それぞれの起源は、「聖五月」でいう五月の信心は、十八世紀のイタリアで発達したとされているのに対し、五月祭(May day)は、キリスト教の広まる以前の古代ローマ時代まで遡る。

イタリアのフィレンツェには、5月1日に、カレンディマッジョ(Calendimaggio)という春のお祭りがあるそうです。
イタリアのモノづくり|ようこ さんから、フィレンツェの春祭りについて、コメントをいただきましたので、ご紹介させていただきます。

カレンダーの語源になるカレンディは、古代ローマの暦で朔日、つまり元旦を表しています。Maggioはイタリア語で5月(May)。

5月は花咲く月。なので、古代ローマの元旦である、5月1日に花の精フローラを祝うお祭りが催されていたんです。

古代ローマ人が入植して造られたフィレンツェの街でも、花が咲き乱れ、街の名前となり、そのお祝いが残されているようです。

欧州のメイデイのお祭りも、古代ローマからきているんだと思います。
(以降略)

拙記事「「聖五月」という季語」のコメントより

あわせて、ワイン片手に歌うカンタマッジョ(5月の歌)の動画も紹介くださいました。

男たちがコップのワインを片手に歌を歌っています。すでに赤ら顔でご機嫌そうですが、コーラス曲のようで、互いに音程を気にしながらの美しいハーモニーです。
(岡田 耕)


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