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37.年金振込にはタイムラグがある~「2分で読める終活、はじめのだいいっぽ🐾簡単終活マニュアル」

34.ねんきん定期便で自分の年金額をチェックの最後で、「年金の振込にはタイムラグの話は次回に」と言いながら、間に2つも違う内容のnoteを挟んでしまいましたが、今日こそ、そのお話を。

老齢年金を受給されている方は、よくご存じだと思いますが、年金は、

偶数月の15日に、前月と前々月の分をまとめて振り込み

企業年金は、支払い月の一日。詳しくは、企業年金連合会のホームページをチェック)

されます。そしてここが重要で、

年金を受給している方が亡くなった場合、亡くなった月の分までもらえます。


但し、自動的に振り込まれるわけではなく、三親等内の親族が手続する必要があります

サザエさん一家で考えてみましょう。

<年金を受給していた波平さんが、12月1日に亡くなったら?>
波平さんは、厚生年金をもらっていたので、遺族であるフネさんが、12月10日に年金事務所へ、波平さんの死亡届を出しました。

→もし波平さんが生前、年金事務所(日本年金機構)へ、マイナンバーを届け出ていれば、年金事務所への死亡届は不要です!

参照:年金受給者が亡くなりました。何か手続きは必要ですか。

死亡届を提出した時点で12月15日に振り込まれるはずだった、波平さんの10月、11月分の厚生年金は、振込停止されます。

(え?うそ?!もらえないの?!)

と思ったあなた、安心してください。
振り込まれなかった10月、11月分の厚生年金は、フネさんが「未支給年金」として年金事務所へ請求すればもらえます

(請求すれば、と言うところがポイントです。請求しないともらえません

波平さんは、12月1日に亡くなっているので、フネさんが請求すれば、12月分の厚生年金ももらえます。


日割り計算ではないんですよね
ひと月分丸々もらえます。なので、月末に死にそうになったら、何が何でも、1日まで生き延びましょう。午前0時を過ぎれば、こっちのものです。死亡届の日にちが重要なので、石にかじりついても、月がかわるまで生き長らえましょう!

ちなみに、この未支給年金の請求ができるのは、三親等までです。

厚生労働省 未支給年金お手続きガイド より

ご自身が、もらっている年金の種類と振込口座をエンディングノートに書いておいてください。企業年金、共済年金など年金にも種類があるので、その窓口もそれぞれ変わります。書き残しておけば、ご自身の備忘録としてもとっても役立ちますよ!

次回は、入院や介護施設入所時の身元保証についてお話します。

🔷前回のおさらいをしたい方はコチラをどうぞ↓↓

このnoteは、一個ずつ実践していけば、いつの間にか自分の終活ができちゃうっていう終活やってみたnoteです。「これ分からん!」「コレ教えて!」など、コメント欄に書いていただけるとめっちゃ嬉しいです😁

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