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看護師が交通事故に遭ってみた!③~とりあえず痛いの何とかしてくれませんか~

こちらの記事の続きです。

とりあえず痛いの何とかしてくれませんか

生まれて初めての自分の骨とのご対面。

できれば一生出会わないままの二人でいたかった。

まさかの出会いにドン引きしている僕を他所に、搬送先の病院が決まり、救急車は動き出す。

(アドレナリンガンギマリ状態で頭冴えまくってたおかげで搬送中激痛に耐えながら救急隊の質問に答えつつ家族、会社、保険会社に連絡した自分を褒めてあげたい。)

病院に到着しお医者さんや看護師さんが集まってくる。

僕の足を見たお医者さん、ぼそぼそと看護師さんに向かって

「え、これ骨出てるやん…聞いてないよ…出てるならうち取れないよ今…どうする?送り先探す?えー今からはめんどくさいよね…どうしよう…」

全部聞こえてますけど!!!!!

いやーほんと自分も気をつけないとなーと思いましたよ。よくありますよ。患者さんいる近くで心の声が口から出ちゃってね。患者側になるとよくわかりますね。結構敏感になってるからだんだん不安やらイライラやらが募ってきてね。これからどうなるんだろう…って考えちゃいますよね。そんなときでも患者さんは痛みに耐えてね…

って痛えよ!!!早くなんとかしてくれよ!!!!!!

なんだかようやく話がまとまったようで、色々と検査が始まりました。

めっちゃ待ったけどな!!!!足ブラの状態で!!!!!!

色々と動き出した様子なのはいいのですが検査とか移動の度に足が激痛。

でも…忙しそうだし…と医療者特有の謎の気の使い方をしているうちに検査も一段落。

お医者さんいわく、

「脛骨と腓骨がバッキバキでおまけに外にまでこんにちはしてます。今すぐ手術が必要です。んで1週間後くらいにもう1回手術します。入院は2、3週間です。」

僕「わかりました。なんでもいいんで痛み止めをください。」

もう先のことよりも今痛いのをなんとかしてほしかった。

説明聞いてる余裕なんて無かった。

ってか整形なんて専門外過ぎてなんもわからんしおまかせするしかないんでね。

慌ただしく手術の準備が始まる中、ようやく看護師さんが点滴を持ってきた。

アセリオ「こんにちは!僕に任せて!」

え、アセリオで効くレベル…?と一瞬思いましたがおまかせするしかない。

とりあえず痛み止めが始まったことに安堵。

著効はしないまでも多少でも落ち着いてくれれば…

と思っていたら別の看護師さんがやってきてこう言い放った。

「おまたせしました!手術にいきますね!」

「あ、余計な点滴は持っていけないのでアセリオ外しますね!」

すいません、殆ど入ってないんですけど!!!!!


つづく

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