大人は、思ったより楽しいよ。
学生時代が楽しいって言う人は、
陽キャか同じ趣味を持つ友達がいる人だと思う。
自分の好きなことを共有できるっていいよね。
私は自分の面白さや楽しさを共有できる人がいなかった。
でも、大人になるともっと広い世界で同じ趣味の人を見つけたりするから、今の方がずっと生きやすい。
40人が1つの部屋に集められて、同じ方向向いていた時よりも自由。自分が自分であることを感じれる。
中学生の時は、つけまつげのつける角度についてとかどこのメーカーのチークがいいとか、最近つーちゃんのカラコン出たよねとか、そういう話がしたかった。
でもそういう話をできる人がいなくて、
周りが話す話は、「誰と誰先輩が付き合ってる」とか「他中の誰くんかっこいい」とかそういう話ばかりで、ほんとにどうでもよかった。
とにかく、周りは私の興味のないことで盛り上がってた。
勉強して、ある程度頭の良い高校に行ってもあんまり世界は変わらなくて、
高校生になったから、メイクの話できるかなと思ってたけど別にそうでもなくて、メイクの話できたとしてもカラコンの色は地味だし、アイシャドーのラメは少ないし、つけまよりマスカラについて話してる。
家から1番近い高校に行ったら、ギャルいっぱいいたのにな。
学生生活を楽しむよりも、看護師になることを優先して入った学校だからしょうがない。
校則が厳しくてスカートも折れなくて、つけまもカラコンもダメで、髪を染めるのもダメ。
自分の好きなこと何一つできなくて、
唯一邪魔が入らない勉強が、サクサク進んだ。
勉強しちゃいけないって言う人はいないからね。不思議。
勉強が好きで面白くてやっていたけど、
大学受験をするわけでは無いから、
相対的に自分がどれぐらいの位置にいるのかなんてわからなくて、気がついたときには頭の人たちと関わるチャンスを逃したよね。
大学に行けば、自分に似た人に会えたかもしれないのに。
私はギャルになりたかったんだけど、
実際は2日連続で二重のりを塗るとまぶたがかぶれるし、
アイシャドーをつけると目の中が痒くなるし、
ファンデーションをつければ肌が荒れ、
口紅をつければ皮が剥ける。
私がやりたい事は向いてなかったみたい。
それに比べて勉強する事は邪魔されることがないし、やってて面白いし、多分私に向いてる。
勉強が面白いと思っている人は意外と少なくて、結構頭のいい大学とかに行かないと会えないらしい。
私がいる世界は頭いい人がいるわけでもなくて、(偏差値だけで計れる頭の良さだけを指してるのではない)ギャルがいるわけでもなくて、
自分がいる環境は選べるはずなのに、自分がフィットする場所を見つけられていないのが現状。
ーー
それで急だけど、私は今月から大学生になった。
年間8万で行ける通信過程の大学があるってTwitterで知って、速攻調べて説明会に出た。
面白そうだから入学することにした。
書類の不備があったりして、ちょっと時間掛かっちゃったけどTwitterで知ってから、
入学許可書が来るまで1ヵ月とか1ヵ月半しか経っていなくて、急に人生って変わるもんだなと思った。
まだ、入学しただけなんだけど。
卒業率8%位だとネットに書いてあったから、卒業できるかわからないし、全く専門外の法律をスムーズに勉強できると思えないし、
法律を学んだからって面白い人に出会えるとは限らないし、ギャル会える確率なんてほぼ0%に近い。
じゃあなんで入学したかと聞かれても自分でもよくわからない。まあ場面とノリだよね。
ーー
2021年3月31日
「最上級の大開運日『天赦日』。一粒万倍日と寅の日も重なる最大級の金運招来日。」
って書かれた最高に運気の良い日に、
私は蜂窩織炎になって、新年度の始めから私は仕事にいけなくなった。
まあ、そのおかげで大学入学の書類とかを出す時間が取れたわけなんだけど。
非常勤で働いているから、収入の保証があるわけでもなく、ただ給料が減った4月。
それなのに、大学入学のお金払って、教科書も買ったからお金の支出がやばい。
インアウトバランス悪すぎな。攻めすぎ。楽しい。
そして2週間の休養を得て働き始め、その2週間後には初めてのヒヤリハット。
そして左踵の蜂窩織炎治ったと思ったら、
今度は左の親指の爪周りが炎症を起こしている。
同じ側の足で炎症起こりすぎなんだけど、なんでなん!
いろんなことが重なりすぎて意味わからんし、仕事中急に頭の中に「塞翁が馬」って言う言葉が出てきて、
意味調べたら、「長い人生では楽しい事や嬉しい事もあれば、辛い事や悲しい事もあるけれども、何が幸福で何が不幸かは直ぐに決まるものではない。」って書いてあるし、今の私の状況かよ!!
それでも、鬼楽しいなと思って生きている。
それに、これからもっと面白くなりそう。
大人になるの嫌だったし、
今でも自分が大人だと思ってないけど、
大人って意外とたのしいよ。
#コラム #中学生 #高校生 #看護師 #エッセイ
#思い込みが変わったこと
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