消毒液の手荒れ気になる季節です。おすすめのハンドケア商品!
夏場はそれほど気にならなかった『手指消毒液使用による手荒れ』も冬に入り空気が乾燥してくるにしたがって、” カサカサ手荒れ ”が気になるようになってきました。
手荒れに注意
エタノール類は、脱脂作用が強いため手荒れの原因になると言われています。また、正常な手指に比べて手荒れの手指からは多くの細菌が検出されるといわれているため日頃のスキンケアが重要となってきます。
手指消毒や手洗いを頻繁に行う職業としてはやはり病院の看護師さんがまず頭に思い浮かびます!
実際に、医師、看護師を対象として手指消毒の頻度、手荒れの程度などを比較した報告があったのでご紹介します。
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§ 1日の手洗い及び手指消毒の回数 §
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医師 看護師
5回以下 18% 1%
5~10回 63% 16%
10~20回 19% 51%
20回以上 0% 32%
手洗い、手指消毒の回数としては、看護師さんに関しては10~20回以上行っている人が多くみられています。
手荒れの程度の比較では、手指消毒頻度の高い看護師さんの方がひどい結果となっています。
手荒れを防止するために手洗いを控えるようになれば手指消毒の本来の目的が達成できなくなるため、手荒れの防止対策としては、
➤グリセリンを添加する
➤保湿性を高めるためのハンドクリームの配置とその使用
などが挙げられています。
【参考文献】
山形大学病院における医師および看護婦を対象とした
手指消毒調査と使用消毒剤の除菌効果,病院薬学,Vol. 22, No.4 ,374-379,1996
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§ 手荒れに対するスキンケアハンドクリームの効果 §
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手荒れに対するハンドクリームの効果をみた資料です。
ユーカリエキスと合成セラミドを含む花王のクリームを用いて看護師25名に1週間毎日1回以上勤務時間中に使用するように指示し、使用する時間については指定されていません。
手荒れ、角層水分量、使用感のアンケートで評価しています。
1日の使用回数としては、
1回 3名
2~3回 12名
4~6回 6名
7~10回 2名
11回以上 1名
と、2~3回と比較的少ない回数の方が多くなっています。
手荒れの部位としては手指が最も多くなっています。試験開始時より終了時の方がスコアは軽くなっている印象があります。
全般改善度は、改善8名(33%)、やや改善11名(46%)、変化なし5名(21%)となっていて、改善以上で8割程度を占めています。
適切に塗布すれば、手荒れが悪化するよりむしろ改善することもあるということが言えると思います。
【参考文献】
看護師に対する新規スキンケアハンドクリームの有用性の検討,医療薬学,Vol.32,No.12,1275-1279,2006
この文献の中でも使用されていますが、セラミドとユーカリエキスが入ったハンドクリーム良さそうです。
潤浸保湿セラミド機能成分、ユーカリエキスが入っている花王の市販薬クリームとしてはこの「キュレルハンドクリーム」や「ソフティハンドローション」があります。
手荒れが気になる方は試しに一度使用してみてください。
その他「まめ知識」!!
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『こすり拭き』より『たたき拭き』を
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手洗い後の拭き方でも手荒れの程度が異なってくるという報告もあるため、摩擦で皮膚を損傷し手荒れにつながる『こすり拭き』より『たたき拭き』をあわせて意識してみてはどうでしょうか?
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手洗い後はしっかりと水分の拭き取りを
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手洗い後に濡れた手で皮膚や食べ物にふれると、数千から数万の菌を移動させると言われているので、手の乾燥はしっかり行うようにしましょう。
また手洗い後の消毒効果やハンドクリームの効果を十分に発揮させるためにも手の水分をしっかり拭き取ることは大切です。
さいごまでお読みいただきありがとうございます!
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