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Kindle Unlimitedで全く違うジャンルに挑戦

Kindle Unlimitedのおかげで、今まで読んだことない作品に出会えるのがいい。いつもは小説ばかり読むけど、最近は全く違うジャンルにも挑戦。その中でも、『世界史を大きく動かした植物』がおもしろい。

一粒の小麦から文明が生まれ、茶の魔力がアヘン戦争を起こした――。人類は植物を栽培することによって農耕をはじめ、その技術は文明を生みだした。作物の栽培は、食糧と富を生み出し、やがては国を生み出した。人々は富を奪い合って争い合い、戦争の引き金にもなった。歴史は、人々の営みによって紡がれてきたが、その営みに植物は欠くことができない。人類の歴史の影には、常に植物の存在があったのだ。

本書の「はじめに」より

この本は結構なお値段がするため、こうしてKindle Unlimitedで読めるのは本当にありがたい。

私たちの身近にあるコムギ、トマト、コショウ、トウガラシやじゃがいもたちの歴史が書かれている。

ピーマンがなぜ、英語で「Pepper」と呼ばれるのか。ずっと疑問だったことが、この本で解明された。人には辛味の感覚がなく、「痛い」と感じること。鳥は辛さの受容体がないから、トウガラシがイチゴと同じく甘く感じる。こういう雑学がおもしろい。私たちの生活に身近な食べ物のことを全然知らないなと思った。今度買い物行った時に、食材を見るのが楽しくなりそう。

まだ読み終えていないけど、今読んでるところまでで思うことは、人はお金や土地などで争ってきたと思ったけど、人を狂わせたのは実は植物かもしれない。

人が凶暴になって思考を鈍らせるのは、食べ物がない時かもしれない。じゃがいも、コショウ、コムギによって、人は生きるため、美味しいものを食べるために必死になってきた。そうやってより良い生活を手に入れてきたのかな。

これからの章はチャ、サトウキビ、ワタ、ダイズなど、もっと興味深いものがある。チャでアヘン戦争が起きる。血生臭い内容が出てきそうだな。

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