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ここが変だよ欧州人(ベルギーコロナの渦から)

前回の記事で、日本とベルギーのコロナの新規感染者数の比較をしてみました。あきらかに、ベルギー>>>>>日本という状況です。

この記事の学びは「欧州人って何がしたいのか?本当に分からない。もっと深く探るしかない」です。

それでは、お暇な人は付き合ってください。

という事で、少し歴史を遡ってみました。下記のグラフ見てみてください。

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ベルギーのここ1年の歴史を追うと3月と10月にそれぞれロックダウンをしているんです。もう少々詳細に振り返ってみようと思います。

1.3月時点の振り返り

3月のベルギーを振り返ってみたいと思います。

【ベルギー首相府声明文:新型コロナウイルス対策(首相府声明)3月17日(火)】大使館からのメールからの引用

(1)市民は、家族の外での接触を最大限避けるため、自宅待機しなければならない。
●仕事を除く。
●必要不可欠な移動(通院、食料品、銀行、薬局、郵便局、給油、必要な者の介護)を除く。
野外での活動は許可され、推奨される。同じ屋根の下で住んでいる家族と友人とともに運動をすることも可能。同じ屋根の下に住んでいる家族と外出することも可能。お互いの個人の間に合理的な距離を確保することが重要である。
 
(2)規模を問わず、企業は、例外なく可能なすべての役職においてテレワークを実施しなければならない。
 
(3)必要不可欠ではない店舗は、食料品店、薬局、ペットショップ、本屋を除き閉鎖する。

こういう、厳しい状況で、どんなことが起きたかっていうと・・・・結構な数、違反して、罰金もらってたりするんですよね。。。。

ブリュッセル警察はすでに監禁規則に関連する3月に5,600以上の行政報告書を作成しています。なんで違反しちゃうんでしょう。。。

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BBQで罰金をもらって、ニュースになっちゃう人達も少なくありません。。。。でも、なんだかんだで収まったんですよね。

2.10月時点の振り返り

この10月を振り返るにあたって、忘れちゃならんのが、欧州バカンスの存在です。下記バカンスシーズンがあるんですよ。

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バカンスの状況

皆様のご存知かと思いますが、欧州のバカンスというのは、本当にバカンスなんですよ。。。。現地メンバーは3週間丸っとお休みするんですね。嘘じゃありませんよ。ホントですよ。しかもバラバラにとるので、ここだけの話、マジで仕事になりません。

じゃぁこのコロナ化なので、ベルギー国内でとどまるかっていうと、
そんなわけないんですよ。完全に遊び行っちゃいます。

参考までですが、8月末時点でベルギー政府が出した、ガイドラインで国外移動に対してのルールが出ました。

赤:行ったら2週間自宅隔離(PCR検査受ける)
黄:いかないことを推奨
緑:行ってよし


みたいなルールが出たのです。下記図参照(毎週更新されます)。当然、日本人はみんな緑を狙って旅行します。ただ、欧州メンバーは、黄色でも全く動じない。(むしろ赤でも2週間隔離すればいいんでしょ。)というレベルなんです。

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その結果が、結局のところ、第2波を生んでいるとしか思えません。。。。。申し訳ないけど、頭悪いのか?と思ったんですが、それだけ欧州の人にとってバカンスって大切なんだなぁ と改めて思ったところです。

現地人からもらったとあるフランスの黄色のエリアの写真です。8月中旬ですよ。

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黄色のエリアの風景ですよこれ。

10月ごろ

で、またロックダウンしてるんですよ。。。ほら・・・的な奴です。

ただ、実は一番個人的に驚いたのは、3月時点の規制であった、’外出制限’ルールはないんです。(ロックダウンした時には、すでに3月時点の感染者を大幅に超えてるのに。。。)

(1)市民は、家族の外での接触を最大限避けるため、自宅待機しなければならない。←これないんですよ。

まぁ案の定、公園もブリュッセルのセンターも大賑わいです。もはや、ソーシャルディスタンスすら曖昧か?(下記は、どちらも11月のとある日の写真です)

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ここまでくると、何が起きているか私にも説明がつきません。。。。。これは、やっぱり欧州の人達の根本を探るしかなさそうです。。。。。

今日の学び:欧州人って何がしたいのか?本当に分からない。もっと深く探るしかない

ということで、次回は欧州人の不思議なところを洗い出したいと思います。

以上


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