見出し画像

ひびか 教程44「植物の貌|とりあわせ」

今回のお題は植物ではない素材を植物に取り合わせることによって、植物の魅力をより引き出す、というお題でした。
届いた花材は、以下のとおり。非植物素材として金色の水引がはいっていました。

うーん、水引どうしよう。そのまま使うとなんとなく正月のイメージが強くなってしまうし。デルフィニュームとライスフラワーがとっても爽やかな感じなので、それを引き立たせるようにするには…?
と、考えた末、水引をシャボン玉のような、ふわっと軽い感じにしてみようと思いつき、お稽古前、こんな感じに準備してみました。

なかなか箱を潰す気力が起きないiMacの上で(最近のパソコンのダンボールはすごい精密で…)

もっとうまい感じに「マル」のところにライスフラワーを挟み込みたかったのですが、意外にも重みがあるようで。水引が耐えられる重さと角度を見つけるのがなかなかに大変でした。

お稽古では先生にそのようなイメージを伝えて、いけ直しのアドバイスをいただきました。マルの大きさに変化を持たせてみましょう、というのがメインの改善点。確かに!その方がリズムがでる!!!

そして、いけ直しを見ていただき、最後にデルフィニュームがマルの中に入るよう、仕上げのアドバイスを。

下の方のデルフィニュームが入るようにしたマルが最後に加えたものです。お稽古前にいけたものよりもずっと、植物と水引が溶け合っている感じになりました!
動きを意識することの大切さを再認識させてもらえたお稽古でした。今日の先生のアドバイスもすごかった!イメージを脳裏に描く力が半端ないんだなあと思います。私は今のところは全体のイメージを考えるものの、結構行き当たりばったりになってしまうので、そこでイメージが修正されつつ、固定されていってしまうような気がしました。修正しつつも原点に立ち返る、くらいの意識でいると違ってくるのかな、とふと。次回のお稽古ではその辺りを意識してみたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?