おくりものの話
ひとにものを贈るのがすきだ。
街を歩いていて、ショッピングモールを歩いていて。きらきらするもの、ビビッとくるものを見つけた時、自分がほしい!って気持ちよりも、「これあの子がすきそうだな〜〜」とか、「あの子が使ってると素敵だろうなあ」と思うこと、ありませんか?わたしはある。とてもある。
前置きどおり、贈り物がすきなのである。
ひとえに贈り物といっても、お誕生日やなんらかの記念日、お祝いなどの目的がある贈り物や、突発的に、「あっこれ、あの人にあげよう!」となって贈るものと、いろいろある。
値段に関しては自分なりにルールがあって、お誕生日などの目的プレゼントは大体3000円が目安、突発プレゼントは千円前後くらいまでかな、と思っている。わたしの誕生日が4月なので、自分が相手に先にプレゼントをいただいている場合は、大体その値段を目安に贈り物を決めることも多い。
もちろんその値段を高いと感じるのも、安すぎると感じるのも人それぞれである。
けれどわたしの「おくりものルール」のひとつに「相手に気を遣わせない」というものがあり、3000円前後とか1000円前後というのが、わたしなりの「気取らず出せる、かつ気を遣わせすぎない金額」なのである。これを超えてしまっては相手に過剰に気を遣わせてしまうかな、と思うので、この目安はなかなか重要である。あくまでわたしのルールなので誰にでも当てはまるわけじゃないけれど、たとえばデパコスのリップが大体お手頃なところであれば3000円前後、ネイルポリッシュなら大体2本程度。自分がいただくとして、これがアイシャドウパレットになったりフレグランスになったりすると、開けた瞬間のよろこびはもちろんだけれど、次に「えっこれ、高かったんじゃないかなあ……」という気持ちになる。そういう気持ちを相手に感じてほしくないなあと思うので、ある程度の目安は大事なのである。もちろんわたしのものさしが、相手の方にあてはまるとも言えないのだけれど。
値段の話から始めてしまったのでなんだかうそっぽくなったけれど、基本的に贈り物に大切なものって、相手のことを考える気持ちや、それにこめる気持ちだと思っている。10円の駄菓子でも、一粒2000円のチョコレートでも、そりゃあ物理的な価値は全然違うかもしれないけれど、こめる気持ちは同じだ。「贈りたいな」ってきもちがとても大事なのだ。きれいごとだと言われそうでもあるけれど。
贈り物は、心の余裕なんだと思っている。
誰かのことを考えることも、贈り物を買おうと思うことも、気持ちに余裕がなければまず考えられないことだ。
もちろんわたしも忙しなく日々を過ごしているし、暮らしに余裕だってないけれど、それでもいつでも「誰かのことを考えられる」という心の隙間は、絶対に持っていたいなと思う。ほんとうに買える買えないは別にして、その心の余裕って思いやりに繋がるって思うからだ。バスでお年寄りやお子様に席を譲ったり、道に迷っていそうな方に声をかけたり、いつでも当たり前にそんなことをできるひとでいたい。そう思う。
というわけで(どういうわけだ)、そんなわたしがこれまで贈ってきたもので、これはいいな〜〜というものの覚え書き。自分用のリストも兼ねている。値段もまちまち、贈るシーンもまちまち。値段は買うお店によって変動しているかもしれないけれど、なるだけ公式のお店のリンクを繋げておきます。ネットで探すと安く買えたりもするけれど、プレゼントで贈りたい時、「公式のロゴがあるラッピング」って、なんだか特別って気がしていい。もちろん買って、自分で包むのも◎。いいな〜と思ったものは覗いていただけると幸い。長くなりそうなので二回に分けます。まずはちょこっとギフト編。
1.お絵描きが好きなあのこへ。月光荘のスケッチブック
◎金額目安 ¥280〜(紙の厚さ、サイズによって値段が変わります)
こちらは自分でも愛用しているスケッチブック。わたし自身絵を描くというわけではないのだけれど、大きさと紙の厚さが選べ、シンプルながらカラフルなデザインがかわいく、個人的に紙の書きごこちがとてもすき。絵を描く子には「アツ」を、いつもノートを持ち歩いているあの子には「ウス」をノートの代わりに。
かわいいデザインなのにお手頃価格なので、ちょっとしたプレゼントにも使いやすい。ペンとか鉛筆とか、文房具をセットにして贈るのも◎
持ち運びしやすいポストカードサイズは、お出かけにも。かばんに潜めておくとなんだかうきうきするアイテム。
2.プレゼントに迷ったときの救世主、mottaのハンカチ
◎金額目安 ¥1320〜
中川政七商店で買えるこちら。ネットでも買えます。
