鳴神どもの矜恃──格闘技イベントRIZINが宿す「誇り」の正体⑦
7.RIZINが「地上波」に固執する理由
吉羽美華をめぐっては他にも風評が飛び交っている。どれもなかなか味わい深い。並々ならぬ吉羽の「RIZIN愛」がうかがえるからだ。
まずはオーディションへのエントリーをめぐる疑惑。後述する「RIZINガール2022オーディション」にエントリーしたある候補が吉羽と同一人物と目されている。その名も「ニとル」。ツイッターアカウントは「nitoru/potential_ceo」で、Potentialを経営する吉羽のプロフィールと平仄が合う。さらには固定ツイートでこんなことまでつぶやいていた。
〈Potential CEOとして、もっと格闘技の裾野を広げたい!という思いで、TRIGGERシリーズの主催に入らせていただき、早半年。
格闘技界にとって、大変な時期だからこそ、私も表に出て闘います!〉
ごく普通に読み解けば、「ニとル」は吉羽自身で間違いないだろう。
吉羽逮捕を受け榊原の海外潜伏案も浮上
吉羽のRIZINへの思いはオーディション参加どころで収まるものではない。
「RIZINに出場経験のある選手と同棲していたらしい。その選手以外にも、複数の選手を狙っていたといわれています」(格闘技団体OB)
吉羽の逮捕で榊原信行はかなり狼狽したという。一時的に海外に出て身をかわす案も内部では浮上した。
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