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「オランダ絵画展」で頭詰まらせて、”清水観音堂”で嬉しさ解放!

キョキョ今日は東京都美術館で開催されている『フェルメールと17世紀オランダ絵画展』に行ってきました!

フェルメールがかなり強調されているのでフェルメールがいっぱい見られるのかと期待していましたが、数点だけだったので戸惑いました笑。ちゃんと下調べをしていかなかった私が悪いのです笑。
けれど、知らなかった絵師が描いた風景画や静物画が絵師によってテイストが違ったり当時の流行りを取り入れていたり、レンブラントの系派が続々と陰影を意識した絵画をトレースしていたり。
そして目玉のフェルメール「窓辺で手紙を読む女」はやはり、キューピッドがいた方がその闇深さというか、底深さを感じられます。女性が手紙を読んでいるのを俯瞰しているようなキューピッドですが、まるでその手紙の送り主との関係を暗示しているかのような印象。
やっぱりフェルメールを推し出している展示名だったのでせっかくだからフェルメールブルーを堪能できる絵もあったら、、と思ってしまいます。
せっかく日本初だったのにそんなこと言って贅沢ですよね、、。笑

でもとっても重厚で頭パンパンになりそうなほど勉強になる展示でした!オランダ絵画もまた上品でいいですね〜!

そんな今日は、、と言いたいところですが、ここで書き留めておきたいことがもう一つあります。笑

今日の展示が東京都美術館上野だったので以前この記事で取り扱った清水観音堂に行ってきました!

こちらが下から見た観音堂です。
京成上野駅の近くにあるお堂です。
絵画で見たのはこちらですね。

歌川広重『名所江戸百景』「上野清水堂不忍ノ池」

こちらでは不忍池が目の前に感じられるし、清水の舞台は相当高く感じられます。
けれど実際はというか、現在は舞台の下はしっかり補強されているし不忍池までは木々が埋まっていて少し遠く感じます。

この現在の「月の松」は人工的な円形ではあるものの目を惹く存在でした。

こちらが観音堂の舞台に登って月の松から弁天聖天を覗いた写真。
奥の景色にタワーマンションやその他ビルたちが映るのでこちらの絵(下)との写真の親和性は感じられませんし松は当時と同じものではないですね。
また写真だと向こうのビル群はとても近く感じますが、絵(下)だと少し遠い街並みに感じますね。

しかし江戸時代の人々と同じ対象を見て「おお!」と思って、何かに残したいと思ったのがなんとも感慨深い、、。

歌川広重『名所江戸百景』「上野山内月のまつ」

こちらの絵だと正面に月の松があっても右下に聖天がくる画角でしたね。
私は月の松の円の中から覗いてしまったのが惜しい点です。笑


今日初めて浮世絵の描かれた場所に赴いて写真を撮ってみました。
この実物を見たときの感動と興奮は何ヶ月も欲しかったものをやっと手に入れた時のような嬉しさと同じ程素晴らしいものでした。

まるで聖地巡礼のようなことをしているんだなと思います。
一人でずんずか色んなところを一気に行けたらいいなと本気で思いました!


今日は広重やりたかったけどこんな日もありかな!

今日はここまで!

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