歌詞短評/おやすみ/THE SPELLBOUND
彼らは多分に詩的だ。
余白があって、解釈して消化するのが難しいことがある。その分浮かぶ情景は豊かで、音像と相まって奥行きつーか、パースペクティブつーか、遠くまで連れてこられる感じがある。ここまでが僕のスペルバウンドへの前提条件。
この歌のおやすみは、時間的な意味合いを飛び越えている。「太陽の中でおやすみ」或いは、「TVは浮かんだままこの部屋を照らすだけ」とか。前者は開けた場所での日向ぼっこが浮かんできて、後者は真夜中のソファでまどろむイメージ。
「おやすみ」って誰に対する