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オンラインサロンに入って半年以上たったので、コミュニティ設計を考えてみた

僕は現在いくつかのオンラインサロンやコミュニティに所属しています。もともと所属意識や帰属意識も低いし、誰かに傾倒して心酔したりもせず、基本的にうまい話は疑ってかかるクチなのですが、職務上で役立ちそうなところに勉強の意味で入っています。

で、ちょっとそろそろ入って1年近くたつところもあるので、ここで一回整理をすることに。いくつかのコミュニティは退会し、数個だけ残して一新することにしました。

コレ、理由はすごく単純で「関わりを持てる時間には限度がある」ということと、コミュニティにおいては「関われる時間と恩恵がある程度までは比例する」と実感したからです。

すごく雑に描くとこんな感じ。ある程度まではそのコミュニティの中での活動に時間を割かないといけない。Slackを頻繁にチェックして話題に参加したり、コミュニティオーナーのSNSを読んだりコメントしたり、オフ会に参加したりetc....

中にはオフ会参加者限定のLINEのトークルームとかを作るところもあるらしく、そもそもオフ会に参加しないと恩恵が受けられなかったり。オンラインサロンなのにオフラインサロンの方が重要という。。。

どちらにしろ、参加のハードルである課金を超えたら、今度は時間もつっこまないと恩恵は少ない。お金と時間、両方のリソースが必要。


お金と時間を投下して、さらにコミュニティ内での貢献もしないと得られる恩恵は増えない。

いかにコミュニティ内において中心メンバーに寄っていってコミュニティオーナーの後光効果を得つつ、自分の発言力を増やしたり知見を貯めて幹部ポジションになるかどうかです。コアメンバーになると得られる恩恵が階段状に上がっていきます。

極論、コアメンバーになって胴元さんから必要と思われれば、退会して参加費を払わなくても特別枠で呼ばれるようになります。要はコミュニティに貢献するとレベルアップするってこと。(中には初期参加でゲストがいたりもします。もちろんゲストは参加費無料で、場合によっては逆に謝礼が出ている時も。)


でもね、大事なことは今あるほぼ全てのオンラインサロンにおいて、コミュニティの参加者は胴元よりも恩恵を得ることはできません。あたりまえだけれど。

あくまでも同じ参加費を払うならば、お金や時間などの資源をある程度注ぎ込まないとリターン少ないよねってことです。コスパがいいかどうかは個人差がかなり激しいです。


で、まぁそのぶん幹部のポジションどりや幅の利かせ方とか次第ではうざい感じになりかねないし、逆にオーナーの一人相撲でオーナー対観客になっちゃうと別にコミュニティじゃなくてもいい。ほとんどのオーナーはSNSでも情報発信してるから、ある程度までは無料とか月額数百円の有料マガジンで情報入るし。

そんな事を思ってしまったので、自分の中では自分でお金払って関わるコミュニティは1〜2個くらいに絞ろうかなという結論になりました。


コミュニティの種類を考える

色々と入ってみて感じたのですが、どうも今あるオンラインサロンとかコミュニティとかにはいくつかの型というかパターンがありそうです。

これまた思いつきの部分も多いのですが、ちょっと雑に分類してみます。

だいたいの場合のコミュニティの目的や掲げているスローガン的なものをみると、上記の4つのモデルに別れそうです。

もちろん、崇拝型+研究型みたいな複数の要素を持っているところもありますが、上記4つのどれが一番濃い要素かをみるとなんとなくそのコミュニティの属性が見えそうな感じ。


崇拝型〜カリスマによる〇〇劇場〜

わかりやすいモデルの一つで、宗教組織にも近いです。コミュニティオーナーをアイドル化=偶像化して崇拝するモデル。良くも悪くもオーナー依存度が高くて、幹部の権力も高くなりがちで、結果として新人ハードルも上がっていく傾向。

意識は完全に内向きながら、目的は愛玩と崇拝なので持続性は高め。オーナーが一番儲かるモデルでもある。


交流型〜碁会所や井戸端会議ネット版〜

いわゆる交流やゆるい互助的な事を目的にした集まりで、オーナーはいわばナビ役を担う感じ。幹部もサブオーナー的にナビ役や調整役を担う。新人ハードルは普通だけど、先に入った人の方が発言権は強め。

意識はゆるめの内向き、目的は趣味と交流なので持続性は低く毎月人が入れ替わりがち。オーナーのホスピタリティ次第では参加費を運営に当ててくれたり、各種部費的な支援があったりする。



研究型〜目的意識強めの学会やラボ〜

ある種の知見や技術を持ったオーナー側が、より知見を高めて研究・研鑽する場として用意した感じ。オーナーはいわば教授的なポジションで、研究テーマによっては所属者の成長性がとても高くなる。コスパは一番いいタイプ。

意識は外向き、目的も明確。KPIなどが設定しやすく、ある種ちょっとお仕事的になりがち。それで稼いでいる人=プロも混ざったり、どこまでボランティアでやるのか線引きが難しいのは悩みどころ。


