丁寧とスピード
どうやら、自分には、ゆっくり丁寧に物事を行ってゆくのがあっているようだ。
スピードを求められることの多い社会。私もスピードをあげようと必死に働いてみた。
ただ、どうも、雑になり、細やかな所に手が届かなくなる。それに、ドキドキと動悸がして、頭が真っ白になる。どうも気になるし、苦しい。
もちろん、ある程度は、スピードも必要だとは思う。だらだらするのは違うと思う。だらだらとは違くて、少し丁寧に物事と向き合いたい、ということだ。
スピードが得意な人は、スピードにのって進めて行けば良いし、丁寧が得意な人は、丁寧を大切にすると良いと思う。
スピードが苦手なら、スピード感を出す練習をするのも、良い。それで、得るものも沢山ある。ただ、そこに固執していては、自分の持ち味が薄くなってしまわないか、と思う。
反対にスピードが得意なら、丁寧を意識してみるのも、良いと思う。それで、今まで気づかなかったことも見えるかもしれない。それでも、自分の良さは大切にするのが良いと思う。
ここ数日、丁寧を思い出しながら、物事を行ってみている。やはり、こちらの方が、気分が良い。
多少はスピードが落ちるが、今まで放っておいて、後で大変な思いをすることも減った気がする。
何よりも、仕事が楽しい。
余計なことを考えてる暇もない程、やりたい小さな事柄が沢山あって、楽しい。
もちろん、スピードのなさを克服しようとしたことがあって、それは大変役にたっている。それがなかったら、まだまだ未熟のままだったと思う。
ただ、それに疲れて、もし、働く意味を見失うほど疲弊していたら、もしかしたら自分の良さを見失っているのかもしれない。そしてそれは、自身を否定していた所に、良さがある可能性もある。
自分の弱い部分を克服しようとしたことは、素晴らしい。もし、それが極まって、困ってしまったら、そこに、自分のもともと持っていた初心や良さを思い出せると良いと思った。
自分にあった、物事への取り組み方。それが、大切だと思う。
自分がダメだダメだと思って必死に矯正しようとしていた所が、意外と自分の持ち味かもしれない。
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