#宇宙SF 儚い欠片

儚い欠片

私達は何処まで行くのだろうか。この宇宙船に乗って。星星はその生涯を永きに渡り己を燃やし尽くす。我々人間もその命を燃え尽きるまで生きる使命があるというのなら。何故、この宇宙に儚い命を。短すぎる時間を与えられたのだろうか。

星は次第に遠のいて行く。過去の思いも次第に遠のいて行くはずなのに。今でも鮮明に蘇る記憶の欠片に映る君の笑顔を。私は一生忘れないだろう。

この儚い時間の片隅に。永遠の宇宙の欠片に。小さく光る私の希望よ。私が生きてきたのは希望の光があったから。それは儚いものでも、単なる宇宙の欠片でも、ない。

永遠とは、君の笑顔だ。

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