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はね駒

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1986年前期放映、ギャラクシー賞受賞の伝説的朝ドラ。見るたびに募る想いを徒然なるままに🌱
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#ドラマ

はね駒#133〜138 (朝ドラ)

はね駒#133〜138 (朝ドラ)

先週は、りん(斉藤由貴)と源造(渡辺謙)の夫婦喧嘩を中心にした、まさにホームドラマな展開だった。

リアルタイム放映時は、主役のりんに共感して見ていたが、今はその母やえ(樹木希林)に目がいく。やえのセリフに大きく頷いたり、表情につられて涙してしまう。歳のせいもあるのだろうか。

しかし、樹木希林は凄い。シリアスな演技で泣かせると同時に、コミカルな芝居では笑いを誘う。ちょっとした言い回しにも工夫があ

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はね駒#75、76 (再放送朝ドラ)

はね駒#75、76 (再放送朝ドラ)

先週今週と、主人公りんの妹・みつをメインに話が進んでいる。そしてとうとう、みつは亡くなってしまった。

農家に嫁ぎ、出産直前まで農作業に駆り出され、出産後も大切にされないまま、実家に返される。わが子を遠くからぼんやり見ただけで、一度もその手で抱くこともなく死んでいったのだ。

産後の肥立ちが悪かったことに加え、精神的ショックで死んだ彼女。嫁ぎ先に殺されたといっても間違いではない。ドラマだと解ってて

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はね駒#67〜70 (朝ドラ)

はね駒#67〜70 (朝ドラ)

今週のメインは、りんの妹・みつの出産前後。比較的裕福そうな農家に嫁いだみつ。里帰り出産に備えて、実家の女たちが楽しそうい産着やオムツを縫う様子は、見ていて和んだ。

いつ帰るのか待ちわびるりんが、みつの嫁ぎ先に様子を見に行くと、臨月なのに畑仕事をさせられていた!

今なら速攻連れ帰る、いやそんな事する妊婦はいないだろうが、当時はこれが普通なのか?しかも、嫁ぎ先から了承しないと里帰りもできないとは。

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はね駒 #50、51(ドラマ)によせて

はね駒 #50、51(ドラマ)によせて

松浪先生との別れを経験し、女学校では最上級生になったりん。前髪を上げて、少し成長した感を醸し出して3年振りに帰省する。懐かしさに浸る間も無く、妹・みつの縁談話が持ち上がる。

みつが、幼なじみの秀吉と井戸端で話すシーンは、伊勢物語の筒井筒を彷彿とさせる。だからこそ、結末を知っているだけに見ているのが辛かった。

縁談をまとめようと、熱心に口説く地元の駐在さん。嫁ぎ先は「士族の血を引く子ども産んで欲

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はね駒 #48(ドラマ)

はね駒 #48(ドラマ)

◆明治大正期に活躍した実在の女性記者をモデルにした、1986年放映のNHK朝ドラ。

現在BSで再放送されているのだが、主演の斉藤由貴が初々しいこと! 特に今朝は神回だったと思う。

苦手な英語を特別特訓してくれた女学校の松浪先生(沢田研二)に、恋心を抱くりん(斉藤由貴)。諸々の心労が重なり倒れた松浪を、退学も辞さない覚悟で完備する。

りんの母やえ(樹木希林)は、その様子を側で見守りつつ娘の親離

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