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ヤマセを纏う 【八甲田 24/8/5】

昨日の夕方、ヤマセのブナ林を
ひとしきり楽しんだ後のこと。

帰り道にとある橋へ寄り道。
工事の関係で車が通らなくなっている橋で、
より静かにヤマセの森を堪能できると思い
ふらっと立ち寄ってみました。

まず目についたのは欄干に留まっているトンボ。

そんなに纏って大丈夫?

これでもかというぐらい、顔から翅まで
ヤマセの雫を纏っています。

水滴が付きまくった眼鏡をかけてるのと
同じようなもんだと思うけど大丈夫?

と思ったら前肢でサッサッと払っていました。
でも5分後にはまた雫まみれ。
木陰にでも避難すればいいのになぁ。


雫の星図

欄干の隙間に乱雑に張られた蜘蛛の巣。

水滴の大小も相まって星図のよう。
大粒が一等で見えないぐらい小さいのが六等。
一番明るい冬の星空よりも明るそう。


雫苔

欄干の塗装が剥がれた凹凸に苔を発見。

こんな場所でも生きれるなんて
やっぱり苔はすごいね。

橋から見える景色

いつも穏やかで底まで澄んで見える川。

ここはヤマセミとよく出逢える橋として
強く印象に残っている場所なんです。

出逢えるといっても、上流から現れた
ヤマセミが早々にこちらに気付いて
踵を返して飛び去っていく様子を眺めるだけ。

それだけでもとっても嬉しかったんです。


そんなことを思い出していたら
上流からヤマセミの声が聞こえてきました。
程なくして2羽のヤマセミが現れます。

やはりすぐさまこちらの存在に気付いたようで
1羽は早いタイミングでUターンしましたが、
もう1羽がそのまま私目がけて飛んでくる…!!

うぉーー!やばいやばい!刺されるっ!!

と、こちらがちょっと身構えるぐらいの
距離まで急接近し、私の目の前2mの距離で
華麗なターンを決めて飛び去っていきました。

すごかった。すごすぎた…。
鳥に刺されると思ったのは初めて。
最接近した瞬間が衝撃的すぎて
脳裏に強烈に焼き付いています。

今後この橋はヤマセミ橋と呼ぶことにしよう。

ヤマセミ橋にホオノキ橋やオオルリ峠。
お気に入りの場所が増えて嬉しいです(^^)



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