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【NCL南相馬】コーディネーターのご紹介

チャレンジする人たちが最大限輝ける場所や環境をコーディネートし、
この場所の魅力を高める。

チャレンジをして輝く人が、新たなチャレンジャーを呼び、この場所の魅力が増していく。そんな環境づくりができればと考えています。

堀田一徳(ほった・かずのり)

京都生まれ京都育ち。大学を卒業後楽天株式会社に就職し、楽天モバイルに出向。2021年4月よりNext Commons Lab南相馬へジョイン。Next Commons Lab南相馬の事務局でコーディネーターをしつつ、自身も起業の準備に奔走中。

Message
コーディネーターはラボメンバー(起業家)がそれぞれの事業を南相馬の地で形にしていくサポートを業務としています。主な業務として一つ目に新規メンバー採用の募集や広報、説明会開催といった採用業務があります。南相馬で新たな風を吹かせてくれる新規メンバーの募集を行っています。もう一つの主業務として、既存メンバーの活動広報を担当しています。メンバーの日々の活動内容をSNSでの発信、冊子にまとめて地域向けに発信などを行っています。
南相馬のチャレンジングな風土やの魅力を発信し、多くの方にNCL南相馬の取り組みを知っていただけるよう日々活動しています。

神尾早苗(かみお・さなえ)


南相馬市鹿島区出身。大学卒業後、仙台でイラスト制作・デザイン業務・SNS配信・WEB運営等の業務に従事。震災後、南相馬市にUターンしNPOデザイナー、映像編集等の仕事に従事。2022年1月より小高ワーカーズベースコーディネーターとして勤務。

Message
今までの経験を生かし、広報活動等でお役に立てればと思いコーディネーターとして応募しました。なのでそれ以外の部分は一から勉強中です。かつて私は地元が好きではなく、戻るつもりもありませんでした。しかし震災によって、故郷の人や物がまるで危険なもののように扱われていることが許せませんでした。それから地元へ戻り、まちの楽しさを見つけ、ここが普通に暮らせるまちであることをテーマにイラストなどの表現を通して情報発信などを始めました。それは自分自身がこのまちの魅力に気づく時間でした。これからはコーディネーターとして皆さんとともにこのまちの魅力を発信そして創造していきたいです。

事務局:小高ワーカーズベース

地域の100の課題から100のビジネスを創出し、
自立した地域社会を実現する

地域課題の解決や資源を活かした多様な事業を直接的・間接的に創出し続けることで、
持続的に暮せる地域をつくる

Next Commons Lab 南相馬(以下NCL南相馬)の事務局を受託運営しております(株)小高ワーカーズベースは、2014年5月、まだ避難指示区域であった小高区で創業しました。当時の小高区が直面していたのは、「緩やかな衰退に歯止めをかける」といった従来の課題ではなく、「住民ゼロの状態から暮らしを再構築する」という、それまでの日本には存在しなかった課題です。
 そんな課題に対して、私たちが掲げたミッションは、『地域の100の課題から100のビジネスを創出する』でした。時限的な被災地支援だけに頼るのではなく、住民自らが課題を解決したり暮らしを支えたりする商売を再開、または生み出し、それが町を形づくっていくことが真の復興であると考えています。

 小高駅前に小さなコワーキングスペース「小高ワーカーズベース」の開設を皮切りに、食堂「おだかのひるごはん」や仮設スーパー「東町エンガワ商店」(南相馬市委託事業)などを運営してきました。生活環境が整っても若者は帰ってこない、という声に対しては、ハンドメイドガラス工房「アトリエiriser-イリゼ-(HARIOランプワークファクトリー小高)」を開設し、地元の女性をガラス職人として育成・雇用しました。
 しかし、多くの方々から応援・ご協力をいただいているとはいえ、自分たちだけで100の事業をつくるというのは、とても時間と労力が必要であるということは分かっていました。小高区で事業を興すチャレンジャーをどんどん増やしていこう。そう考え、南相馬市のご理解・ご協力をいただいてスタートしたのがNCL南相馬です。
 NCL南相馬は、地域おこし協力隊という制度を活用し、地域課題を解決する起業家を呼び込み事業を創出することを目的としています。2017年6月から採用を始め、これまで12人が着任しました。残念ながら途中で起業を断念したメンバーもおりますが、3年間の任期を終えて卒隊するメンバーが今年度で5名となりました。

 見知らぬ土地に移住して起業する。支援があるとはいえ簡単なことではありません。そんなチャレンジに取り組んでいる起業家のみなさんは心から尊敬しますし、彼らの想いや事業をご理解いただき、応援してくださる地域のみなさまには心から感謝申し上げます。
 今年度、弊社では「わたしたちは、自らの手で暮らしを確かなものにする」というパーパス(存在意義)を設定しました。そして、ゲストハウス併設型コワーキングスペース「小高パイオニアヴィレッジ」と、そこを拠点に2021年にスタートした20代以下を対象とした創業支援プログラムでは、福島の課題解決や価値創造に意欲のある130名以上の次世代が胎動を始めています。

 彼らが共通して持っているのは「誰かが生み出した大きな何か」や「自分以外の誰か」に自らの暮らしを委ねるのではなく、手の届く範囲の暮らしを自らコントロールし、この予測不能な時代を乗りこなしていきたいという強い思いです。その手段のひとつとして「起業」を選択する若者が増え、それを地域が応援する。そんな未来を夢見て、これからも事業を生み出していきたいと思います。

■地域おこし協力隊の採用に関するお問い合わせ

定期的に採用説明会を行っております。また個別のご相談や質問も受け付けております。お問い合わせフォームから気軽にお問い合わせください。
皆様の挑戦を心よりお待ちしております!
▼説明会の日程はこちらから!


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