【男性育休】育児休業6ヶ月のふりかえり

1月末に娘が誕生し、2月から始まった6ヶ月の育児休業。

7月末でちょうど6ヶ月が経ったので、ふりかえりをしてみようと思う。

ちなみに、育休はもう6ヶ月延長し、最終的には1年間の取得に変更しました。(その経緯は↓に詳しく記しています)

ざっくりどんな感じだったか

5月 妻がまだ不調
寝かしつけやミルクのタイミングなど子どもの生活リズムがかなり安定してきて、この頃から少しずつ余裕が出てきて子育ての楽しさを実感し始めた。
一方で、妻が腰痛を発症し、後にギックリ腰へと悪化させたことで妻のケアの重要性を強く実感することになった。

6月 男性の育児参加とは
市が行っている離乳食教室や子育て支援事業に毎週のように参加した。そこでは、男性の参加者は毎回自分ひとりで、男性の育児参加や育休について考えさせられる機会となった。

7月 イベント盛りだくさん
娘は寝返りができるようになって、たくさん動くようになった。そして、妻の里帰りも兼ねて初の旅行(5泊6日。フェリーとクルマでの長距離移動)にも行った。
また、離乳食も開始し、ハーフバースデーも祝った。フェーズが大きく変わってきた感じ。

具体的に何をしていたか

だっこ
あやす
ミルクをあげる
ミルクの準備、片付け、哺乳瓶の洗浄、洗浄液の交換
おむつ交換
お風呂に入れる
お着替え、保湿
図書館に行く
絵本の読みきかせ
洗濯、洗濯物を干す
予防接種の予約、問診票の記入
予防接種に行く
4ヶ月検診に行く
市民センターの身体測定に行く
市民センターでの育児支援事業に参加する
お散歩

感じたこと、気づいたこと

基本的に、育休前半の3ヶ月とやってることはほとんど変わらず。

梅雨から夏になり午前中でも気温が高くなったので、お散歩はだんだん行けなくなり、代わりに家の近所の図書館に行くようになった。絵本がたくさん置いてあり、キッズスペースも広くて親子ともにゆっくり過ごせるのでありがたい。

4ヶ月検診では、うつぶせが全然できておらず、ひと月様子を見てそれでも変わらなければまた来てくださいと言われた。
他の子と比べて遅いとか、別に気にしてはいなかったが、翌日から毎朝数分うつぶせの練習をさせてみた。
はじめの2、3日はイヤなのかツラいのか泣いていたが、だんだん泣かなくなり、1週間もすれば、見事なうつぶせができるようになっていた。
これには、私も妻もすごく感動してしまい、すこしでもいいから毎日続けていれば、成長できる。変わることができる。ということを娘から教えてもらった気がした。

子育てと並行して何をしていたか

育児休業給付金の受給確認
住民税の支払い
産後ケアの利用
料理
家の掃除
洗濯、洗濯物をたたむ
名もなき家事
食材などの買い物
毎月の家計の管理

感じたこと、気づいたこと

こちらも、これまでと基本的に同じ。

育児休業給付金については、結局育休開始から約4ヶ月後に支給されたため、シミュレーションどおりの家計運営が崩れてしまった。加えて、6月には住民税の支払い通知が届き、これは想定外の支出(単なる準備不足💦)であり、夫婦合わせてそこそこ高額であったため、かなり動揺した。
これらの点については、会社からもらっていた育休の資料に詳しい説明がなかったため、今後の育休希望者のためにも、追記を強くリクエストしたいと思っているところ。

