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完全なるいけばな初心者が、龍生派の新しいスタイルのいけばな「ひびか」のオンライン講座を…

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完全なるいけばな初心者が、龍生派の新しいスタイルのいけばな「ひびか」のオンライン講座を2023年4月より受講開始!「ひびか」は「マイクロいけばな」と言っていいくらい、ミニマムな空間で創作する新しいスタイルのいけばな。はたして小ささの魅力を活かせるようになれるか!?

最近の記事

ひびか 教程48「造形手法」

ついに最後の教程を迎えました。最後は「造形手法」。花材を組み立てたり接着剤で貼り合わせたりして表現する方法です。花器に挿したり入れたりすることにとらわれずに作品をつくっていきます。 今回届いた花材はこちら。さて、どうしよう。 はらんを使って作品の骨格を作ってみようとあれこれ。なんとなく接着剤は使わないでやってみたいなあと思ったので、はらんの葉を巻いたり挿したり組み合わせたりして作品の土台を作ってみました。 そして、はらんの土台を突き通るような感じでスターチスを配置して、上下

    • ひびか 教程47「植物の貌|状況設定2」

      今回のお題は前回と同じ、状況設定その2。今回はガラスサンドではなく、状況設定の素材としてほうき草が送られてきました。 さーて、どうしよう。ほうき草をみたときに思い浮かんだのが「鳥の巣」。ひとまずほうき草を鳥の巣っぽくしようと四苦八苦。乾燥しているのでパキパキと折れてしまいどうしたものかと悩みつつ、細いワイヤーを使ってばらけないように3箇所留めてみました。しかしほうき草が足りない…!中途半端な鳥の巣になってしまったので、木の枝の付け根のところに乗っているようなイメージでハゴロ

      • ひびか 教程46「植物の貌|状況設定1」

        今回は状況設定。状況設定とは何かというと、植物の違った貌を取り出すための”装置”。状況を人為的に作り出し、そこから花材の変貌を促すというものです。 今回その”装置”として送られてきたのはガラスサンド。これを見て、水辺の風景にしたいなあと直感で。まずは花材から。 さあ、水辺の風景をどう作ろう? スターチスの花を小さく分解して水に浮かべたり沈めたりして、まずはこんな感じに。 これを先生に見ていただいたところ、もうちょっと水辺の緩急(陸と水との差をもっとはっきりつける)のと、水

        • ひびか 教程45「植物の貌|とりあわせ その2」

          今回のお題も前回に続いて「とりあわせ」。ただし今回は植物ではない素材のものを合わせるのではなく、主人公は野菜!確かに野菜は植物ですが、いけることってなかなかないものですよね。 まずは今回届いた花材(野菜)から。 春菊に蕾がついていて、そうだよ、春菊は菊だったんだ!とあらためて。葉っぱがちょっと萎れていたので、早々に食べてしまい、無事だった蕾周りの部分を使用しました。 お稽古前の状態はこんな感じに。 ラディッシュがあっという間に萎れてしまい、翌日のお稽古前に付け替えました

        ひびか 教程48「造形手法」

          ひびか 教程44「植物の貌|とりあわせ」

          今回のお題は植物ではない素材を植物に取り合わせることによって、植物の魅力をより引き出す、というお題でした。 届いた花材は、以下のとおり。非植物素材として金色の水引がはいっていました。 うーん、水引どうしよう。そのまま使うとなんとなく正月のイメージが強くなってしまうし。デルフィニュームとライスフラワーがとっても爽やかな感じなので、それを引き立たせるようにするには…? と、考えた末、水引をシャボン玉のような、ふわっと軽い感じにしてみようと思いつき、お稽古前、こんな感じに準備して

          ひびか 教程44「植物の貌|とりあわせ」

          ひびか 教程43「植物の貌|手を加える2」

          今回のお題は植物に手を加える、の2回目。まずは花材から。 コルジリネがハリネズミのような直線的な葉なのですが、アルストロメリアの葉がくるんとしていて、そのコントラストが激しい感じがしたので、コルジリネの葉をアルストロメリアの葉と調和するよう、葉を縦に半分に切ってから巻いてみました。アルストロメリアの葉ももれなく少し巻きを強くしてみつつ。アルストロメリアはマッスにしようと思い、すべての花を茎から切って塊になるように。 お稽古前にいけたのがこの状態でした。 さて、お稽古に突入

          ひびか 教程43「植物の貌|手を加える2」

          ひびか 教程42「植物の貌|手を加える1」

          今回のお題は、植物に手を加える。花材そのものに積極的に手を加えて植物の貌の魅力をさらに引き出しましょう、というものでした。教程のビデオを見つつ、何が届くのかなあとドキドキ。そう、花材が届く(選んでもらえる)というのも楽しみのひとつ。自分で選ぶのも楽しかったのですが、毎回自分で選ぶのもなかなかにホネなのです。そして、自分では選びにくい花材というのもどうしてもあるなあと思ったりもしています。つい、好きなのを選んでしまいがちですよね。さて、今回届いた花材はこちら。 スターチスを目

          ひびか 教程42「植物の貌|手を加える1」

          ひびか 教程41「植物の貌|視点を変える2」

          今回の教程は前々回の続き。植物の持つ新しい「貌」を発見するために、視点を変えていけてみましょう、のその2でした。 今回の花材はこちら。 もうラベンダーが!春ですねえ。 お題の「貌」は、アンスリウムに着目して、違う貌が見せられるよう二ついけてみました。 ひとつはこちら。 ラベンダーとアンスリウムの花?のような軸部分が同調するのを意識してみました。そして、おけいこで先生に見ていただいたのはもうひとつのほう、投げ入れでいけてみた方です。 お稽古前の写真を撮るのを忘れてしまった

