英語の授業で「フォネティックコード」を教えといて欲しかった【イギリス生活】
YMS(イギリスのワーキングホリデーのような制度)でイギリスに来た直後、自分の名前が相手にうまく伝わらないことが何度かあった。
「スペルはどう書くの?」
M-I-Z-O-R-E. と説明して、M? N? などと聞き返されたとき。
そんなときには、フォネティックコードを使えばいいということを知った。
名前の漢字を伝えるときなどに、「小倉の小は「小さい」で、倉は「倉敷の倉」です」というやりとりがあるが、それのアルファベット版のようなものだ。
アルファベットごとに、聞き間違えない単語を充てて、正確に伝えられるようにしている。
義務教育でやった方がいいんじゃないかと思うくらい、早く教えておいて欲しかった。
もしかすると学校によっては習っているのかもしれないが、うちの学校では
Hi! I'm Nick! N-I-C-K, Nick!
ぐらいの言い方しか習っていなかった。
イギリスに来てから、スペルの確認でフォネティックコードは本当によく使うし、便利だなと感じる。
イギリスの飲食店でアルバイトをしたとき、お客様から予約の電話を受けた。
お名前を聞く際にスペルを尋ねると、呪文のように単語を羅列された。
何を言っているのか全くわからず、先輩に頼ってしまったのだが、フォネティックコードという決まった形があり、それを使って名前のスペルを伝えられていたと後から知った。
丁寧な場合は "M for Mike, I for India, Z for Zulu..." と言ってくれるのだが、"X for" の部分を省略して、"Mike, India, Zulu, Oscar, Romeo, Echo" と単語だけ言われることもある。
電話を受けた際は後者の方で言われており、関連性のない単語の羅列で、思考が停止してしまったのだった。
その後、表を見ながら覚えるようにして、徐々に慣れていった。
もちろん、通じればオリジナルのものでもいいと思うのだが、多くの人はフォネティックコードの単語で説明されると思っているので、あまりに突飛な単語で代替すると聞き返されるかもしれない。
自分で綴りを説明するときにも使うので、英語圏で生活する際には知っておくと大変便利だと思う。
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