そして、市が行っている「産後ケア」というサービスを利用してみた。
助産師さんが我が家にやってきて、主に妻の困りごとや、悩んでいることなんかを聞いてくれたり、あとは、マッサージやストレッチとかをしてくれたりするものだった。
ちょうど当日の朝、妻はギックリ腰になってしまっため、主に腰回りのケアをしていただいた。そして、腰の話を発端にして、出産によるの母体の変化やダメージなどについても詳しく教えてくれた。
そのことで、自分は妻の体のこと、産後のケアについて、非常に意識が甘かったということに気づかされた。妻は元々体が弱いので、腰痛やギックリ腰もまあ仕方がないものだと片付けてしまっていた。
それまでは、育休=子育て。プラス家事もやる。という認識でとにかく突っ走ってきていたが、妻のケアにもこれまで以上に意識を向けなければと思うようになった。

また、いわゆる「名もなき家事」にも取り組むようになった。これは、ゴミ袋の交換や排水溝ネットの交換とか、これまで完全にスルーし、すべて妻任せにしていたこと。
実は、妻はそのことに以前から不満を持っていたらしく、この機会に自分がやるようになったことが妻としては嬉しかったようで、すごく感謝された。妻とこのような会話ができたこともとても良かったと思う。

その他何をしていたか

ジョギング
読書
町内会の活動(会費の集金、配布物くばり)
ライブに行く
里帰り旅行

感じたこと、気づいたこと

子どもの生活リズムが安定したことによって、夫婦お互いにまとまった自分時間が取れるようになった。

読書については、娘と図書館に行きはじめてから、絵本のついでに自分も本を借りるようになり読書量が格段に増えた。前々からスマホ依存を脱したいと思ったていたので、読書はそのひとつの手段になり得ると感じている。

また、7月には家族3人で妻の里帰り旅行もした。
フェリーとクルマを使っての5泊6日の旅。
娘は、慣れない環境のせいか、旅行中はミルクの量が減ったり、特に前半は緊張感やストレスに満ちた顔をしていたが、徐々に慣れてきたのか旅行の後半は、比較的穏やかに過ごしていたと思う。
ただある晩、妻が友だちと遊びに行くので、ひとりで娘をみることになったが、滞在先のホテルでの寝かしつけにはかなり苦戦した。1時間くらいギャン泣きされ、久しぶりにしんどい思いをしたが、なんとか寝かせることができて、また少し自信がついた。もう娘と2人でお泊り旅行にも行けるかも!

これからやりたいこと

冒頭にも少し記したが、私の住む地域では、男性の育児参加者は少ないのではないか、ということをあらためて感じている。
これまで、市民センターなどでの子育て支援事業に何度も通っているが、
毎回父親で参加しているのは私ひとりだけだった。

育休や有休を取っていれば、私のように平日の昼間でもそういった場に顔を出すことはできるのかもしれない。
私は、幸い育休を1年間取得できたが、職場の雰囲気やキャリアの問題、金銭的な問題など様々な理由から男性育休を取りたくても取れない人も多いとも聞く。なので、仕方がない一面もあるのは理解している。男性育休は絶対正しくて、皆取るべきだ、などと声を大にして言うつもりもない。

しかし、母親が中心となって行ういわゆるワンオペ育児は、相当な大仕事であることが、妻の体調不良により数日ワンオペをした経験からも、この6ヶ月で身にしみてわかった。
毎日ワンオペでやっていたとしたら…自分はすぐに詰むだろう。
中には精神を病んでしまう人もいる、というのもうなずける気がした。

育児は、母親が主で行うものという無意識の偏見から解放される社会。

男性の育児参加が違和感なく受け入れられる社会。

男性の育休取得(特に3ヶ月以上などの長期)がもっと一般的になる社会。

将来、少しでもそのような社会になるように、自分には何かできることはあるだろうか。
まずは取っ掛かりとして、近々市内で男性育児に関するイベントが行われるようなので、参加しようと思っている。
参加者同士の交流の時間もあるみたいなので、意見交換や情報提供などができればと思う。
また、市の担当者には、私の住む地域での男性の育児参加の現状や課題、対策について訊いてみたい。そして、何か協力できそうなことがあれば申し出てみようとも考えている。

おわり。


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