NZ日記🇳🇿｜多分もう二度と会うことはない、人との出会いと別れについて

こんにちは。
ニュージーランドで夫婦ワーホリ中のゆうかです🇳🇿

ニュージーランドにやってきてから、
本当に色々な人との出会いと別れがありました。

移動しながら、拠点を持たない生活。
決まった家も、決まった仕事もない。

そのため、これまでの日々よりもかなり速いスパンで、
出会いと別れがやってくる日々。

今日は、そんな中で感じたことを綴ってみます✏️

「またね」が実現しやすくなっている時代

日本でも、旅先での出会いを経験することが
多々ありました。

友達の友達が、たまたま一緒にいて、連れてきた。
くらいの距離で「はじめまして」して、
1日だけ一緒に過ごして、盛り上がって、
「またどこかで会おう！」って言って別れて。

もうそれっきり会わない人もいるけど、
そんな感じで出会ってから東京で再会して、
それ以降頻繁に遊ぶ仲になった友達もいる。

それはSNSのおかげ。

会ったときにインスタ交換して、
ストーリーでお互いの居場所を見てて、
あれ、会えるじゃんって思って、
連絡取り合って、会う。

そんなことが簡単にできる時代。

一度少しだけ交わった縁を、
SNSのフォローという形でゆる〜く繋ぎ止めて、
そのうちのいくつかが、また交わる。

これが、私の中での "旅先での出会い" の
当たり前になっていました。

北海道のキャンプ場で🎇
この時の出会いがとても大きかった🤝🤍

ホームステイという濃すぎる交わり

私たち夫婦はニュージーランドで、WWOOFを使って
色々な家族にお世話になっています。

【WWOOFとは】
World Wide Opportunities on Organic Farms
「世界に広がる有機農場での機会」
主に有機農業を営む農家さんのお家にホームステイさせていただき、決まった時間働いて、宿と食事を提供してもらうエクスチェンジサービス。

【私たち夫婦のWWOOFの目的】
ニュージーランドでいろんな暮らし・家族の形に触れて、自分たちの未来を考えること。
また、帰国後に取り組みたい農業を、実体験を通して学ぶこと🧑‍🌾

これまでは、ひとつのご家庭に2週間ほどお世話になることが多かったです。

同じ家で生活して、
毎日一緒に食卓を囲んで、
いろんな仕事を教わりながら一緒に仕事して。

人生の中で見ると2週間というのはとても短い期間ですが、
その期間は毎日その人たちと交わる生活。
とても濃い関わりです。

その後、雑談ベースでも何か伝えたいことがあり、
連絡を取ることもあります。

でも、「切れてしまう」感じは拭えません。

昨日まで一緒に生活していたのに、
別れ際にはあれだけお互い寂しがったのに、
次の日には新しい家族との生活が始まって、
前の家族の面影は、私たちの生活の中からほとんど消えてしまう。

それがすごく寂しい、
というわけでもないのですが、
なんだか不思議だなぁと思っていたのでした。

日常だったこの風景が、
次の日から変わってしまう不思議。

心に響いた、ピーターの言葉

ピーターは、私たち夫婦が尊敬する、
3週間お世話になったところのホストファザー。

生き方、考え方、行動がかっこよくて、
" 本当にこの人と出会えてよかった。"
と思わせてくれた人です。

毎日ピーターと一緒にチーズを作っていた日々🧀
最後のチーズ作りの日に、
「もう最後なんて寂しい…」と呟いた私に、
ピーターはこう言いました。

" Memories stay. "

最後の日に撮った、チーズルームの写真

シンプルだけど、とても心に響きました😌

チーズ作りだけじゃなくて、
ピーターと過ごした日々だけじゃなくて、
ニュージーランドでの全ての出会いと別れに。

別れの寂しさに対する感情の持って行きどころが、
日本では「またどこかで会おうね！」だったけど、
多分もう会わないニュージーランドでの別れではどうしたらいいのだろう、
と考えていた自分がいました。

ピーターの言葉は、そんな私にぴったりの贈り物でした。

スマホがあれば連絡は取れる時代だから、
" Keep in touch! "
でもいいんだけど…。

夫婦で人生の再スタートを切る、
大事なニュージーランドでの１年。
そんな中で出会えた、夫婦で「こんな生き方素敵だね」と思える人。
とっても親切にしてもらった3週間への感謝。
素敵な生活が終わってしまう寂しさ。

こんな状況だからこそ、
" Memories stay. "
がしっくりきたのだと思います。

その後も素敵な出会いがあったし、
これからもあるでしょう。

おそらく、もう二度と会うことはない人、
もう二度と来ることはない場所。
だからこそ、思い出をしっかりと胸に焼き付けようと、
強く思います。

素敵な言葉をくれた、ピーターへの感謝を込めて✉️