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ひびか 教程40「植物の貌|視点を変える1」

今回は39の教程をひとつ飛ばして、先に教程40を。植物の持つ新しい「貌」を発見するために、視点を変えていけてみましょう、というものでした。
今回の花材はこちら。

小手毬、春ですね!
さて、どうしようかなあと迷ったのですが、小手毬の花が咲いている枝と、蕾の枝があったので、咲いているものを主役にするものと、蕾を主役にするもの、両方をいけてみました。
まずは咲いている方から。投げ入れ花器をつかって頑張ってみました、四苦八苦しながら。小手毬の枝がしなやかだったので、ぐるりと巻いて花器の内壁にピタッと(希望的観測)するところから始めてみました。

相変わらず投げ入れは時間がかかるのですが、今回はなるべく小手毬の花が華やかに感じられるような見え方になるように気をつけてみました。
こちらの方ではなく、もうひとつ、小手毬の蕾をメインにした方を、おけいこで手直しのアドバイスをいただき、いけなおすことになりました。
お稽古前の様子はこちら。

改めて見てみても「うーーーーん」となります。汗
必死に葉のボリュームを落としたのですが、これでは蕾がわかりにくいですよね。ええ、その通りです。
先生からそこをスッキリさせること、さらにユーカリの葉もさらに減らすようにとアドバイスをいただきました。
何より今日は一緒にお稽古をしている方の作品の、小手毬の葉や花の削ぎ落とし方が素敵すぎてウットリ。削ぎ落とした後に残るわずかな花と葉、そして枝ぶりの姿に強烈なインパクトを受けました。すごい!

あまりに素敵で同じ方向に行きそうになるのをグッと堪え、とにかく蕾が見えやすくなることに専念しました。そしたらまあ、蕾がなんだか別の植物に生まれ変わったかのようになりました!ボリュームも減ったので、剣山もひとつだけにしてみました。

蕾の表情がよく見えるようになって大大大満足。最後に1本ユーカリを取り除いたらいいとの仕上げのアドバイスをいただいたのですが、抜いた瞬間にパーッと表情が変化。すごい!!先生、いつも的確なアドバイスを本当にありがとうございます!!!

ここまで削ぎ落としましたが、お稽古から2日経ち、少しずつ花が開いてきています。もれなく表情も変化していきそうです。

さて、来週は一つ前の教程に戻ります。与えられたテーマにそっていける、というものです。花器、花材いずれも自分で準備。かなり悩ましいです。今日もお花屋さんを覗きましたが今ひとつピンとくるものがなく。次のお稽古までまだ時間があるので、もう少し悩んでみようと思っています。

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