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痛い気がするのが1番痛い |エッセイ


皆さんは痛みには強い方だろうか。

私はすこぶる駄目である。

注射も昔から本当に嫌いで
打たれてる瞬間はもちろん、
注射器も目視しないよう心がけている。

注射より恐ろしいのは採血。
あんな極太の針を血管めがけて意図的に刺さた上、血を吸い上げられるなんて
尻の穴が縮り込む。(変な表現)

そんな私が今まで生きてきて
特に痛かった(気がする)ものを
紹介するネ。

まずは1つめ。
前の仕事中
ハンダゴテで発泡スチロールを彫っていた時。
間違えて、持ち手ではない熱い方を掴んでしまって指が焼けた。
アッツ!!と思いつつも
熱すぎてどうにもできず、数秒フリーズしてしまった。

日頃の、ヘアアイロンで火傷しちゃった!!
なんて無傷と言って良いほどの痛さだった。
その日の夜には
指に小さめの水風船ほどの水膨れが誕生した。
あれは本当に痛かった。

これはもう数年前の話になるが、
美容外科で瞼の上の脂肪を出す施術を受けた。
メスで少し切れ込みを入れて、
ニキビを潰すように脂肪を押し出す。

笑気麻酔を吸い、全てがどうでも良くなった。
酒を飲んでも酔う前に吐き気を催すので
酔っ払っちゃった〜となったことはないのだが、
こういう感じなら阿保なほど飲んでしまうのも
納得だな、などと考えているうちに
部分麻酔をまぶたに打ちこまれた。
おかげで全然大丈夫だった。

なのに、
「では切りまーす」と言われた瞬間無理だった。
切られる!と思ったら覚醒して、
切るという単語により、痛かった。
切った後に脂肪を押し出している感じも
なんか想像したら痛かった。

本当は痛さを感じてないのだろうけど、
気持ち的に痛かったのだ。

「全然、痛いんですけど!!え!痛いです!」
と伝えると、医者は
「痛いんですか?じゃあ笑気麻酔もう少し入れましょうか…」
と全然気にしていない様子だった。
笑気麻酔を吸っているにも関わらず
もっと親身になれや💢心配しろ💢
と怒りの感情が湧いた。

目元の脂肪がなくなることでスッキリして
目がパッチリする、ということだったが
ぶっちゃけあまり変わらなかった。
ビビり散らかして脂肪取りに留めたが、
結局痛かったので
どうせなら目頭切開したかったナァと思う。
まあ、怖いから無理なんですけど。

最後に、
「出した脂肪、見ますか?」
と言われたけれど、
本当に痛かったんですけど!そんなもん見る訳ないだろ!💢
と思っていたので断ってしまった。
今となっては、本当に脂肪が取られたのか怪しいので、見ておけばよかったなぁと後悔している。


そんなことよりも痛かったのは
親知らずを抜歯した時である。

上下、計4本生えており
歳をとる前に抜いた方が良いとのことで
ついに抜く決意を固めた。

とんでもない器具を口に突っ込まれ
ミシミシ、ギシギシ、ガンガンという音が
脳内に響き渡る。

「痛かったら言ってくださいね」
と言われていたので
手を挙げて痛いことを申請した。
すると麻酔を追加で打たれ、
抜歯が再開された。

だが、痛さは変わらない。
全然痛いので、再度痛いことを申請すると

「まだ痛いの?そんな訳ないよ〜
音で痛いって思い込んでるんだね」

と言って容赦なく続行された。

地獄のような時間で、
30分ぐらい経ったと思われたが、
10分も経っていなかった。

下の歯は神経にくっついてるから
大学病院の口腔外科を紹介しますと言われ、
大大大絶望である。

大学病院だったら全身麻酔でもしてくれるのだろうか…。
部分麻酔で意識があるよりマシかもしれない。

全身麻酔で思い出す、恐怖の映画がある。
「AWAKE」である。

全身麻酔を打たれ、手術が始まるッという時に、あれれ?意識がある!まだ始めないで!!
と思いながらも麻酔を打たれてるせいで 
体が動かず、声も出せず
そのまま腹を切られ手術が始まる、という
恐怖のスリラー作品だ。

ゾンビが小腸で縄跳びしてたり、
血が噴き出たりするグロいのは大丈夫。
医療系ドラマの手術シーンも全然大丈夫なのに
AWAKEは直視できなかった。
もはや、こちらが痛い気すらしてくる
恐ろしい映画。
(もう10年ぐらい前に見たきりなので、
あらすじの説明は大ウソかも)

痛かった記憶を思い返しながら
これを書いてる今、思うことはやはり

笑気麻酔が吸いたい!!!

である。

あれ、サイコ〜なんだよな。
痛いのなしで
ただただ普通に笑気麻酔を吸わせて欲しい。

もう何年も経っているが、
ちょっと嫌なことがあった時、疲れた時には
笑気麻酔吸いてぇ〜〜
と思う。
笑気麻酔吸…笑気麻酔…


おしみ
1998年3月生まれ、AB型
甘いものは、しょっぱいものを美味しく食べるために食べます。
極楽に生きたい!

今日のおすすめ❗️

足ツボもちゃんと痛かったな

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