共創型〜ざっくり不明瞭で概念的なゴール〜

研究型と似ているけれどゴールは概念的で不明瞭で、KPI的な設定の難しいザックリ系。オーナーはバラエティ番組や討論番組の司会に近いイメージ。つまり結論は出さない。

概念的なゴール設定なのでオーナー依存度も低めで、幹部も出現しづらく、新人ハードルも低い。司会の腕によってはどこ目指しているのかわからなくて混乱する。

参加メンバー次第では情報交換もしつつスキルアップもできる可能性が高いが、逆に言えば別にお金払ってコミュニティに入らなくてもできちゃったりもする。


・・・と、まぁザックリこんなイメージです。

コミュニティオーナーの名前がそのまんまサロン名の場合は崇拝型が多くて、フリーランス〇〇会みたいな場合は交流型、〇〇研究会だとまんま研究型で、〇〇を考える会みたいな場合は共創型っていう感じ。

実際は複数要素が絡んでるので単純にこの4つのどれかにドンズバってことはないのですが、僕が実際に参加しているコミュニティの所感も最後にメモっておきますね。


消費文化総研に名前が変わりました最所さんコミュニティ。崇拝型も入りつつの共創型で、月額2500円。一見すると研究型っぽいのですが、実際は特にゴール設定がクリアじゃなくふわっとした情報交換+勉強会な感じです。

僕は本業も忙しくなり吉祥寺のお店の運営にも力を入れたいので、5月で一回抜けます。最所さんのマガジンが情報量すごいので、サロンに入らずそっち追うだけでも充分おなかいっぱいな感じ。コミュニティは一度お休みして、マガジン読者に戻ります。


SNSでの各自の情報発信を考えて鍛えるとみこさんコミュニティ。中身はガチめの研究型+交流型で、月額2000円。SNSってフォロワー数とかファボ数とかKPI設定がしやすいのもありますね。

僕はnote部の部長という幹部ポジションですが、Instagramでは弱小なのでそっち方面は勉強になっていますし、twitterでは1万フォロワーレベルの人の知見を聞けたりおもしろいです。

個人とお店で運用も違うだろうし、参加者さんの知見が有益なの多いのでもうしばらく所属している予定です。

コミュニティメンバー限定Slackではこういうアドバイスをしたりされたり、使えそうな記事なんかをシェアしたりしています。


参加費へのフェア度とリアルの場作りがポイント

ここまでまとめてみまして、僕が実際に入って感じたのは「参加費へのフェア度」と「リアルの場作り」がかなり重要なポイントだということ。

実際に両方のコミュニティでオフ会的なものに参加しましたが、オフ会参加者は離脱率が低くアクティブに交流する傾向がありました。

また、システムとして参加費徴収型なので当然ですがオーナーにお金が集まります。それこそ参加費×登録人数で売上が丸見え。

崇拝型ならお布施的に総取りもいいのですが、交流型なら交流会の場所を用意したり、研究型や共創型なら部費的な支援など、徴収した参加費のフェアで公平な福利厚生費としての使い方が参加者の満足度を引き上げる鍵になりそうです。

ここら辺、僕は入っていませんがZOZOの田端さんのコミュニティはすごく上手そうです。(会員制バーでのキープボトルの利用無料や、50万円分のBBQなど。)


で、ここまで書いて思うのだけれど、ネット上のコミュニティとはいえほぼほぼイベントは首都圏メイン。オーナーが都内在住ってパターンがほとんどだから、必然的に近場の人は参加できても遠方だと本当にオンライン上のみでのサロンになってしまって得られるものは限定的になりがちな感じです。

オンラインサロンとは言いつつも、オンラインで得られるものよりオフラインで得られるものの方が多いというのがなんだかちょっと皮肉なんだけど、リアルな場づくりが鍵っていうのは結局人間アナログなんですね。


僕もリアルな場所を吉祥寺でスタートするので、ゆるく未来デザインサロンみたいなことをやろうかなぁ・・・とぼんやり思っています。個人的には #観察スケッチ に特化したやつをやりたいんだけど、需要あるのだろうか?

正直あんまりサロンで儲けるっていうよりは、おもしろいメンバーで集まって定期的に色々な情報交換する場所さえできればそれでいい感もありつつ。。。そういう情報ってシェアしたらきっと誰かの役に立つだろうし、どういう形でやるのがいいのかは悩み中です。

まぁ、オンラインサロンってなんだろ?って思って気になっている人は、とりあえずどっか一箇所に試しに入ってみて、自分なりの体験を通じた感想を持っておくといいんじゃないでしょうか。


+++ おまけ +++

どうしたらコミュニティ設計がうまくいくかを色々と考えていて、どうも学校とか組織設計にヒントがありそうだぞ・・・と調べました。で、最終的に宗教がフィットしそうなので、宗教学から逆算するコミュニティ設計という続編note書きますね。


今回のnoteは書くの結構大変だったので、サポートいただけると嬉しいです!

参考書籍買ってさらに深い考察をお届けします!

あと、サポートで買って読み終わった本はみなさんに流せるようにします。


ー 続編、書きました! ー


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次回は「飲食店のnoteの使い方」
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Creative Director / Designer _ http://awai.tokyo Founder デザイン論からマーケ・フード・育児ネタまで。抽象化と構造化が得意な二児の父。地黒で腹黒な毒舌家ですが好物は糖分です。問い合わせ先→ info@offreco.net

コメント2件

モヤモヤがスッキリしました!
コミュニティにもいろいろタイプがあるのですね、、、
実際にいろいろ体験されたからこそ
こういうのを書いたりまとめたりできるのですね、、、

本になっちゃいそうですね。
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