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私がグラフィックデザインの仕事に就くまで②

前回の続き。

記念すべき人生初のデザインのお仕事(バイト)を辞め、次は正社員でしっかり働こう。と思い、必死で転職活動をした。

色々と求人サイトを見ていても、なかなか条件の合うデザイナーの仕事が見つからず・・
それもそのはず、ほぼほぼ未経験で雇ってくれる企業なんてないのですから。

そんなときに運よく見つけた企業が、美容商材を販売しているECサイト企業のインハウスデザイナーのお仕事。
社員数は事務含め10人ほどだったので、すごく小規模な会社でした。
美容業界のデザインなんて・・めちゃくちゃ興味ある!楽しそう!
私は迷うことなく応募しました。
こちらは未経験でもOK、そしてプロのデザイナーがしっかり研修を設けてくれると記載してあったので、安心していました。
そして晴れて、採用の連絡が。
その時はとても喜んだのを覚えています。

結果から言うと、この企業は3年ほど勤めました。


ですが、ざっというと色々入る前に想像していなかったことがあり、気持ちがちぐはぐになり辞めました。

まず、会社としてん?と思う部分がたくさんありました。
出社初日の事前連絡を頂いた際に、自分のPCを使われますか?と聞かれたり、会社のドメインメール?がなかったり。(企業のメールアドレスがGメールでした。)給料明細が紙で手渡しだったり。(今時ありえるんですかね?)
私は前職はアパレルだったし、社会経験も割と浅かったので、その時はそういうもんなのかなと思うぐらいでそこまで変だと思いませんでした。
今思うと、やばめですよねいろんな意味で。笑

1番理解できなかったのが、デザイン業務と一緒に事務全般も少しやってもらうという契約だったのですが、コールセンターのような仕事を任されたことです。
しかも、私ともう1人の中途の方二人だけでやれと。
最初は元々いる方が電話の基本的な出方など教えてくれましたが、それだけで後はとりあえずやってみて覚えていって!みたいな。
まず、この会社の商品についてほとんど知らないのに問合わせ担当みたいなのできるわけないし、私一応デザインがやりたくて入ったはずなのに・・
そんな気持ちがずっと頭の片隅にありました。

たしかに、デザインの作業もあったし、電話が鳴らなかったり事務の仕事がなければ、デザインに集中してやってね。とは言われたけど。
それってかなり効率悪いのでは?って思いますよね。

あともう一点この会社の嫌だったところは、人数が少なすぎたところ。
主に関わるのが代表者兼、経理担当のお局だったのですが、その人がまじで二重人格で。
事務のことも、コールセンターのことも基本的にその人しか聞ける人がいなかったので、関わりたくなくても関わらなきゃいけない人でした。

ここからはその人の愚痴のオンパレードになっちゃうんですけど。。(嫌な方はすみません)
とにかく機嫌がいい日と悪い日の差が激しい。
私は分からないことがあって「今話しかけてもいいですか?」と聞くとすごく嫌そうな顔して「ちょっとまって。」と言う。
のくせに私に頼み事をする時や逆にお局が分からないことを私に聞いてくるときは「いつもごめんね〜」「いつも本当にありがとうね」「やっぱ〇〇さんはさすがだね!」とか言って全然態度が違う。私の機嫌を取ろうとするんです。
私はHSPなので、その人の顔色を毎日伺って仕事するようになって、本当にしんどかったです。
デザインの仕事がしたいのに、電話が鳴る。よく分からないクレームを言われたりもあった。
それでいて助けてくれようとしない。
そのお局経理おばさんは、いきなり意味不明な休み(有給なのかわからないような)をとって会社に独りぼっちにされたことも何回かあったなあ・・・
〇〇さんは頼もしいからもう1人でも大丈夫よね!みたいなこと言われて。
当初の私は何も言えない弱い子ちゃんだったのでほとんど従ってました。
しかもそこの会社、家族経営だったのです。
私の嫌いなそのお局は、社長のお姉さんだったので、そいつが嫌だと言うことも上司に言えず。ほんとどうしたらいいのやらって感じでした。

もちろんその会社にいてデザイン業務も色々とやらせてもらいました。
未経験ながらもデザイナーの仕事をさせてくれたことは今でも本当に感謝しています。
今までやってこなかった美容系のポスターやパンフレット、ウェブサイトのバナーなど。とても楽しかったです。
それでも、そのお局が嫌すぎて、私だけこんなに事務作業をやらされることが納得いかなくて。
むしろこれ私デザイナーではなくないか?と思いました。
小さい会社だから仕方ないかもですが、ここにずっといて良いのかなあという気持ちがずっとありました。
それでもデザイナーの方に教われることも出来たし、憧れの美容関係のデザインを制作できる仕事だし。うーん、もう少し経験を積もう。
ということでなんだかんだ3年いました。(自分でもびっくり)
逆になぜ突然辞めたかというと、入ってから気づいたのですが残業代が出ない会社だったんです。
そもそも残業を推奨しない会社で、基本ほとんどの人が定時で帰ってました。
私もデザインといっても企業内の媒体を制作していたので、納期もゆるい感じで締め切りに追われるとかはあまり無かったんです。
ですが、2年目にしてはじめて、大きな美容業界のイベントに出展することになり、制作物が今までの倍以上の作業量に変わったんです。
さすがに残業しないと終わらねえぞっていう状態になり、定時すぎても2時間ぐらい残業するとことが週に1,2回程ありましたが、その分の給料は出ませんでした。

それだけが理由で退職を決めたわけではないですが、それも一つの理由ではあります。
そしてなぜか急に、私は他でもやっていける!と突然自信が湧いてきたんです。(転職する時ってなぜか意味わからん自信がどっかから湧いてくるw)
私は思い立ったら行動が早いので、その後すぐに退職することを伝えました。
ですが小さい会社だったため、2ヶ月後じゃないと退職させてもらえませんでした。(それも後から気づいたのですが、よく見たら最初の契約書に書いてあった)

とにかくこの会社にいた頃は結構心が病んでました。
この会社に入ったと同時に実家を離れ一人暮らしを始めたので、余計に孤独感を感じてたのもあったかもしれません。
しかもワンルーム7畳の部屋で2ヶ月ほど会社に行かずテレワークしてた時期もありました。
会社への不満は溜まる一方だし、今後の自分の人生が不安になったりして、1人で占いに行ったりしてました。
今思うとやばい人ww

そして次に入る会社が今現在勤めている会社になります。
またこのあとのことはどこかで書こうかなと思います。

とりあえず総まとめで言いたいことは、ブラック企業の見極めって入ってみないと分からない。難しい。
あと、人には流されすぎず思ったことはちゃんとその場で伝えないとダメですね。

ほんと今思うと当たり前なんですけど、20代前半のころは何も言えない弱子ちゃんでダメダメでした。その時の自分に喝を入れてやりてえ・・!



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