          ひびか 教程41「植物の貌|視点を変える2」

          ひびか 教程39「主題から」

          今回は39の教程にもどって。テーマに沿ってイメージした花材、花器を自分で決めていけるというものです。 テーマは「スタート」 春にぴったりなテーマですよね。 さて、お花をどうしようかな・・・と考えつつ、地元にあるあらゆる花屋に足を運んでみたものの、なかなかピンとくるものがなく困っていたところ、一軒ありましたよ、枝物が!しかも猫柳!! もともと枝物は好きだったのですが、いけばなを始めて枝物愛が高まったのは確実で、そういう意味での初心(スタート)にかえる、という気持ちでの「スタ

          ひびか 教程39「主題から」

          ひびか 教程40「植物の貌|視点を変える1」

          今回は39の教程をひとつ飛ばして、先に教程40を。植物の持つ新しい「貌」を発見するために、視点を変えていけてみましょう、というものでした。 今回の花材はこちら。 小手毬、春ですね! さて、どうしようかなあと迷ったのですが、小手毬の花が咲いている枝と、蕾の枝があったので、咲いているものを主役にするものと、蕾を主役にするもの、両方をいけてみました。 まずは咲いている方から。投げ入れ花器をつかって頑張ってみました、四苦八苦しながら。小手毬の枝がしなやかだったので、ぐるりと巻いて花

          ひびか 教程40「植物の貌|視点を変える1」

          ひびか 教程38「発想法|花器からの発想その2」

          花器から発想法その2。今回は、以前から使いたいなーと思っていたおちょこを使って。ひびかの剣山がピッタリ入るんですよね(前回は剣山なしで大変だったので!)。ちょっと形の違うものが2個あったので、せっかくなので2つ使いをしてみようかと。木の幹みたいな雰囲気もあるので、花材はこんなのを選んでみました。 ・サクラ(種類は不明、必死に探してみたのですが近い感じはコマツオトメ?) ・サクラコマチ ・ギョリュウバイ(葉のみ) の3種類。 お稽古前のいけたものがこちら。イメージとしては

          ひびか 教程38「発想法|花器からの発想その2」

          ひびか 教程37「発想法|花器からの発想その1」

          今回は花器から発想法その1。ビデオの教材ではガラスのグラスを使って水に色をつけたりしてとてもオシャレな感じだったのですが、前々から使ってみたいなあと思っていた小さな黒い和風の器を使うことにしました。 花器を決めてからそこにいけていく花を自分で決める、という流れなので、黒い器に合いそうな花をどうしようかなあ…と悩んでいました。花屋の前を通るたびに立ち止まっては置いてある花を眺めてみたり、個人宅の軒先や道沿いに咲いている花を眺めてみたり。決めかねていたところ、たまたま姉のリース

          ひびか 教程37「発想法|花器からの発想その1」

          ひびか 教程36「発想法|環境からの発想その2」

          今回はいろいろな構成から発想法その2。窓辺に飾るというお題でした。浮かんだのが窓枠の端っこにおいて、窓枠から花が生えているような雰囲気。小さめの花器にして、花器そのものをなるべく目立たないようにしてみようと思いました。 今日の花材はこちら。フリージアが花も蕾もぷくっと大きめです。 窓枠の端っこから…というイメージを持って事前にいけてみたのはこんな感じでした。花器を少しななめに置く感じです。 そんなイメージを先生にお伝えしていけ直しのアドバイスをいただきました。左側に一番

          ひびか 教程36「発想法|環境からの発想その2」

          ひびか 教程35「発想法|環境からの発想」

          今回から新しいテーマになりました。いろいろな構成から発想法に。初回は環境からの発想です。いけたお花をどこに飾るか、どのくらいの高さなのか、どのような位置から見るのか、などを考えた上でいける、というものでした。 今回は、先生の花展(町田で開催の地区展)でお稽古風景を生放送!という回だったのでした。生放送といってもいつも通り自宅の部屋からの参加なので、とりわけ緊張するでもなく、おしゃれするでもなく笑。 さて、事前の準備でどこに置こうかな・・・と考えたのですが、普段仕事をしたり

          ひびか 教程35「発想法|環境からの発想」

          ひびか 教程34「構成のいろいろ|内側に向かう構成」

          いろいろな構成のお稽古、6回目は内側に向かう構成。基本花型では外側に向かうようにいけますが、内側に向かうような形でいける、というもの。 前回に続いて気分がアガる花材が!前回はミモザ、今回は雲龍柳!自由にくねくねとしている枝ぶりがサイコー! 枝に動きをだすために「ためる」という技を使うのですが、雲龍柳はそもそもがクネクネしているので見ているだけでも面白いです。さて、内側に向かってどうやっていけていこうかなあ、クネクネをどうやって活かそうかなあと考えつつも、なんとなくおもむく

          ひびか 教程34「構成のいろいろ|内側に向かう構成」

          ひびか 教程33「構成のいろいろ|重心の移動」

          いろいろな構成のお稽古、5回目は重心の移動。これまでとは異なり、重心を花器の挿し口近くから高い位置に移動させ、足元にはあしらいなどを入れずにスッキリさせる、というお題です。 今回の花材はこちら。開けてニッコリ。春の訪れを告げる元気色のミモザが入っていました〜!気分急上昇!! 今回は忘れずに事前の花いけ姿を撮影できました。 そして先生からの指導をいただき、2本のミモザの足元がクロスしていたのでそれを直し、二つ咲いている小菊の大きい方の花をカット。グラジオラスの葉の角度を少

          ひびか 教程33「構成のいろいろ|重心の移動」