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【目印を見つけるノート】352. さわ的社会科見学(1)

雨ですね。
昨晩は、大丈夫でしたか。

さて、『社会科見学』とでも言いましょうか。

この前行った展示会のことなどを書こうと思うのですが、今日は前振りです。

行ったのは、
廃棄物処理の機械やリサイクル技術に関わる企業・団体の展示会、大ぐくりに書くとそのような催しです。企業にとって出展するのは商品ですから、基本的には導入を考えている企業向けでしょう。見本市、商談会でもあるのです。

そこに、「環境に興味がある一般人」として行ってきたのです←各ブースでお話を伺うとき、本当にそう名乗りました。

『貧乏旗本の三男坊』(『暴れん坊将軍』)みたいですね😅
ちょっと違うか。

なぜ行こうと思ったのか、ということを今日は書きましょう。

⚫どう見たらいいのかなぁ(発題)

SDGsという言葉が使われてしばらく経ちますし、noteでもよくその単語を見るようになりました。

この前妹と話していて、なぜかSDGsの話題になったとき、妹はこう言いました。
「いちばんいい解決方法は何だと思う?」
「人間がいなくなること」
「そう」と妹。
究極としてはそうなのですが、それでシャンシャンというわけにはいきません。
SDGsについては個人として意識していることを書かれている方も多くいらっしゃいますし、政策に意見を持つ方もいらっしゃいます。例えば、マイバッグを持つのは個人としてできることですし、プラスティック削減のためスプーンを有料にするというお話を環境大臣がされていますね。
私もマイバッグに詰め込んだり、スプーンはもらわないようにもしています。

そこにまた、別の視点を教えてくれたニュースがありました。

ガーナのアグボグブロシーと呼ばれる地区が世界最大級の電子廃棄物(E-waste)の不法投棄場となっているーーというニュースです。
世界では年間約5千万トンの電子廃棄物が発生し、そのうち正規にリサイクルされるのは20%足らずです。
ガーナのこの地区には世界中から廃棄パソコンが集まって山となっているのです。いつからいつまでの廃棄物か、日本のものがどれぐらいあるかなどは明らかではありませんが、地元の方々はこの山から売れる金属を採るために廃棄物を燃やします。

燃やしたらどうなったでしょう。
有毒な煙が発生し、それを吸い込んで病気になる方が多く出ました。

その状況を知った長坂真護さんという方が、その廃棄物でアート作品を創ることにしました。作品の売上でアグボグブロシーに産業廃棄物処理場を建てる目標だということです。

こちらに詳しく書かれています。一部引用しました。
https://www.asahi.com/and_M/20190823/4564633/
ガーナについての記事
https://www.newsweekjapan.jp/picture/62267.php?detail

「廃棄物は輸出されて、不法投棄もされている」
「それならば、日本での廃棄物はどう処理されているのだろう」

そう思ったのが直接のきっかけでしょうか。

国際環境計画が採択し、国連に寄託した『バーゼル条約』が1989年に締結され、1992年に発効しています。有害な廃棄物の輸出について規制するのがその趣旨ですが、2019年には廃プラスティックも加えられています。

外務省によるバーゼル条約の説明記事
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/jyoyaku/basel.html

日本でも産業廃棄物の不法投棄の話はしばしばニュースになります。それによって投棄される地元の方がたいへん苦労されている。高温の焼却炉ができてプラスティックも燃やせる自治体も増えましたが、すべてがOKではまだないのです。

分別してリサイクルする流れもできていますが、実際はどのように処理するのだろう。

プラスティックも含めごみを増やさない。リサイクルに回す。できることの一部は知っています。皆さんそうでしょう。ただ、現状がどうなっているのかということはよく分かりません。

現状を知りたいなと思いました。

大袈裟なことではなくて、自分には知らないことがたくさんあるから、できる範囲で別の方向から見てみたい。
廃棄物処理やリサイクルにはどんなツールを使うのか、どんな技術があるのかもおぼろげにしかわからない。

一般的な講座に通うより実際的ではないだろうか。

そのようなことで行ってみました。

次は展示会の話を書きます。

あ、東京ビッグサイトにこのようなものがありました。

『舗装型太陽光パネル』です。この機械の後ろにチラッと見えるのが太陽光パネル。昼は蓄電し、夜はライトとして点灯するそうです。

それではまた、ごひいきに。

尾方佐羽

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