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休暇を取ったら100万円!?

人気バラエティ番組の企画、ではありません(笑)

米国フルコンタクト社の休暇制度の話です。

同社は3つのルールに従えば、7,500ドル(日本円で約100万円)の年次休暇手当を付与しています。

休むだけでお金を貰える!?その意図は一体何なのでしょうか?


米国フルコンタクト社の驚きの休暇制度とは?


まず制度から確認しましょう。

3つのルールとは

  • 仕事をしない

  • 仕事のメッセージをチェックしない

  • 自宅から離れる

これらを守れば、7,500ドルを付与するという制度です。

効果としても、休暇から帰ってきた社員は輝いており、懸命に働き、職場に戻ることに喜んでいる、とのこと。


ただ、普通に考えると、「そんなバカな!?」と驚く話ですよね。

でもこれには"忙しさ"がもたらす悪影響が関係しているんです。

日本に限らず米国でも、職場によっては忙しさを競い合うムードはあります。

ただ忙しい文化は、放っておけば解決できる問題を悪化させるリスクを孕んでいます。


忙しさは一種の麻薬のようなもの


自分のことを棚にあげますが、忙しさによる影響としてこんなものがあります。

  • 忙しい状態に身を置けば「自分は価値を生み出している」という気分になれる

  • 忙しさ=重要な仕事を任されている=私は価値ある人間(と見られたい)、そんな願望もあるかもしれない。

ただ、忙しい状態が続けば、コミュニケーションも雑になって人間関係が悪くなったり、疲弊してミスが増え、生産性も落ちてしまいます。

こんなことにならないために、企業はその忙しい状態を無理やりにでも引きはがさないといけないのです。

フルコンタクト社の制度はこんな意図があってのもの。


あのEvernote社も休暇制度を工夫している


同じ制度があるのは、メモアプリで有名な「Evernote社」。同社も休暇を過ごすために1,000ドルを付与しています。

経営者として懸命に働いてくれる社員の頑張りは本当に嬉しいもの。

ただその頑張りは短期的なものでなく、中長期的かつ持続的に合って欲しいものです。

そのためにもこうした休暇の制度は理に適っていますね。


※参考記事はこちら


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