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撒いた種

娘が生まれてまもなく12ヶ月目。
4月に入園した保育園もコロナの影響で本格的な登園開始が6月になった。

通い慣れるまでが不安で仕方ない。
嫁からの報告やお便り帳に目を通して知るのは順調な慣れと食欲。
安心する。

毎朝、娘を抱っこして庭の花壇に水やりをする。
だんだんと意味がわかっているのか、あ〜う〜とか長文を語りながら何かを唱えているよう。


通い慣れた保育園でほんの二ヶ月前くらいに歯科検診があり、歯は一本です!みたいな通知が届いた。
歯が一本生えたって可愛いし、何より赤ちゃんが歯科検診を受けてる姿を想像するだけで尊い。

まるでアイドルのイベント帰りのファンのような会話を嫁と繰り広げていた。

それから数日。
歯が一気に生え始めた娘。

上の子二人の時と比べてもビックリするくらいの立派な歯並び。
赤ちゃんってこんなに生えてるの見たことある?
嫁「ないよね」

男の子と女の子ではこんなに細かい差があるのだろうかと考えていた。

待てよ、、、

花壇には一角だけ種を撒いたにも関わらず一つとして発芽しない場所がある。

もしや、あの何かを唱えている風の朝。
大地からの栄養を吸収していたのか?

あ〜う〜






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