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掲載*魂抜けのやうに紅褪せ曼珠沙華

岡田 耕
掲載誌:『俳句四季』2021年6月号
「わたしの歳時記 曼珠沙華」磯村光生 (風友)

主宰、同人、会員の作品計30句のうちの1句として掲載されました。

曼珠沙華は毎年申し合わせたように彼岸に咲く。それで彼岸花の名があるが、それは仏教におけるあの世を象徴する崇高な花の名。別名の曼珠沙華も梵語の紅い花で、蓮の花と同じく天界に咲く花の一つ。まさに仏の花として、死者への供養の花として墓地に植えられることが多かった。
だがこの花が墓地に多いことの理由にまったく別の見方から解く説もある。この花は有毒植物で、そのまま食べれば嘔吐を催し、中枢神経を麻痺させるという。この有毒性を利用して鼠除けに畔に植えられたり、墓地に多いのも害獣の死体毀損を防ぐためではなかったかと。
(以下略)

『俳句四季』2021年6月号「わたしの歳時記 曼珠沙華」磯村光生 風友

【スキ御礼】歳時記を旅する 6 〔曼珠沙華〕前*曼珠沙華火気厳禁の札かこみ

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