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【活動報告】神戸市で宿泊型家族留学を実施しました!

神戸市が実施する「CO+CREATION KOBE Project」に採択され、若い世代が抱える子育てやライフキャリアの悩みに対して、国内初の実施となる宿泊型での家族留学を、12月2日(土)~3日(日)で実施しました!

神戸市では、民間事業者のノウハウに基づく事業を一層推進するため、地域課題・社会課題の解決につながる事業に対して費用の一部を支援する「CO+CREATION KOBE Project」(民間提案型事業促進制度)を実施しています。2023年度は下記の2パターンで事業提案を募集しており、manmaは「ACTIVE型」で採択されました。

・神戸市が策定した具体的な課題を解決するための「WISH型」
・神戸の創生に資する事業を自由に提案いただく「ACTIVE型」


また、神戸市長田区で暮らす合同会社こどもみらい探求社 代表の小笠原舞さんに受け入れ家庭コーディネート等の協力をしてもらい今回のプロジェクトが実現しました。

宿泊型家族留学の概要

神戸市内外の若い世代が、神戸市内の子育て家庭宅に1泊2日滞在。子どものいる日常生活を体験したり子育て家庭と交流することで、自身の育った家庭以外の新しい家族像を得て将来の家族設計のヒントを得たり生き方の選択肢を増やすことを目的としたプロジェクト。


留学生の参加理由

今回、神戸市内の大学に通う方や、神戸市外の東京都や新潟県・大阪府・兵庫県に住む方から合計8組(13名)が参加されました。
※インフルエンザ等の理由により、当日実施できたのは5組になります。

参加いただいた背景には、以下のような理由がありました。

  • 宿泊型家族留学に参加することで、子どもとの関わり方についてや両親が子育てで感じていることを知りたい。

  • 最近結婚したが将来のことを話す機会があまりなく、子どもと接する機会も日常であまりないため、今回の体験を通して将来について夫婦で考える機会にしたい。

  • 将来家庭を持ち子育てをしたいが、身近に子育てをしている家庭がないため、どの程度仕事が安定したら子どもを迎え入れることができるのか、仕事と子育ての両立をどのように行なっているのか、など想像つかないことが多くなかなか現実的に考えらていないため、今回の体験を通して自分の中で子育てを現実的に考えたい。

  • 自分の家庭とは異なる家族のカタチを知りたい。小さい子となかなか接する機会がないので、子育て家庭の一日を体験をすることで、将来に役立てたい。


宿泊型家族留学、実施の流れ


12/2(土)13:00にふたば学舎にてキックオフ実施

14:00~家族留学スタート
長田区内を散策・公園で遊ぶ
一緒におやつを食べる・夕飯を作って食べる…etc

12/3(日)12:30 家族留学終了

13:00~ふたば学舎にて座談会実施


1日目キックオフ

1日目に長田区内にある、ふたば学舎にてキックオフを行いました。
キックオフでは、この2日間で期待していることを言語化していただき、参加者と受け入れ家庭がペアとなって、互いの気持ちをシェアする時間としました。その他2日間のスケジュール確認や注意事項等をお伝えしました。

参加者×受け入れ家庭でペアワークを実施
ペアワークで話し合ったことを発表いただきました!


宿泊型家族留学開始

すっかり打ち解けて、お子さんたちは留学生にべったり😊
夜はキャリアの話で盛り上がり、語り明かしたんだとか、、!✨
寝る前に絵本を読んであげたり、、
宿泊型ならではの、歯磨き😂
お兄さんお姉さんに遊んでもらえて嬉しそう😄
食卓を皆で囲んで、「いただきまーす!」
受け入れ家庭のお子さんの可愛さにメロメロ、、😌
カフェでのモーニングでの一枚📷✨
皆で一緒に朝ごはん!
からの一緒に歯磨き^^


今回は、manmaスタッフも撮影のために各ペアの所にお邪魔させていただきました!
各家庭で2日間の予定を考えてくださり、長田区内を散策したり、ちょっと足を運んでハーバーランドまで行ってみたりと、神戸市内での子育て家庭の1日を体験させていただきました。

