ここが変だよ欧州人@バカンス
冬休みが近づく中、最近の職場仲間との話題は冬休みの過ごし方。
前回は、休み・バカンスについて触れたと思いますが、今回はバカンスに特化してもう少しお話しようと思います。(下記は前回の記事)
欧州人と日本人はバカンスの観点が大きく違います。
欧州人は「休むために働く」と強く感じます。彼らからすると日本人は「働くための力を蓄えるために休む」という風に感じているみたいです。ちなみに有給取得率も先進国中ではかなり低く、某旅行サイトの統計でみると去年日本は最下位。
しかも統計が取られている期間ほぼずっと最下位。
日本人はよほど休みを取りたくない人種のようです。
でも、私は、欧州人になりたいので、ちゃんと休みを取りました。仕事なんてしてられませんからね!!!
ちなみに私が、最も好きなのは、フランスのコルマールって場所です。
なんて言ったって、女の子受けが抜群だからです。ここ、可愛くないですか?モテそうですよね。いっしょに行きたい方は、コメント欄にどうぞ!
そりゃ、ハウルの動く城のモデルになったともいわれている町ですからね。ただ、私も2017年赴任の最初の夏休みは、一週間でベルギー→ドイツ→フランス→スイス→フランス→ベルギーとぐるっと回ってヘトヘトになったのを覚えています。(JT〇のツアーよりも弾丸でしたね。あれは)
さて、「働くために休む」欧州人はがっつり休みます。特に夏休みは1か月位平気で休みます。日本にいたころ、ヨーロッパへ7月~8月にメールをすると「8月31日まで休みをもらっています」(今8月はいったばかりなんだけど)の返信をよくもらいました。
じゃ、どんなバカンスを過ごしているのか、こっちの職場で聞くと、、、
「本を読む」、「家事をしないでのんびりとする」
旅行先を聞いてみると、
「家族でビーチリゾート(地中海方面)」
そして、バカンス(夏休み)から戻ってくると焼けた肌を見せて、「どう?私エンジョイしてきたの!」ということをアピールしてきますし、確かにエネルギッシュなオーラが出まくってます。
ちなみにクリスマス休暇は何をするか聞くと、「家族、親戚とのんびりすごすために実家に帰る」、(実家が遠いと)「家族とのんびりすごす」という感じでした。
そりゃそうだ、バカンスの語源が”何にもしない”って事なんです。
一方, 「バカンス (vacance) 」 は,簡単に言えば 〈長い休暇・保養〉 を意味することばです。その 「vacance」 は,ラテン語で 〈空っぽ〉 の意味の 「vacans」 から生まれた語ですが,何が 〈空っぽ〉 かというと, 〈仕事を忘れて,頭を空っぽにして休養する〉 ことです。
で,この 「バカンス」 は, 19 世紀にフランスで,仕事からの解放を求めて労使交渉が始まり, 20 世紀の前半になって,ようやく,年間 2 週間の有給休暇が法律で保証されたことから言われるようになったことばです。そういう意味から言えば, 「バカンス」 は,労働者が勝ち取った当然の権利ということになります。
冗談と思うかもしれませんが、12月14日の週から3週間はもう休みがはじまっちゃうんですよ。
年末に向けて日本の人が仕事を追い込もうとしても、こっちはすでにお休みモードなので、全く会話になりません。
欧州人と仕事をするときは、休みの時期は、
めちゃくちゃ気を付けてくださいね!!!!!!!!
休暇に色々と予定を詰め込むのではなく、「スローライフ」をエンジョイしている欧州人。どっちのバカンスの過ごし方がいいですか?
また別の回でコロナの中で行ける国内旅行を紹介していきます。
今日の小ネタ
ベルギーではコンビニはないのですが、スーパーが小規模店舗を出しています。そんな小規模店舗でも、バゲットを含めたパンのラインナップが充実
どこまで好きなんだパン。
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