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私の推し、京都400年の老舗みすや針🪡

京都には、老舗の針屋さんがある。
日本で唯一の縫い針屋。
その名前は、みすや針。
手芸が趣味の私にとって、行ってみたかった聖地巡礼の場所の1つだ。

その歴史はなんと400年!
江戸時代初期には、今の場所にお店があったらしい。
その位置は、東海道五十三次の始発点、京都三条大橋。
この表現はホームページに書いてあったものだが、東海道五十三次をベースに説明するなんて初めて聞いた。
歴史みがすぎる。
今は18代当主とのこと。
すさまじい。
京都の歴史の厚さを感じる。

みすや針の針がいかにこだわっていて特別かを知ってほしい!
そこで、下にホームページに記載されている針の説明を引用してみた。
普通に流通している針とはこだわりぶりが全く違うのだ。

●針のお話あれこれ
針は小さな刃物です。
刀と同じように鉄を鍛えて作ります。

みすや針(和裁用の縫い針)の説明です。
【1】針先
針の先には見えない程度に角度をつけています。鋭くとがらせすぎて繊維を切断しないよう、繊維の間をくぐり抜ける配慮がされています。

【2】表面
研磨の工程でごく細かな縦筋をつけています。針が繊維を通るときの摩擦を減らし布通りをよくします。
メッキ加工は施しません。

【3】針穴
糸が引っかからず糸切れもしにくい丸穴が主流です。針穴の部分は胴部分より薄く、糸を通したときに針の太さと同じになるように仕上げています。

【4】強度
先の部分は硬め、針穴周辺は柔らかめ、胴部分は弾力を持たせるよう、独自の熱処理を施しております。このため、「みすや針」には弾力性があり「曲げたときに、一瞬曲がって折れる」という最も良い針の条件を満たしております。

【5】仕立て
針を手の上にのせ、針先、針穴、銅の傷、曲がり、硬度について1本ずつ検品します。

https://misuyabari.com/

どうだろうか?
こだわりがすごくない?
刀と同じように鉄を鍛えて作った針って!
しかも繊維を切断しない程度の鋭さの先端と、布の摩擦を減らすための縦筋って!
こだわりが細かい!
すごい!

今回は、キルトパッチワーク用の針と、飾りのまち針シャム猫とバラを購入した。
細かい。
可愛い。
裁縫道具をあけるのが楽しくなる。

お店にいる時に、別のお客さんも来て店主が接客していた。
中国人のお客さんらしかったが、店主は英語がペラペラでしっかり商品の説明をしていた。

こんなに扱っているものが伝統的なお店の当主(たぶん)でも、やはり今どき外国語力は必要なんだなぁ。
18代に至るまでの当主それぞれが、きっと時代に合った改革や努力を怠らなかったから400年も続いてるんだろうなぁ。
と感じて、ますますファンになった。


今日は毎日投稿60日目でした。

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