【セコイア&キングズキャニオン国立公園の旅①】~巨木とトトロと双眼鏡。
「地球上で最大の生物」って、何かご存知ですか。
答えは、「シャーマン将軍(General Sherman)」と呼ばれるセコイアスギの巨木です!
米カリフォルニア・セコイア国立公園にあるこの木の樹齢は、推定2200年。今もなお、グングン成長しているそうです。
セコイア国立公園(&隣接するキングズキャニオン国立公園)最大の見どころは巨大なセコイアの林!ですが、他にも魅力はたくさんあります。
美しい河川やミステリアスな洞窟、雄大な渓谷と山脈を拝めるシーニック・バイウェイなど、夏の大自然を満喫してきました。これは、5歳と2歳の子供たちを連れて家族で楽しんだ、アメリカ国立公園・珍道中の記録です。
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早朝出発!昼には到着?!
カリフォルニアのオレンジカウンティにある我が家からセコイア国立公園まで、車でぶっ飛ばして約5時間。
LAの渋滞を避けるため早朝に出発し、車窓を流れる景色の移り変わりを感じながら、ひたすら北上。2回ほど休憩を挟みましたが、昼には国立公園内のロッジポール・ビジターズ・センターに到着しました。優秀です。
到着後、何はともあれ温かいランチを・・・と期待してたのですが、コロナの影響でレストランもビジターセンターもクローズですって。ガーン!
ショップは営業していたので、サンドウィッチやサラミなどを買ってランチ休憩。お土産に、お揃いの双眼鏡も買わされました。この後、キッズたちは林で洞窟で、ホテルで河原で、この双眼鏡を振り回し続けます。
息子の双眼鏡を、よーくご覧ください。
何度説明しても、逆に持つと言い張るもんで。世界最大級の巨木たちを、彼は双眼鏡越しにわざわざ「小さく」見ていたんですねぇ。やれやれ。
でかいぞ、シャーマン将軍の木!
ランチが終わったら、セコイア国立公園で一番の見どころ、シャーマン将軍の木を拝みにレッツゴー!駐車場から将軍までは舗装されたトレイルになっていて、階段や坂道を子供の脚で30分ほど下っていきます。
よーく見ると、人が群がっている木があります。これがシャーマン将軍!人と木のサイズを比べていただけると、いかに巨大かがわかるかな?
大きすぎて、大きさが伝わらない、というジレンマ。近くでも写真を撮ったのですが、フレームに納まりきらなかったです。
こちらはシャーマン将軍の近くにあった、双子の木。山火事で黒く焦げている部分がありますが、それでもなお生き続けています。逞しい。
ちなみに娘は、巨木よりリス探しに夢中。
息子は「トートロ!トートロ!どこにいるの?トートロッ!」と、ひたすらトトロを探し続けて、見知らぬ日本人に笑われていました。
巨木の中を通る?!倒木のトンネル。
こちらもセコイア国立公園の名物。倒木のトンネルです。
1937年に倒れて、道を塞いでしまったセコイアの木。これをどかすのではなく、穴をあけてトンネルを作ったそうです。
巨大な切り株に出会える、森林トレイル!
キングズキャニオン国立公園にも、セコイアの巨木がたくさん生えています。2日目は、キングズキャニオン国立公園内の「ビッグ・スタンプ(Big Stump=大きな切り株)」と呼ばれるトレイルに挑戦しました。
巨木あり、野生の草花あり、開けた草地あり・・・という、わりとガチな森の中を、水着姿で歩く子供たち。このあと水遊びをする予定だったので、水着で歩かせちゃったのですが、相応の格好にすればよかった。反省です。
トレイル中には、いくつもの巨大な切り株がありました。中でも有名なのが、こちらの「マーク・トウェイン」の切り株。NYの博物館に展示するため、19世紀に切られちゃったそうです。
人間が手にかけなければ、今もきっとこの場所で悠々と生きていただろうに・・・。その姿を想像すると、せつないですね。
ちなみに、切り株にはご丁寧に階段がついていて、上に登れるようになっています。勝手に登ったわけではないですよ。
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信じられないくらいの巨大さで、私たちを圧倒してくれたセコイアの木たち。娘の記憶(こころ?)にも何かが残ったようで、家に帰ってからこんな絵を描いていました。
さて。
Enough Trees! (木の話はもう充分!)
次回は「ミステリアスな洞窟ツアー」の話に移りたいと思います。
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