見出し画像

【目印を見つけるノート】891. 大きな満月と「歯の神様」をさがして

きのうは十五夜の満月でしたね。
ご多分に漏れずお団子を食べて、月を見ていたわけですが、なぜか撮った写真のうち1枚の月が超大きく写っていてびっくりしました。こんなに拡大できる機種ではないのですが🤔

トリミングなしです。

普通はこれが限界。

トリミングなしです。

なぜか1枚だけこんなに。

撮影後拡大すると荒れた画像になります。こんな感じでギザぼけ。

載せるようなものではありません。

その辺りのからくりがよく分からないので、
「月が近くに来てくれた」とファンタジーかつ都合よく考えておきましょう。

さて、
数日来の歯のことがあって、思い出したことがありました。

「歯の神様」のことです。

抗生剤を服用しても私の親知らず周りの口内の炎症はすぐには治らないようです。加えて鎮痛剤は胃にきついので1日1錠にしています。
そのようなことがあって、思い出したという😅

最近頻出の、
水野勝成の二番目の妻は『於珊』(以後おさん)といいます。備中の三村家の出です。おさんは、歯の病にたいへん苦しめられたそうで、臨終の床で「同じ病で苦しむ人の助けになりましょう」と言い遺して逝ったそうです。前に紹介した藤井家の一豊姫と少し似ていますね。
以降、おさんのお墓(福山市)をお参りすると歯痛に効くという評判が広がり、他のところからもお参りする人がいたようです。それが江戸まで波及したということですね。
これは、私が『天下無双の居候 六左衛門疾る(水野勝成報恩記)』を書いたときに参考にした資料の中のひとつです。
歯の神様 雑学いろいろ

歯医者さんのサイトというのが素敵ですね。
この他にも大正時代の朝日新聞『江戸の神様』というタイトルだったか……その記事の中に、同じものがありました。親記事かな。
江戸の神様は庶民の暮らしに普通に根づいている分、今より生き生きしているように思いました。

この記事を見て、浦賀の常福寺に行ったのです。そのときは知らないお寺さんにつかつかと行って話を伺うという度胸はありませんでしたので、事後、おそるおそる電話でご住職にお伺いしました。確かに、僧侶が分けてもらったというおさんの位牌があるそうです。

お寺さんにお話を伺うのはあれが初めてでした。
今はお寺さんでも神社さんでも博物館の学芸員さんでも自治体でも地域センターでも通りすがりの方でもお話を聞きます。ずいぶん取材慣れしたというか、ふてぶてしくなったものです。はは……😅

おさんを「歯の神様」とするのは江戸では定着していたようで、芝増上寺の近くにある善長寺にはおさんの石碑、地蔵尊があるーーと引用した記事にあります。
「東武芝土界町五町目善長寺(浄土)境内の小堂の中に、水野日向守勝成の室お珊の方の石碑ありて、絵馬おびたゝしく掛、幟なんど供じ……」

相当な評判だったのですね。
……ここまで来たら、
「行け」ということだろうなと思いました。ということで……。

腫れた顔で来ました。
確か、前にも一度来ようと思って、大門で引き返したことがあったような記憶が……初ぶでした。
ほどなく、鑑蓮社善長寺さんは見つかったのですが、石碑やお堂はありません。建て替えたのでしょう。都心も都心、東京タワーの根元ですから……。
お寺の方(ご住職ではないようでした)にインターホン越しにお伺いしたところ、分からないとのことでした。
今度電話で聞いてみます。
脇に、たぶん残されたのであろう仏さま(お地蔵さまかと)の像を見つけましたので、丁寧に手を合わせてきました。

えーと、歯を治してほしいとかそのようなことより、何ていうのでしょう。
「福山に行ってきたのです。成羽にも高梁にも行きました。頼久寺にも、お墓にも伺いました」と報告しに行ったような感じでした。おさんは江戸に来たことがありませんので、あまり意味はないのかもしれませんが、何ていうのかな……「このような縁を大事にしてね」と言われているように感じるということでしょうか。
幽霊とか都市伝説にはさほど興味がないのですが、「縁」は確かにあると思います。

善長寺さんの周りは緑が多いのですが、道すがら、見たことがないぐらいのアオスジアゲハの群れに出会いました。あまりに上手く撮れないので、動画を撮りました。おお👀‼️
こちらにはできのよくない写真で失礼します。

ランデヴー♥️

歯が痛くなったおかげで、治りが遅いおかげで会えたのでしょう。
そうはいっても、早く治ってほしいですが😭

実は……この話はここからまたあらぬ方へ大展開するので、いったん止めます。もうだいぶ長くなってしまったし。
外に出ると本当にいろいろ出くわしてしまって😅 前頭葉と膝が刺激されるばかりです。

ベスポジ?

もし、歯の痛い方がいらっしゃいましたら願をかけてみてください。
私もかけます😖💥
おさんさま、お願いします🙏

ウルフルズ『笑えれば』

痛いのだから、ゆっくり過ごすという考え方もあるのでしょうが、歩きながらいろいろ考えるというのもあるのかなと思います。
何となく、悲観的ではなくなりました。痛いですけれど。笑おうっと。

それでは、お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽

#日記
#エッセイ
#ブログ
#歩く
#親知らず
#痛い
#おさん
#芝
#鑑蓮社善長寺
#歯の神様
#音楽
#ウルフルズ
#笑えれば
#蝶の群れ
#アオスジアゲハ
#満月
#写真
#水野勝成
#福山城

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?