大橋康平

JVCKENWOOD Design プロダクトデザイナー

大橋康平

JVCKENWOOD Design プロダクトデザイナー

最近の記事

Xデザイン学校2022年度ベーシック日曜コース♯9 振り返り

発見その1コンセプトワークとアイデア大会一連のワークショップの中で、印象に残っているアドバイスが「アイデア大会にならないように」というものでした。 日常のデザインの仕事の中ではアイデアを形にする事を軸としている事もあり、アイデア大会がNGという事を念頭に置きながら、何かを考えるという事がとても難しいように感じていました。 そして今回、チームで考えてきたビジネスモデルを発表に向けて整えていく中で、説明の難しい様々なエラーを消していくと、何とも特徴の無い提案になってしまったのです

    • Xデザイン学校2022年度ベーシック日曜コース♯8 振り返り

      発見その1全貌をストーリーで見てみてチームで考えた事を一連のストーリーにしてみて、今まで脳内で勝手に補正されていた、断片的なシーンの繋がりの違和感が見えてきたと思います。サービスとしてディテールを詰める際、ストーリーの中で穴の空いている部分を落ち着いて拾って行ければ、既存サービスの着せ替えのような形で、急に作業的になってしまうことを防げるのかなと思いましたが、ゴールに向かうにつれて細かい機能などに走ってしまいそうな予感がしますので気をつけてたいと思います。 発見その2メンタ

      • Xデザイン学校2022年度ベーシック日曜コース♯7 振り返り

        発見その1やりかたのマズさ その1 食わず嫌いの話で、母親が納豆を食べれない事を思い出しました。 しかし唯一食べた納豆は、幼少期に食べた納豆入りお好み焼きという祖母のトリッキーな納豆料理だそうで、それで納豆=マズい。という結論に至ってしまったようです。 今までの自分にとっての食わず嫌いはリサーチだと思います。しかし、今回の講義の中でリサーチは調査ではなく、研究。と言う事を聞いて、デザインにおいてリサーチの意味合いや、序盤から何度も出てくるエスノグラフィーがとても長期間であるこ

        • Xデザイン学校2022年度ベーシック日曜コース♯6 振り返り

          発見その1ユーザーの幅→ビジネスの規模に繋げられない 幅広いユーザーの要素を混ぜ合わせてサービスを考えれば、自然とスケールするビジネス像が見えてくるのではないか、とぼんやり考えていました。 ドラゴンクエストをやった事が無いので、なんとなくのイメージですが、 弱いスライムでも、沢山集めるとキングスライムになる。みたいな事を期待して上位下位分析、ペルソナ作成などで具体的なユーザーの情報をどんどんサービスに反映させていってしまったと思います。 しかし、実際はただスライムが数匹いる

        Xデザイン学校2022年度ベーシック日曜コース♯9 振り返り

          Xデザイン学校2022年度ベーシック日曜コース♯5 振り返り

          発見その1 インタビューから旨味を抽出するには今回ラダーリングを使ったワークを体験してみて、ラダーアップするに毎に事象やキーワードの中の旨味みたいな物が抜けて淡泊な言葉になって行くような感じがしました。カードの書き方や、価値をグルーピングする際に丁寧に読み取る工夫も大切だと感じましたが、インタビュー時点での下ごしらえが一番大切なのかなと思いました。聞き取りの中で気になった事象の背景にある気持ちをしっかり抽出しておかないと、その他の事象と重ね合わせた時いわゆる価値の最小公約数

          Xデザイン学校2022年度ベーシック日曜コース♯5 振り返り

          Xデザイン学校2022年度ベーシック日曜コース♯4 振り返り

          発見その1 対症療法と原因療法 学生時代、体に麻痺のある車椅子の元ギャルの方と、一日街で遊びながら、 気づきを元にユニバーサルデザインの食器作りに挑戦した事がありました。 色々考えた結果、本来の課題の趣旨からはハズれましたが、「使いやすさ」でなく、「所作の美しさ」に焦点を当てる事にしました。 飲食店で、見たことのない形のカトラリーをサッと懐から取り出し、颯爽とワカメを食われても困る。と思ったからでしたが、結果的にやや原因療法に近い考えの提案になったのではないかと思います。

          Xデザイン学校2022年度ベーシック日曜コース♯4 振り返り

          Xデザイン学校2022年度ベーシック日曜コース♯3 振り返り

          発見その1デザインの中にも守破離がありました少年剣士時代、自分の手ぬぐいにプリントされていた「守破離」ですが、サービスデザインの世界にも存在するとは思っていませんでした。「型にハマる」の型は、量産品の型のような意味合いであり、概念化するという事は決して同じような物を作るのではなく、ベースの「型」なのだという事が分かりました。 脳筋の自分ですが、武道テイストのワードが講義の冒頭に出てくる事が多いので、お!というスイッチを押して頂けて有り難いです。 剣道の手ぬぐいのデザインは「

          Xデザイン学校2022年度ベーシック日曜コース♯3 振り返り

          Xデザイン学校2022年度ベーシック日曜コース♯2 振り返り

          発見その1達人について本日の講義の初めに「YAWARA!」についてのお話がありました。自分は柔道ではなく剣道でしたが、確かにアイコン的な必殺技を持っているのは、中高生特有のもので、ベテラン剣士は良い意味で何のクセも無い剣風でした。一点に能力ゲージを全振りしたようなスパルタンなものに憧れるのも若者特有のものだと思いますが、ベテラン剣士の見ている世界が早く見えるように努力していきたいです。 発見その2対象を好きになれば自然と知りたくなる。何か面白い事を探す時に、真っ先に自分の好

          Xデザイン学校2022年度ベーシック日曜コース♯2 振り返り

          Xデザイン学校2022年度ベーシック日曜コース♯1 振り返り

          はじめに私は普段デザイン会社でプロダクトデザインを担当しております。歴史のあるメーカーから分離したデザイン集団なので、プロダクト、グラフィックを主軸に、昔からの燻銀の先輩デザイナーが沢山いらっしゃいます。 しかし、今日のデザイン会社としてデザインを生かして幅広く価値を生み出すため、会社としても色形の世界を飛び越えて活躍する術を探っている最中です。 発見その1Unlearnという言葉体験価値を生み出すデザイナーとして生まれ変わるためには、従来の〇〇デザイナーにUX的な要素を振

          Xデザイン学校2022年度ベーシック日曜コース♯1 振り返り