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いじめから学ぶ上下関係


先日。。うちの末っ子が複数対1で意地悪な攻撃を受けた話に少し触れましたが。。

加害者が自分が加害者であることを理解するというのは
とてつもなく大変なことなんだなぁと
改めて思います。

複数対1で自分たちが正しいと、
うちの娘にわからせようとしてるんですよね。
それも言うことを聞かせることでお前は下!って言うメッセージなので、かなり言うことに矛盾点があったり
話し合いという割には相手の意見を必要とせず、
ただただ、娘の価値を下げるような言葉を投げかけて有利な立場に自分を置こうと
必死な姿が見てとれるんですけど。。


我が家での話し合いとしては
話にのらない。
意地悪な子にわかってもらおうと思わない。
明らかな間違いでも相手の主張が『自分が正しい』に取り憑かれてるようなら戦わない。

ということを娘に話しました。

娘にとっても、もちろん私にとっても
その意地悪な子は救えないんです。。。
とても可哀想だけども。。。

人を傷つける行為をしてしまうのは
自分を守るためだと思うので。。
自分が悪いことをしているという気づきや
自分は他人を傷つけているという気づきは
その人が気づくテーマですから。。

うちの子に言えることは
『自分が嫌な思いをした』という事実を
忘れないことが大事で、
『自分は付き合う人を自分で選べる』ということを忘れないでほしいと話しました。
意地悪な子が学校の全てじゃないし
意地悪な子がクラスの全てじゃないですから。


心理学を学んでいるとね。。
子どもがそういう人間ということは。。
その家庭が見えてくるんです。
きっと意地悪なことをしてしまう子は
アダルトチルドレンでしょう。
普段から生活の中に上下関係が根付いていて、
常に条件や力で上からねじ伏せられて
自分の意見や自分の気持ちを聞いてもらえない環境なんだと思います。

だから同じ子ども同士のコミニティーの中では
せめて上下関係の上でありたいんでしょうね。。

そのような子から見ると
優しく弱そうに見えるのに
対等な気持ちでいる娘は気に入らない人間なのかもしれませんが。。

人間関係の基礎は『対等』ですし、
娘はロボットでも家来でもありませんから。


なのにやはり。。普通に生活を送る娘のこと。
私の耳に入ってくるのは悲しい言葉も多いです

『あいつ全然反省してないよね』
『あいつ私たちに仲良くしてもらうつもりないよね。』
『あいつにわからせてやらないとね。』

こんなことを言ってるんですよ。
上下関係のかなり上からの発言。。
ほんと。。何様なの?って言う言葉だし
意地悪してる方が、意地悪をされてる方に
反省を求めていると言う
めちゃくちゃな状態です。
とてもじゃないけど。。子どもの言葉には思えないほどの上から目線。。
これは。。大人の言葉なんですよね。。
その子の家庭環境でその子が浴びてる言葉なんだと思いますが。。
本人無意識なので。。

彼女たちは本気なんですよね。
本当にうちの子に『反省が足りない』と思ってるし、自分たちがわからせてあげようと言う
言ってしまえば親切心みたいなつもりで
攻撃をしてるんです。

攻撃ですから。。
彼女たちが求めているのは
娘を共に攻撃することでの団結力。
泣いて、困って、すがってくる娘に、
自分たちの家来のように言うことを聞かせることを望んでいますし、
娘を思い通りにして優越感や万能感を感じること。。
相手を服従させることで、自分の立場を上へ持ち上げる行為。。

これはほんとアダルトチルドレンが育つ家庭と全く同じ作りなんですよね。
これ。。親がやってることなんです。
親の思う通りに子どもたちに言うことを聞かせて(上下関係)
家族の中で出来損ない(スケープゴード)を作ることで残りの団結力を上げる。。
怒ったり、叱ったり、たまに優しくしたり
自分の気分で相手を混乱させたり。。

家庭ではね?逃げ場がないんです。。
そのような親なら。。
そのような親でも。。子どもはそこで生きるしかないですから。。

でもその子が学校というコミニティーで
親と同じコミニケーションを取っても、
うちの子は『学校が居場所の全てではない』ですから。。

そこをね?
うちの子に知ってもらいたいと今回お話をしました。

友達の言い分、めちゃくちゃに聞こえるかもしれないけど、何を言ってるのかをちゃんと聞くと
上下関係が見えてくること。。
相手が勝ち負け思考に囚われていることに気がつくこと。

学校では友達全員、クラスみんなと仲良くすることを教わっているかもしれないけど。。
自分は別に傷つける子たちと仲良くしなくても
いいということ。

いろんな嫌なことを言われるかもしれないけど
あなたが素敵な子という価値は変わらないということ。

向けられる敵意というのは
その子の無価値感や不安の表れだということ。。

そして、自分とその子たちは
意見が違うことが当たり前で
自分の人生や自分の日常と
相手の人生や相手の日常は別のもの。という意識。。

境界線ですね。
それをしっかり引いてしまうことのお話をしました。

小学生ですから。。
簡単なことではないと思います。
大人だってできない人ばかりですから。。
でもこのタイミングで知っていてもいいことかなと思うんです。
理解力ありますから。。
境界線を引くのは簡単なことではないですけど
知識だけでもあると気が楽になるかなと思って。


上下関係や勝ち負けを仕掛けてくるような環境の中で。。
自分の心を対等に保つというのは
とても大変なことだと思いますが
娘には学校が居場所の全てではないという話と
その子たちが人間関係の全てではないと言う話をしたので、
自分の心とバランスを取りながら
自分を信じられる道を歩んでほしいと思います。


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