参加者からは、
「長田区内での地域の文化に触れ、地域全体で子育てするという風習が残っているのが素敵だと思った」
「ハッピーという介護施設に行かせてもらって、こんな世界があるんだ!と驚いたし、小さい子からお年寄りまでみんなが集まって、それぞれが本当に楽しめる場所があるのが魅力的だと感じた」
「ヘルパーさんの制度などもあるそうで、子育てしやすい取組をされていると感じた」
といったような声が上がっていました。

留学生の2日間の感想

  • 仕事と子育ての両立は難しいと想像しながらの参加だったが、お邪魔したご家庭はうまく外注を活用しながら子育てされていて参考になった。同時に1日を通しての大変さも学び、寝かしつけ後に仕事をするのは相当過酷なことだと感じ、リアルが知れて学びが多かった。

  • 参加前は自分が兄弟3人いるので、子育てできるでしょって思っていたけど、実際に親の視点でみると全然違った。自由が少なく、ご飯食べれない、夜寝れないなど、自分優先の行動が制限されると思った。だが、悪い面だけでなく子供の可愛いところや家の中が賑やかになるなど良い面の学びもあった。

  • 参加前は、仕事や時間の融通さえつけられれば両親で平等の存在になって子育てできると思っていたが、参加後はそのあたりを平等にしても、授乳できるかどうかなどで「やっぱりママ」と赤ちゃんが思うことがあると聞いて驚いた。その時に、お父さんが劣等感を感じたと聞いて納得し、新たな視点を持てた。

  • キャリアと子育ての両立は可能ではあるが難しいかなと思っていたが、いざ体験してみるとキャリアなんてどうでも良く感じ、とにかく家族の時間を優先する方が絶対にいいと感じた。

  • 参加前はもしかして子供が勉強をしなかったら強制的にさせる方が良いのではと思っていたが、受け入れ家庭の教育の価値観を聞いて学籍がプラスがなるのは間違いないが、自分もそこまで学歴を活かせていないのと、学歴がなくても生きていくのに問題ないから、ストレスを与えるまでさせたくないと聞いて、考えが変わるきっかけになりました。

  • 転職を検討していて、次の仕事では自分のキャリアを優先するのかプライベートとの両立を優先するのか、選び方をすごく悩んでいたが、今回お話を聞いたりご家族と一緒に過ごす中で、趣味や家族との生活の中に、仕事では得られない仕事以外の充実がたくさんあると感じた。プライベートが充実できるようなお仕事を中心に選びたいと思った。


家庭からの2日間の感想

  • 自分が学生の頃に感じていたモヤモヤと近いものをもっていて、共感した。

  • 普段会わない新しい大人と接することができて、子どもにとっても有意義だった。

  • 一つ一つの行動に、感激してくれたり、びっくりしてくれたり、自分が当たり前だと思ってやってることを、すごいことなんだなと改めて考えるきっかけになった。また、若い頃から将来のことをしっかり考えていて偉いなと思ったし、自分の子どもにも、若いうちから色々な経験をさせたいなと思った。

  • パートナーシップのあり方や、長田という街の素敵さに改めて気づけたのがよかった。留学生とも良い距離感・雰囲気だったので良い時間になった。

  • いつもと違う子どもたちの様子がみられてとても貴重だった。まだ言葉を話せない三男の訴えることも的確にキャッチしてくれていて驚いた。


座談会

2日目もふたば学舎に集合し、座談会を実施しました。
今回の体験が「楽しかった」だけで終わらないように、感じたことや現在の考えを言語化することで、学びの質を高めて欲しいという想いから振り返りの時間を設けました。
2グループに分かれ、参加者×家庭のペアごとに2日間での学びをシェアをしていただきました。他の家庭や参加者の感想を聞けたことで新たな気づきがあったり、どのような体験をしたのか知れたりと、全員で2日間を振り返る時間となりました。

最後に皆で集合をパシャリ📷✨


今回の様子を朝日新聞様と読売新聞様に取り上げていただきました。
実施の背景や当日の様子などもわかるような記事です。ぜひご覧ください〜!!

▼朝日新聞の記事はこちらから

▼読売新聞の記事はこちらから


以上、宿泊型家族留学でしたっ!

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manmaについてや家族留学についてもっと知りたい!という方は以下から概要をご覧いただけます。


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