色と柄がとにかく豊富で、お値段も1000円ちょっととお手頃。2000円くらい足せばフォーマル用の真っ白なハンカチもあるので、ここぞというときにも。
大人数へのばらまきにするにはちょっとお高めかもしれないけれど、「何が好きかわからないな〜」って方とか、贈り物選びに困ったときについ選んでしまう手軽さとお値段。
無地が無難だけれど、ふだんシンプルな装いの方に「本当は無地が好きだろうなって思ったんだけど、この柄似合いそうだと思ったんだよね」なんて一言を添えて贈るのもいい。使えば使うほど柔らかくなるリネン素材で、大人の方にはもちろん、お子様への贈り物としてもおすすめ。首元にちょこんと巻いてスカーフにしてもかわいい。
3.迷ったらとりあえずここに駆け込む。マークスアンドウェブのケアアイテム
◎金額目安 ¥300〜(ただし300円予算だとバスソルト一包とかになるので、ソープとセットにして¥500くらいにして贈っている)
マークスのスクラブをずっとリピ買いしていて、でもスキンケア系は正直肌のこととか好みもあるので、ギフトには石鹸やブラシ、ハンカチやヘアケアアイテムなどを買うことにしている。
これは余談ですがマークスのスクラブ、粒子が細かくほんとうにスベスベツルツルのゆで卵か?って肌になれるので気になる方はぜひ使ってみてほしい。ザラザラのスクラブが苦手でスクラブは敬遠していたけれど、マークスのスクラブはだいすき。そこそこの頻度使うのに、不思議と底が尽きなくてそろそろ恐ろしくなっている。
マークスのアイテムはどれもパッケージがシンプルでそのまま置いておいてもおしゃれなのと、何よりお手頃ギフトに使いやすいお値段が魅力的。行くたびにこんな安くていい?もっと出してもいいのよ……というきもちになる。
プチギフトによく使うのは小さい石鹸+バスソルトの組み合わせ。ラッピングもシンプルで素敵です。
香りが豊富なので、贈る方のイメージに合わせて選んでも。メンズラインやベビー向けのラインもあるので、本当に困ったときに駆け込むと何かしらが見つかるお店です。
ただし香りによっては好みを選ぶのと、万人の肌に合う!というわけではないので、ちょっと分かんないな〜〜という方にはブラシがおすすめ。豚毛のブラシを長らく愛用していて、髪の艶が出るし、毛が柔らかくて使いやすいのだ。
4.どことなく思い出す、小学校のころだいすきだったキラキラのビーズ。資生堂のホネケーキ
◎金額目安 ¥400〜(カラーによって値段が違う)
所詮ビジュアル重視じゃん?と思われがちだけれど、使い心地も最高なこちら。
このちょっと透け感?があるとぅるんとしたカラー、小学生のころに必死に集めていたビーズとか、なぜか持ち歩いていた緑のスライムとか、お菓子のおまけについていた宝石のおもちゃとか、夜店でねだって買ってもらった指輪の偽物宝石とか、そういう懐かしい気持ちを彷彿させてとてもいい。女児心をくすぐられるのである。
資生堂の売り場のかたすみにひっそりと置かれてあるんだけど、ほんとうにかわいいのでもっと知られてもいい。年を重ねれば重ねるほどこういうレトロなものに惹かれがち。三色あり、それぞれ肌質に合わせて使えます。わたしはさっぱりしたのがすきなので、いつもグリーンのを愛用している。ベビー用もあります。
4.思いついたときに贈れる、スタバのギフトカード
◎金額目安 ¥500〜(金額は選べます)
お店でカードを包んでもらうのはもちろん、最近はLINEなんかでそのままサクッと贈れるので、遠方の友人に頑張ってほしいときとか、誕生日プレゼント間に合わないけど、とりあえず!というときにむちゃくちゃ重宝している。
コーヒーか紅茶かってわりと趣味分かれるけど、これなら自分で選んでもらえるし、使うタイミングも自分で選べてとてもいい。
わたしが非常によくやるのは、約束に遅刻した時など「これでスタバ入ってなんか飲んで待ってて!」というやつです。Twitterで知った技だけれど、むちゃくちゃ天才じゃん……と思ってしまった……それ以前に遅刻をするなという話である。
なんか探せばまだあるよな……と思うけれど、長くなりそうなのでこのあたりで。あしたあたり目的ギフトの方もまとめてみようと思います。
こう、しょっちゅうってわけじゃないけれど、困ったときにこれを選べばいいってものがあると助かることもあるので、今日もギフトリサーチに励むのであった。
クリスマスやなんやかんやで贈り物も増えるこの季節、気取らずさらっと贈れるものを連ねたので、よければ参考になると嬉しいです。
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