詩 『春の風』
コカコーラが美味しい時は
空を眺める。
カラスの鳴き声が聞こえる時は
風を感じる。
春の風が吹いたら分かるのさ。
今、僕らが出会ってきた人は
前世で“またね”と約束をした人達だということ。
公園の木に触りたい時は
めいいっぱいの春を吸い込むのだ。
美しさが溢れている。
思い出が溢れている。
春の風が吹いたら分かるのだ。
ただ、どんなに愛していても
僕ら死ぬ時は一人だから悲しいね。
白い君は公園の木に隠れて僕を見守っている。
僕は柔らかい春をつたって白色を探している。
つまり君とまた会う約束をしているのだ。
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