劣等感

『感情を感じること』に対して
喜びや楽しさ、うれしさや感動などは
比較的に噛みしめやすいとおもうんですけど

負の感情。寂しさや悲しみ、
不安や苛立ちなどは人は抑圧してしまうことが多いとおもいます。
きっとその抑圧が癖になっている人がほとんどではないでしょうか。。

感情は抑圧したり、誤魔化したところで
別のところや別の出方で
必ずと言っていいほど発散するために出てくる気がします。

みなさん。劣等感をしっかり感じることはできますか？？
この劣等感というのは自分では感じることがかなり難しいし、
いろんな人を傷つける害になりやすい感情なので
いろんな場面での劣等感を
しっかり、素直に感じることで
自分が人を傷つけることは少なくなるのではないかなぁと思ってます。

劣等感はプライドの高い人、負けず嫌いの人
完璧主義の人などが強く持ちやすい感情だと思うんですけど。。

劣等感というのは
人と比べて自分が劣っているという感情ですが、
劣っているという感情が無価値感と繋がりやすくて、それは心の傷になりますよね。

その傷を隠すことで解決しようとすると
傲慢になるし、
マウントを取るようになるし、
人を傷つけるようになりますが

本人はそのつもりはないと思います
ただ、自分が恐れているのかなぁ。。
人に比べて負けている感覚、
劣っている感覚は
自分が生きていても仕方がないと思い込むほどの大きく深い穴のように感じていて
何としてでも落ちるもんかと

人を傷つけ、人を蹴落とし。。
マウントを取ることで自分の価値を確立しようとするんですけど。。。
自覚ができる人の方が少ないのではないでしょうか。。

そんな劣等感。
その傷の原点も親子関係がスタートだと思います。

親に認めてもらえなかった。
親に褒めてもらえなかった。
または親が全て決めてやってしまって
親が上、自分が下として
発言の権利すらなかった。。

心の底に『自分は無力だ』と刻まれている状態とも言えると思います。。

辛いですね。
とても悲しいと思います。

受け入れたくないからこじれてるわけですけど、
劣等感が強いこと、
虚勢を張らずに認めてしまうことが
劣等感を味方につける第一歩な気がします。

『負の感情もちゃんと感じてあげること』です。
その感情も丸ごと自分であって、
あなたのいいところかもしれません。

自分でちゃんと感じてあげない感情は
他人にぶつけて、他人に何とかしてもらおうとしてしまいますから。。

勝ち負けの思考ですよね。。
劣等感の強い人とは冷静な話も通じない感覚があります。
自分を守るために
相手を上から打ち負かそうとしてしまうその人の会話は、全て否定。

最終的にはリセットまでいく人もいますよね。
リセットやブロックは自分から断ち切ることで
『ここまでさせるお前のせいだ！
傷ついて後悔しろ！』って意味ですから。。

そこまでして自分が劣っているという感情を受け止められない。。
人にも自分にも歩み寄れないというのは
かなり苦しい状態だと思います。

自分で自分の価値を見出せないというのは
自分の価値を他人を踏み台にして高いところにいくか。
他人を蹴落として上にいるように見せかけるかしか方法がないわけですから。。

これがパワハラやモラハラの正体の一部ですかね。

この劣等感の原点も
自分の親子関係が大きく関わっていて、
それだけ子ども時代に
親を思いやり、親をたてて
自分の気持ちを後回しにして
我慢してきている。。

ということなのかなぁと私は考えてます。

劣等感をまず、しっかり感じてみて
その感情はどこからくるんだろうと時間を遡るように掘り下げていくと
抑圧されていた感情というか
親に制圧されていた感情というか。。
我慢をしている自分を見つけることができたら。。

劣等感を感じる。というところで
自分の気持ちを理解して納得することができたら
他人にその行き場のない劣等感や苛立ちを
ぶつけることがなくなるのではないかなぁ？と思います。

自分でしっかり感じてあげられると
自分の中で消化できますもんね。

負の感情は感じないようにしようと思いがちですが、実はしっかり感じることでその劣等感を
前向きに持っていくことができると思います。
やる気とか、憧れ、目標など。。

どうか。。
無意識の傷で攻撃しないで。。
育ちの傷。。過去の傷で
今の人間関係をかき回さないですみますように。。

全ては自分に目を向けて気づくことからだし
私がどんなに考えても
人の無意識のことを何かできることなんか
ひとつもないんですけど。。

人が人を傷つけないでいいようにと
願ってます。