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詩集

26
たまに詩を書きます。
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#感情

眩しいひと|詩

眩しいひと|詩

涼やかなのに眩しくて
同じ地球にいるはずなのに
違う世界にいるような
そういう素敵な人

可愛らしくて
それでいて甘くない
選ぶものも洒落ていて
自分の似合うを知っている

見た目だけじゃない
内面の素敵も見え隠れする
飾らない言葉
気さくな空気

うっかり意味もなく
自分の内側の暗い部分と
比べちゃうから
近寄れなかった人

今でも思い出せる
そうなりたいところと
そうなれないところの
重なった

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うたと感情|詩

うたと感情|詩

ふと歌いたくなるうた
一体どこからやってくるのだろう
メロディやリズム
耳に残るものもある

悲しいときは悲しいうたを
真剣に正直に
今の気持ちに寄り添えるのは
これしかないという気持ちで

悲しい感情は
メロディーに乗って
流れ出ていく
なんだか救われる心地がする

嬉しいときは嬉しいうたを
機嫌良くいきいきと
今にもスキップしそうな気持ちで

嬉しい感情は
メロディーに乗って
染みこんでくる

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たがため|詩

たがため|詩

自身のエネルギーを
ほかの誰かに
すべて捧げられるほど
つよくはない

してあげてるのだから
有り難がれよと
思うのも思われるのも
かなしい

自分のためが同時に
誰かのためになる
そういう塩梅を求めて
彷徨いながら地に足をつける
ちからづよく